キーワードで検索

コニカミノルタ、進化したB2インクジェット「AccurioJet 30000」発売

印刷工程の生産性最大化と高品質を実現

2025年4月25日ニュース

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長)は、B2サイズHS-UVインクジェット印刷機 「AccurioJet(アキュリオジェット)30000」 を今年度上期内に世界各国で順次発売(予定)する。
AccurioJet 30000 
 AccurioJet 30000は、2016年の発売以来、市場から高く評価され、累計350台以上を販売したAccurioJet KM-1/KM-1eシリーズの後継機。「drupa2024」では、コニカミノルタのデジタル印刷機のフラッグシップとしてAccurioJet 60000を初出展し、来場者から高い関心を集めていた。今回、B2サイズHS-UVインクジェット印刷機にAccurioJet 60000とAccurioJet 30000の2機種のラインアップを揃え、印刷会社のニーズに応じた機種選択を可能にすることで、アナログ印刷からデジタル印刷への本格的な移行を加速させていく。
 
 AccurioJet 30000は、AccurioJet KM-1/KM-1eシリーズで市場から高評価を得た独自のHS-UVインクを踏襲しつつ、生産性を向上する新機能を搭載することで「印刷工程全体の生産性最大化」「印刷に携わるプロフェッショナルが認める高品質」「印刷会社の労働環境の改善」という3つの価値を提供する。
 
 RIP時間を削減する新規機能を搭載し、処理負荷の高いデータでも中断せずに印刷が可能。また、Pre-RIP機能の活用により、印刷ジョブのRIPを前日の夜間や隙間時間などに実施しておくことで、印刷時の待機時間がなくなり、生産性の低下を防ぐことができる。さらに、独自のHS-UVインクの採用により、一般的な水系インクジェットとは異なり、インクの乾燥工程が不要なので、ダウンタイムのない自動両面印刷や後加工へのスムーズな移行を可能とする。加えて同機は、印刷工程全体の生産性を向上し、大量の小ロットジョブや短納期のジョブにも効率的に対応。これにより印刷工程全体の生産性最大化を提供する。
 
 また、AccurioJet KM-1/KM-1eで高い評価を得ている同社独自のHS-UVインクによるDot Freeze Technologyを採用。水系インクジェットに比べ、ドット形状のゆがみや色滲みを大幅に軽減できる。さまざまな印刷用紙に、特別なプレコートなしで直接印刷できるため、印刷媒体表面の面質、風合いを損なわずに、光沢や凹凸がある用紙やプラスチックメディアなどにも印刷が可能。また、HS-UVインクジェットでは熱定着や乾燥工程がないため、紙の波打ちやカールなどが発生しない。また、従来機で高評価であったHDモードも搭載。粒状性やツヤ感などの表現力を増すことで、人物の肌や陶器などの滑らかさをリアルに再現する。これらの機能により、印刷に携わるプロフェッショナルが認める高品質を追求し、印刷会社にとっての顧客満足度と信頼を高めてくれる。
 
 さらに同機は、検査の負荷を軽減し、品質を高めるQuality Inspection Unitを新たに搭載。従来、目視による非常に細かいスジや汚れの検査は、相当な時間と技術を要するため、オペレーターの負担が大きく、またオペレーターによって精度が異なる課題があった。しかし、Quality Inspection Unitにより、印刷中に自動で精度の高い全数検査を行うことで、検査工程の手間と時間を大幅に削減することを可能としている。
Quality Inspection Unit活用による作業内容改善と時間短縮のイメージ 
 また、独自の顧客サポートソリューションDr.KM-1は、印刷機の状態をリモートで分析し、プロアクティブなメンテナンスにより、常に安定したコンディションを維持し、現場での時間効率を最大化する。これにより同機は、熟練した技術や経験を持たないオペレーターでも快適な作業を可能とする各種支援機能により、印刷会社の労働環境を改善する。

最新ニュース

parachute_dijital_20250630_tn.jpg

パラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始

2025年7月1日

 パラシュート(株)(東京都世田谷区、兵藤伊織社長)は2025年7月1日から、SaaSプラットフォームをベースとしたデジタル暗号化技術サービス(DET Service)の提供を開始した...全文を読む

dp_podi_labelexpo2025_20250625_tn.jpg

PODi、「Labelexpo Europe 2025」視察ツアーの参加者募集開始

2025年6月25日

 (一社)PODi(荒井純一代表理事)は、ラベル・パッケージ業界の世界最大級の展示会「Labelexpo Europe 2025」視察ツアーの参加者募集を開始した。  LABELEXP...全文を読む

dp_accuriopress_c7100_enhanced_20250625_tn.jpg

コニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売

2025年6月25日

 コニカミノルタジャパン(株)(本社/東京都港区、一條啓介社長)は、高画質及び多彩な用紙への対応力と、自動品質最適化ユニットで評価を得ているデジタル印刷システム「AccurioPres...全文を読む

dp_direct_to_shape_printing_system_20250625_tn.jpg

エプソン、立体物への直接印刷を可能にする「Direct to Shape Printing System」発表

2025年6月25日

 セイコーエプソン(株)は、海外では初出展となる、立体物への直接印刷を可能にする「Direct to Shape Printing System」を、6月24日から27日にドイツ、メッ...全文を読む

dp_pns_revoria_xmf_pressready_20250609_tn.jpg

パラシュート、次世代型MIS「PNS」にメーカーワークフローソフトウェア連携機能を追加

2025年6月11日

 パラシュート(株)(東京都世田谷区、兵藤伊織社長)は6月9日から、印刷業務の基幹システム「Print Navigator System」(プリントナビゲーターシステム、以下PNS)に...全文を読む

新着トピックス

リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]

2025年6月27日ケーススタディ

 「アイデア什器」の(株)リンクス(本社/岐阜県関市倉知2639-1、吉田哲也社長)は昨年11月、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(厚紙仕様)...全文を読む

accuriopress_c14010s_20250529_tn.jpg

コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開

2025年6月4日製品・テクノロジー

 コニカミノルタジャパン(株)は、デジタルカラー印刷システムの最上位機種「AccurioPress(アキュリオプレス) C14010シリーズ」の発売を記念して4月23・24日の2日間、...全文を読む

ohmura_revoriapress_pc1120_tn_dp.jpg

大村印刷、特殊トナーと用紙対応力で小ロット・高付加価値ニーズに対応

2025年5月8日ケーススタディ

 山口県を拠点に、印刷を中心とした情報ソリューション事業を展開する大村印刷(株)(本社/山口県防府市西仁井令1-21-55、河内和明社長)は2022年2月、富士フイルムのプロダクション...全文を読む

コニカミノルタ、進化したB2インクジェット「AccurioJet 30000」発売

印刷工程の生産性最大化と高品質を実現

2025年4月25日ニュース

  • twitter
  • facebook
  • line

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長)は、B2サイズHS-UVインクジェット印刷機 「AccurioJet(アキュリオジェット)30000」 を今年度上期内に世界各国で順次発売(予定)する。
AccurioJet 30000 
 AccurioJet 30000は、2016年の発売以来、市場から高く評価され、累計350台以上を販売したAccurioJet KM-1/KM-1eシリーズの後継機。「drupa2024」では、コニカミノルタのデジタル印刷機のフラッグシップとしてAccurioJet 60000を初出展し、来場者から高い関心を集めていた。今回、B2サイズHS-UVインクジェット印刷機にAccurioJet 60000とAccurioJet 30000の2機種のラインアップを揃え、印刷会社のニーズに応じた機種選択を可能にすることで、アナログ印刷からデジタル印刷への本格的な移行を加速させていく。
 
 AccurioJet 30000は、AccurioJet KM-1/KM-1eシリーズで市場から高評価を得た独自のHS-UVインクを踏襲しつつ、生産性を向上する新機能を搭載することで「印刷工程全体の生産性最大化」「印刷に携わるプロフェッショナルが認める高品質」「印刷会社の労働環境の改善」という3つの価値を提供する。
 
 RIP時間を削減する新規機能を搭載し、処理負荷の高いデータでも中断せずに印刷が可能。また、Pre-RIP機能の活用により、印刷ジョブのRIPを前日の夜間や隙間時間などに実施しておくことで、印刷時の待機時間がなくなり、生産性の低下を防ぐことができる。さらに、独自のHS-UVインクの採用により、一般的な水系インクジェットとは異なり、インクの乾燥工程が不要なので、ダウンタイムのない自動両面印刷や後加工へのスムーズな移行を可能とする。加えて同機は、印刷工程全体の生産性を向上し、大量の小ロットジョブや短納期のジョブにも効率的に対応。これにより印刷工程全体の生産性最大化を提供する。
 
 また、AccurioJet KM-1/KM-1eで高い評価を得ている同社独自のHS-UVインクによるDot Freeze Technologyを採用。水系インクジェットに比べ、ドット形状のゆがみや色滲みを大幅に軽減できる。さまざまな印刷用紙に、特別なプレコートなしで直接印刷できるため、印刷媒体表面の面質、風合いを損なわずに、光沢や凹凸がある用紙やプラスチックメディアなどにも印刷が可能。また、HS-UVインクジェットでは熱定着や乾燥工程がないため、紙の波打ちやカールなどが発生しない。また、従来機で高評価であったHDモードも搭載。粒状性やツヤ感などの表現力を増すことで、人物の肌や陶器などの滑らかさをリアルに再現する。これらの機能により、印刷に携わるプロフェッショナルが認める高品質を追求し、印刷会社にとっての顧客満足度と信頼を高めてくれる。
 
 さらに同機は、検査の負荷を軽減し、品質を高めるQuality Inspection Unitを新たに搭載。従来、目視による非常に細かいスジや汚れの検査は、相当な時間と技術を要するため、オペレーターの負担が大きく、またオペレーターによって精度が異なる課題があった。しかし、Quality Inspection Unitにより、印刷中に自動で精度の高い全数検査を行うことで、検査工程の手間と時間を大幅に削減することを可能としている。
Quality Inspection Unit活用による作業内容改善と時間短縮のイメージ 
 また、独自の顧客サポートソリューションDr.KM-1は、印刷機の状態をリモートで分析し、プロアクティブなメンテナンスにより、常に安定したコンディションを維持し、現場での時間効率を最大化する。これにより同機は、熟練した技術や経験を持たないオペレーターでも快適な作業を可能とする各種支援機能により、印刷会社の労働環境を改善する。

新着ニュース

新着トピックス

PAGE TOP