キーワードで検索

ミマキ、UJF-7151plus用UV硬化メタリックインク「MUH-100-Si」開発

プリント物に直接メタリックインクを塗布することが可能に

2019年1月23日ニュース

 (株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)は、UJF-7151plusに搭載可能なUV硬化メタリックインク「MUH-100-Si」の販売を2月から開始する。

 同社は、「次世代を創造する、デジタルプリントの新技術」をテーマに、従来のUVインクジェットプリンタによるグラフィック表現の枠を超えた高付加価値プリント技術「Surface Imaging」を提案している。なかでも、グリッター(キラキラとした細かい金粉や銀粉、またはメタリックの粒)や箔を使ったメタリック表現はプリント物に高級感や特別感を与えることができる手法だが、その反面プリント後に手作業でメタリック加工を行う必要があるため作業者の負担にもなっていた。

 今回新たに開発したUV硬化メタリックインク「MUH-100-Si」は、特殊な光輝性顔料をインク内に配合することで、従来は別工程として必要だったグリッター塗布や箔転写処理を行わずに、プリント物に直接メタリックインクを塗布することが可能になる。また、「Surface Imaging」で培ったプリント技術を生かすことで、グロス/マット調の打ち分け、立体感のあるテクスチャ表現、さらにはメタリックインクの上にカラーインクをプリントしてカラーメタリック表現が行えるなど、プリント物に対してより高い付加価値を与えることができる。

 また、極小ロットのノベルティ、グッズなどの成形品はもちろんのこと、紙器、フィルム対して直接メタリックプリントを行うことができるため、幅広い用途で活用できる。

 なお、価格は200mlで3万円(税別)。

主な特長

グロス/マット調に打ち分けるプリント技術「MMC」
 「MCC(Mimaki Clear Control)」で培ったクリアインクの打ち分け技術を展開することで、1種類のメタリックインクをグロス/マット調に打ち分ける「MMC(Mimaki Metallic Control)」を開発。光沢感があり、鏡面仕上げのような美しいグロス調プリント、光を乱反射させることで光沢感を抑えつつもギラギラとした印象を与えるマット調プリントを使い分けることで、表現領域の幅が広がる。
グロス調(左)とマット調

立体感のあるテクスチャ表現
 プリント対象にインクが付着した瞬間にUV光で硬化させるため、インクの吐出濃度を変えることで、簡単にテクスチャをプリントできる。
テクスチャ表現

フルカラーのメタリック表現
 メタリックインクの上にカラーインクを重ねてプリントすることで、カラーメタリックが表現できる。デザインによってメタリック、カラー、カラーメタリックと組み合わせて使い分けることで表現の幅が広がる。
メタリック表現

最新ニュース

jet-press-fp790_release_dp_tn.jpg

軟包装印刷向け水性インクジェットデジタルプレス「Jet Press FP790」発売

2024年3月26日

 富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)は、インクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズの新ラインアップとして、軟包装印刷市場を対象とした水性インクジェットプレス「J...全文を読む

富士フイルム、ワイドフォーマットIJ向け「AQUAFUZE技術」を開発

2024年3月26日

 富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)は、ワイドフォーマットインクジェットプリンター向けに、水性顔料インクジェットインク中に光硬化性樹脂を安定的に分散させる独自技術「AQUAFU...全文を読む

kodak_drupa-2024-booth_dp_tn.jpg

コダック、drupa2024でインクジェットとオフセットのソリューション展開

2024年3月25日

 コダック社は、5月28日から開催される「drupa2024」に出展し、印刷会社の生産性と収益性向上を支援するために設計されたデジタルテクノロジーと従来の印刷ソリューションを展示する(...全文を読む

dp_tpj560hdx_drupa2024_tn.jpg

SCREEN GA、「Creating A Future In Print 〜Tech x Irodori〜」テーマにdrupa2024に出展

2024年3月15日

 (株)SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA)は、5月28日から6月7日までドイツ・ デュッセルドルフにおいて開催される国際印刷・メディア産業展「drupa 2...全文を読む

true-blue-textile_dp_tn.jpg

京セラ、繊維・アパレル業界の社会課題解決へ - TRUE BLUE TEXTILEプロジェクト始動

2024年3月15日

 京セラ(株)(谷本秀夫社長)は、繊維・アパレル業界の水質汚染などの社会課題の解決に貢献するため、水の使用量を極限まで削減したインクジェット捺染プリンター「FOREARTH」(フォレア...全文を読む

新着トピックス

osakainsatsu_hp_indigo_24_dp_tn.jpg

大阪印刷、6台のIndigoで急成長する同人誌印刷ビジネス〜選ばれる「デジオフ品質」

2024年2月21日ケーススタディ

 同人誌印刷ビジネスで急成長を遂げる大阪印刷(株)(大阪市西淀川区御幣島5-5-23、根田貴裕社長)。昨年11月に延床面積で旧社屋の3倍相当となる新社屋に移転し、この工場では6台の「H...全文を読む

dp_sunm_trophy_tn.jpg

サンエムカラー、8K印刷をJet Press 750Sで再現

2024年2月14日企業・経営

 豊富に蓄積した印刷技術を組み合わせながら夢と感動をクライアント、さらにはエンドユーザーに伝える「芸術の工業化」に取り組んでいる(株)サンエムカラー(本社/京都府京都市)は、2023年...全文を読む

dp_yamazen_ipa2023_photbook_rgb_tn.jpg

ヤマゼンコミュニケイションズ、VRの世界観を印刷物として提供

2024年1月26日企業・経営

 ヤマゼンコミュニケイションズ(株)(本社/栃木県宇都宮市、山本堅嗣宣社長)は、2023年度の「Innovation print Awards(以下、IPA)」において、「フォトブック...全文を読む

ミマキ、UJF-7151plus用UV硬化メタリックインク「MUH-100-Si」開発

プリント物に直接メタリックインクを塗布することが可能に

2019年1月23日ニュース

  • twitter
  • facebook
  • line

 (株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)は、UJF-7151plusに搭載可能なUV硬化メタリックインク「MUH-100-Si」の販売を2月から開始する。

 同社は、「次世代を創造する、デジタルプリントの新技術」をテーマに、従来のUVインクジェットプリンタによるグラフィック表現の枠を超えた高付加価値プリント技術「Surface Imaging」を提案している。なかでも、グリッター(キラキラとした細かい金粉や銀粉、またはメタリックの粒)や箔を使ったメタリック表現はプリント物に高級感や特別感を与えることができる手法だが、その反面プリント後に手作業でメタリック加工を行う必要があるため作業者の負担にもなっていた。

 今回新たに開発したUV硬化メタリックインク「MUH-100-Si」は、特殊な光輝性顔料をインク内に配合することで、従来は別工程として必要だったグリッター塗布や箔転写処理を行わずに、プリント物に直接メタリックインクを塗布することが可能になる。また、「Surface Imaging」で培ったプリント技術を生かすことで、グロス/マット調の打ち分け、立体感のあるテクスチャ表現、さらにはメタリックインクの上にカラーインクをプリントしてカラーメタリック表現が行えるなど、プリント物に対してより高い付加価値を与えることができる。

 また、極小ロットのノベルティ、グッズなどの成形品はもちろんのこと、紙器、フィルム対して直接メタリックプリントを行うことができるため、幅広い用途で活用できる。

 なお、価格は200mlで3万円(税別)。

主な特長

グロス/マット調に打ち分けるプリント技術「MMC」
 「MCC(Mimaki Clear Control)」で培ったクリアインクの打ち分け技術を展開することで、1種類のメタリックインクをグロス/マット調に打ち分ける「MMC(Mimaki Metallic Control)」を開発。光沢感があり、鏡面仕上げのような美しいグロス調プリント、光を乱反射させることで光沢感を抑えつつもギラギラとした印象を与えるマット調プリントを使い分けることで、表現領域の幅が広がる。
グロス調(左)とマット調

立体感のあるテクスチャ表現
 プリント対象にインクが付着した瞬間にUV光で硬化させるため、インクの吐出濃度を変えることで、簡単にテクスチャをプリントできる。
テクスチャ表現

フルカラーのメタリック表現
 メタリックインクの上にカラーインクを重ねてプリントすることで、カラーメタリックが表現できる。デザインによってメタリック、カラー、カラーメタリックと組み合わせて使い分けることで表現の幅が広がる。
メタリック表現

新着ニュース

新着トピックス

PAGE TOP