キーワードで検索

swissQprint、初のロールtoロール専用機「Karibu」発表

独創的な機能の数々搭載〜サイン&ディスプレイショウで国内初公開

2019年7月19日ケーススタディ

 そして、特筆すべきは印刷テーブルにメッシュキットが装備されていることである。印刷前の追加セットアップ作業、印刷後のクリーニングは不要。プリントビームはX軸(前後方向)に動作可能で、クリック1つで通常の位置からメッシュ印刷ポジションへ移動する。移動後、ただちに印刷を開始することが可能だ。

 大野社長は「この機能により、メッシュプリントにストレスフリーで移行できる。下にレシート紙のような巻紙が走っており、それがヘッドキャリッジと一緒に動いてインキを吸い取る仕組みとなっている。また、ロール紙の場合、どうしても搬送のズレが起きることがあるが、プリントヘッドの前後の動きによってこれも補正することができる」と説明する。さらに、450mm幅までなら固定してフラットベッドプリンタとして使用することもできるという。

 また、プリントエリアのすぐ手前に「Light Box」を装備しており、バックリット出力の品質確認を即時に、また継続的に行うことが可能。この機能により、時間と材料の無駄を最小限に抑えることができる。大野社長は「裏からメディアに光を当てて印刷の状態を確認できる。48に分割された照明があり、必要なところだけを照らして透明や薄いメディアなども、その場で品質チェックすることができる」と説明する。Fespa2019の来場者からも「バックリットの印刷品質は、卓越したswissQprintクオリティだ」と高く評価されたようだ。

 また、2本のロールメディアを同時に印刷する場合には、1.6m幅までのメディアを2本同時に出力し、生産性を2倍にできるデュアルロールオプションの装備が可能。ロールを固定するシャフトは2つのセクションに分かれており、それぞれが独立して稼働する。これにより、各ロールに最適なテンションが保たれ、印刷品質の向上に寄与することができる。大野社長は3.4m幅のメリットについて「幅いっぱいいっぱいにプリントできるため、カッティングの手間が省ける」と説明している。

新着トピックス

dp_yamazen_ipa2023_photbook_rgb_tn.jpg

ヤマゼンコミュニケイションズ、VRの世界観を印刷物として提供

2024年1月26日企業・経営

 ヤマゼンコミュニケイションズ(株)(本社/栃木県宇都宮市、山本堅嗣宣社長)は、2023年度の「Innovation print Awards(以下、IPA)」において、「フォトブック...全文を読む

kodak_24ny_top_dp_tn.jpg

コダックジャパン、オフとデジタル両輪で印刷業界にコミット

2024年1月16日スペシャリスト

 ワールドワイドでコダックの事業全体の7〜8割を占める印刷関連事業。プレート、CTP機器、ワークフローを三位一体とするオフセット印刷事業と、「唯一無二」の尖った製品ポートフォリオを持つ...全文を読む

最新ニュース

jet-press-fp790_release_dp_tn.jpg

軟包装印刷向け水性インクジェットデジタルプレス「Jet Press FP790」発売

2024年3月26日

 富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)は、インクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズの新ラインアップとして、軟包装印刷市場を対象とした水性インクジェットプレス「J...全文を読む

富士フイルム、ワイドフォーマットIJ向け「AQUAFUZE技術」を開発

2024年3月26日

 富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)は、ワイドフォーマットインクジェットプリンター向けに、水性顔料インクジェットインク中に光硬化性樹脂を安定的に分散させる独自技術「AQUAFU...全文を読む

kodak_drupa-2024-booth_dp_tn.jpg

コダック、drupa2024でインクジェットとオフセットのソリューション展開

2024年3月25日

 コダック社は、5月28日から開催される「drupa2024」に出展し、印刷会社の生産性と収益性向上を支援するために設計されたデジタルテクノロジーと従来の印刷ソリューションを展示する(...全文を読む

swissQprint、初のロールtoロール専用機「Karibu」発表

独創的な機能の数々搭載〜サイン&ディスプレイショウで国内初公開

2019年7月19日ケーススタディ

  • twitter
  • facebook
  • line

 そして、特筆すべきは印刷テーブルにメッシュキットが装備されていることである。印刷前の追加セットアップ作業、印刷後のクリーニングは不要。プリントビームはX軸(前後方向)に動作可能で、クリック1つで通常の位置からメッシュ印刷ポジションへ移動する。移動後、ただちに印刷を開始することが可能だ。

 大野社長は「この機能により、メッシュプリントにストレスフリーで移行できる。下にレシート紙のような巻紙が走っており、それがヘッドキャリッジと一緒に動いてインキを吸い取る仕組みとなっている。また、ロール紙の場合、どうしても搬送のズレが起きることがあるが、プリントヘッドの前後の動きによってこれも補正することができる」と説明する。さらに、450mm幅までなら固定してフラットベッドプリンタとして使用することもできるという。

 また、プリントエリアのすぐ手前に「Light Box」を装備しており、バックリット出力の品質確認を即時に、また継続的に行うことが可能。この機能により、時間と材料の無駄を最小限に抑えることができる。大野社長は「裏からメディアに光を当てて印刷の状態を確認できる。48に分割された照明があり、必要なところだけを照らして透明や薄いメディアなども、その場で品質チェックすることができる」と説明する。Fespa2019の来場者からも「バックリットの印刷品質は、卓越したswissQprintクオリティだ」と高く評価されたようだ。

 また、2本のロールメディアを同時に印刷する場合には、1.6m幅までのメディアを2本同時に出力し、生産性を2倍にできるデュアルロールオプションの装備が可能。ロールを固定するシャフトは2つのセクションに分かれており、それぞれが独立して稼働する。これにより、各ロールに最適なテンションが保たれ、印刷品質の向上に寄与することができる。大野社長は3.4m幅のメリットについて「幅いっぱいいっぱいにプリントできるため、カッティングの手間が省ける」と説明している。

新着トピックス

新着ニュース

PAGE TOP