そして、特筆すべきは印刷テーブルにメッシュキットが装備されていることである。印刷前の追加セットアップ作業、印刷後のクリーニングは不要。プリントビームはX軸(前後方向)に動作可能で、クリック1つで通常の位置からメッシュ印刷ポジションへ移動する。移動後、ただちに印刷を開始することが可能だ。
大野社長は「この機能により、メッシュプリントにストレスフリーで移行できる。下にレシート紙のような巻紙が走っており、それがヘッドキャリッジと一緒に動いてインキを吸い取る仕組みとなっている。また、ロール紙の場合、どうしても搬送のズレが起きることがあるが、プリントヘッドの前後の動きによってこれも補正することができる」と説明する。さらに、450mm幅までなら固定してフラットベッドプリンタとして使用することもできるという。
また、プリントエリアのすぐ手前に「Light Box」を装備しており、バックリット出力の品質確認を即時に、また継続的に行うことが可能。この機能により、時間と材料の無駄を最小限に抑えることができる。大野社長は「裏からメディアに光を当てて印刷の状態を確認できる。48に分割された照明があり、必要なところだけを照らして透明や薄いメディアなども、その場で品質チェックすることができる」と説明する。Fespa2019の来場者からも「バックリットの印刷品質は、卓越したswissQprintクオリティだ」と高く評価されたようだ。
また、2本のロールメディアを同時に印刷する場合には、1.6m幅までのメディアを2本同時に出力し、生産性を2倍にできるデュアルロールオプションの装備が可能。ロールを固定するシャフトは2つのセクションに分かれており、それぞれが独立して稼働する。これにより、各ロールに最適なテンションが保たれ、印刷品質の向上に寄与することができる。大野社長は3.4m幅のメリットについて「幅いっぱいいっぱいにプリントできるため、カッティングの手間が省ける」と説明している。
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また、2本のロールメディアを同時に印刷する場合には、1.6m幅までのメディアを2本同時に出力し、生産性を2倍にできるデュアルロールオプションの装備が可能。ロールを固定するシャフトは2つのセクションに分かれており、それぞれが独立して稼働する。これにより、各ロールに最適なテンションが保たれ、印刷品質の向上に寄与することができる。大野社長は3.4m幅のメリットについて「幅いっぱいいっぱいにプリントできるため、カッティングの手間が省ける」と説明している。
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