サインアーテック、大型LED-UVフラットベッドインクジェットプリンタ導入
2019年4月16日ケーススタディ
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フラットベッドIJプリンタが5台体制に〜生産性向上と超短納期対応実現
インクジェットによる超大型出力&加工を得意とする(株)サインアーテック(本社/埼玉県飯能市)は今年2月、増加する大型パネルなどへの出力に迅速対応するため、LED-UV硬化フラットベッドインクジェットプリンタ「JFX500-2131」(ミマキエンジニアリング)をフラットベッドプリンタの陣列に加えた。同機は2,100×3,100mmサイズに対応するため、これまでは外注していた超大型パネルの内製化を図るとともに、三×六判パネルを3面付けできるようになるなど大幅な生産効率化を実現。超短納期にも対応が可能になった。
サイン業界屈指のインクジェット設備を有する同社では、35台の最新鋭インクジェットプリンタが稼働。同社の山林資和専務は「月産2万平米のインクジェット出力が可能」と自社の生産キャパに自信を示す。
また、インクジェット出力だけでなく充実した後加工設備も同社の強みだ。広々とした加工フロアーには、大型対応の工業用ミシンをはじめ、各種ウェルダー、カッティングプロッター、マルチカッティングマシン、高速フィニッシングカッター、自動ハトメ打機など多様な後加工機を設備している。「後加工をさらに効率的に行うため、このほどこれまで社員の福利厚生施設として活用していた建物を第2工場とし、本社工場のインクジェット設備の一部を移動した。これにより後加工スペースにさらに余裕ができ、加工スペース不足の問題を解決した」(山林専務)。
全5台のウェルダー加工機のうち1台は大型幕専門で8mのジョイントが可能。このほか高周波ウェルダー、熱板式ウェルダー、ハイブリッド型ウェルダーを設備し、素材や仕上がりなど最終的な製品により使い分けているという。
また、カッティングマシンによりUVダイレクト印刷したパネルを好きな形にカッティングすることが可能。高精細で高速なカッティングを実現でき、山林専務は「大型の等身大パネルやPOPなどの製作に適している。当社は印刷から加工、発送まで一貫生産しているため、大幅な納期短縮とコスト削減を実現している」と一貫生産による強みをアピールする。
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