FFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]
デジタル印刷特化でフルリニューアル
2024年12月23日企業・経営
-
会営業部門の来場が全体の4割
SDL西麻布のコンセプトは「発見」と「検証」。「発見」については、「実際に機械を『見て』『触れて』、お客様の声を『聴いて』、お客様に『寄り添って』、潜在ニーズを見つけ出すこと」をひとつのコンセプトとしている。
さらに「検証」については、今回新たな試みとして「デジタル印刷のコンシェルジュサービス」を実施している。印刷を知り尽くしたコンシェルジュを配置し、データ入稿から印刷、後加工の実践デモ、デジタル印刷のメリットを体験検証できるサービスとして展開していく考えだ。
オープンからおよそ5ヵ月。実際の運用では、印刷会社の営業部門の来場が全体の約4割を占めているという。
「従来は、製造部門のオペレータなどが多かったが、SDLには営業部門の方々の来場が多い。『クライアントからの要望でやむを得ず外注を強いられているジョブをどれくらい自社に取り込めるか』、そんな視点での相談が増えている。商印の会社ならば紙器パッケージやシールラベルなど。成果物までの加工を含めたビジネスのイメージをリアルに掴めるということで好評だ」(佐藤主任)
また、大橋課長も「機械を見に来るのではなく、クライアントの要望実現に向けた相談が多い」と語る。「印刷会社では、PODでできることはある程度イメージできているものの、実際のビジネスに落とし込むところで苦労している。SDLでは、実際の導入事例や具体的なサンプルを提示し、その加工方法までを説明することで、新事業を模索する印刷会社の背中を押すことができ、顧客の潜在的な要望を顕在化することもできる。ここがひとつの『発見』に繋がると考える」(大橋課長)
一方、デジタル特化のSDLを、オフセット印刷のリテラシーおよび顧客基盤を持つFFGSが展開することにも大きな意味がある。PODを起点とした相談やディスカッションの中で、オフセットとのカラーマネージメントの話、あるいは印刷診断の話にまで至るケースも多い。佐藤主任も「オフセットを知るFFGSが行うデジタル印刷の提案に大きな優位性がある」とし、「当社にとってSDLは、お客様の困り事や課題を発見するマーケティング的な機能もある。当社が持つ分野別ソリューションへ、あるいは将来のソリューションへと繋げるための橋渡しの場でもある」と説明する。
新着トピックス
富士フイルム、TOKYO PACKでブランドオーナーにデジタル印刷活用促す
2024年11月15日マーケティング
「もっと自由にパッケージ・オンデマンド」─富士フイルムグループは、10月23日から開催された「TOKYO PACK 2024(東京国際包装展)」において、富士フイルムが独自開発した幅...全文を読む
価値協創で新たな潮流|エイエイピー、Jet Press 750Sが新たなステージへ
2024年11月13日企業・経営
「人と、地域と、共鳴する。」〜さまざまなメディアを駆使したプロモーション支援を手がける(株)エイエイピー(本社/静岡市駿河区森下町3-6、土屋康一代表)は、同社内に組織された幅広い事...全文を読む
最新ニュース
日本HP、KADOKAWA「出版製造流通DXプロジェクト」を支援
2025年1月21日
(株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)は1月16日、(株)KADOKAWA(本社/東京都千代田区、夏野剛社長・CEO)の運営する埼玉県所沢市の大型文化複合施設「ところざわサ...全文を読む
2025年1月20日
ローランド ディー.ジー.(株)は、大判インクジェットプリンターTrueVISシリーズ「LG-640/540/300」と、DGXPRESSシリーズの「UG-642」で使用できる拡張テ...全文を読む
swissQprint、第5世代フラットベッド新モデル-生産性23%向上
2025年1月14日
swissQprintは、プラットフォームを全面的に刷新し、生産性、精度、アプリケーションの多用途性を新たなレベルへと引き上げたフラットベッド新世代モデルを発表した。新モデルは従来機...全文を読む
FFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]
デジタル印刷特化でフルリニューアル
2024年12月23日企業・経営
会営業部門の来場が全体の4割
SDL西麻布のコンセプトは「発見」と「検証」。「発見」については、「実際に機械を『見て』『触れて』、お客様の声を『聴いて』、お客様に『寄り添って』、潜在ニーズを見つけ出すこと」をひとつのコンセプトとしている。
さらに「検証」については、今回新たな試みとして「デジタル印刷のコンシェルジュサービス」を実施している。印刷を知り尽くしたコンシェルジュを配置し、データ入稿から印刷、後加工の実践デモ、デジタル印刷のメリットを体験検証できるサービスとして展開していく考えだ。
オープンからおよそ5ヵ月。実際の運用では、印刷会社の営業部門の来場が全体の約4割を占めているという。
「従来は、製造部門のオペレータなどが多かったが、SDLには営業部門の方々の来場が多い。『クライアントからの要望でやむを得ず外注を強いられているジョブをどれくらい自社に取り込めるか』、そんな視点での相談が増えている。商印の会社ならば紙器パッケージやシールラベルなど。成果物までの加工を含めたビジネスのイメージをリアルに掴めるということで好評だ」(佐藤主任)
また、大橋課長も「機械を見に来るのではなく、クライアントの要望実現に向けた相談が多い」と語る。
「印刷会社では、PODでできることはある程度イメージできているものの、実際のビジネスに落とし込むところで苦労している。SDLでは、実際の導入事例や具体的なサンプルを提示し、その加工方法までを説明することで、新事業を模索する印刷会社の背中を押すことができ、顧客の潜在的な要望を顕在化することもできる。ここがひとつの『発見』に繋がると考える」(大橋課長)
一方、デジタル特化のSDLを、オフセット印刷のリテラシーおよび顧客基盤を持つFFGSが展開することにも大きな意味がある。PODを起点とした相談やディスカッションの中で、オフセットとのカラーマネージメントの話、あるいは印刷診断の話にまで至るケースも多い。佐藤主任も「オフセットを知るFFGSが行うデジタル印刷の提案に大きな優位性がある」とし、「当社にとってSDLは、お客様の困り事や課題を発見するマーケティング的な機能もある。当社が持つ分野別ソリューションへ、あるいは将来のソリューションへと繋げるための橋渡しの場でもある」と説明する。
新着トピックス
-
竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信
2024年12月6日 企業・経営
-
奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞
2024年11月20日 企業・経営
-
富士フイルム、TOKYO PACKでブランドオーナーにデジタル印刷活用促す
2024年11月15日 マーケティング
-
価値協創で新たな潮流|エイエイピー、Jet Press 750Sが新たなステージへ
2024年11月13日 企業・経営
-
共同印刷工業(京都)、安定性の高さが決め手[Revoria Press PC1120導入事例]
2024年10月9日 ケーススタディ
新着ニュース
SNSランキング
- 84shares大阪印刷、同人誌印刷ビジネスで「圧倒的な画質」提供[AccurioJet KM-1e導入事例]
- 59sharesエプソン、印刷プロセスのデジタル化をリードするFiery社を完全子会社化
- 41sharesローランドDG、UVプリンターが紙器パッケージ製作に対応
- 39sharesSCREEN、Hunkeler Innovationdaysでインクジェットと後加工機の連携披露
- 39sharesミマキ、印刷脱色技術実用化でタペストリーのアップサイクル実現
- 36sharesエプソン、使いやすさと安定稼働を両立したエプソン初のDTF専用プリンター発売
- 33sharesFFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]
- 30shares独SDVグループ、PROSPER ULTRA 520プレス欧州初採用
- 25sharesSCREEN GA、高速連帳IJの次世代モデル「Truepress JET 520NX AD」発売
- 25shares富士フイルムBI、1パス5色印刷を可能にしたミドルレンジモデルを発売