水性顔料インクによる軟包装IJ印刷にも挑戦
紙メディアが減少傾向にある中、シール・ラベルをはじめ、紙器・フィルムパッケージ印刷は、今後も成長が続くと予測されている。次回の「drupa2020」では、パッケージソリューションについて、多くの出展社から提案が行われるはず。
当社も昨年開催されたIGAS2018では、軟包装印刷向けフルカラーの水性インクジェットプリンター「MJP30AXF」を技術展示として紹介した。
軟包装印刷分野において当社は、すでに富士フイルムと協力して、窒素パージ技術で低臭気化を図った軟包装用のUVインクジェットデジタル印刷機を開発し、すでに導入実績もある。しかし、海外展開を考えたときにUVインク方式では、ワールドワイドでの安全基準に必ずしも合致できないこともある。その課題を解決する手法として当社は、水性顔料インクを採用した軟包装用インクジェット印刷機の開発に着手した。
技術開発を継続してユーザーニーズに対応
IGAS2018では、水性顔料インクを使用した軟包装印刷向けのインクジェットプリンターとして、品質や生産スピードに対し、評価を得ることができたと思う。しかし、グラビア印刷機の市場に参入するには、多くの課題が山積している。
現時点では、30インチ幅の仕様だが、それ以上の印刷幅の仕様や多種多様なメディアへの対応が求められるはず。もちろん、これらのニーズすべてを一気に解決することはできないが、しかし、その課題に真摯に向き合い、一歩ずつクリアしていくことが重要であり、それこそがミヤコシに課せられた使命であると考えている。
今後は、新たな市場としてダンボール印刷分野でインクジェット技術を応用した製品開発なども検討していきたい。現時点では、広幅メディアの対応などの課題があるが、印刷や搬送、加工などに技術的に問題はないと考えている。
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技術開発を継続してユーザーニーズに対応
IGAS2018では、水性顔料インクを使用した軟包装印刷向けのインクジェットプリンターとして、品質や生産スピードに対し、評価を得ることができたと思う。しかし、グラビア印刷機の市場に参入するには、多くの課題が山積している。
現時点では、30インチ幅の仕様だが、それ以上の印刷幅の仕様や多種多様なメディアへの対応が求められるはず。もちろん、これらのニーズすべてを一気に解決することはできないが、しかし、その課題に真摯に向き合い、一歩ずつクリアしていくことが重要であり、それこそがミヤコシに課せられた使命であると考えている。
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