「パーソナライズDM」は生活者に受容される傾向に
トッパン・フォームズ調べ|開封・閲覧するかどうかの判断は「5秒以内」
2020年7月15日ニュース
-
トッパン・フォームズ(株)は、生活者の意識とダイレクトメール(DM)を取り巻く実態や時系列変化から見えるトレンドの定点的な把握を目的に、2014年、2016年および2018年に続き、生活者のDMに関わる行動についての自主調査を実施(調査結果の詳細レポート)。今回の調査結果からは、年齢や性別、購入履歴などに基づいて最適化されたDM(パーソナライズDM)は年々生活者に受容される傾向にあるということに加え、生活者がDMを開封・閲覧するかどうかの判断は「5秒以内」に行われることや、情報の特性ごとに閲覧したい媒体が異なることが分かった。
パーソナライズDMは一般的に受容される傾向にある。「好ましいと思わない」と回答したのは2018年調査から約11%減少し19.3%となっている。パーソナライズDMの受容率の上昇については、インターネット通販の購入履歴や検索履歴に基づいた内容が表示されることやリターゲティング広告の広がりなどにより、生活の中で「おすすめ情報」に触れる機会が多くなっていることが要因と推察される。
消費者それぞれの好みがあらゆる場面で反映される時代になり、消費者側もそれを「おすすめ情報」として便利に利用することで、これまで根強くあった抵抗感が低減している表れだと推察される。
一方、生活者の約7割がDMを開封するかどうかの判断を「5秒以内」に行っていることが分かった。このうち、12.7%が「1秒以内」、33.5%が「2〜3秒」以内と、生活者が判断に要する時間は非常に短く、初めて視界に入った際に印象に残るかどうかが開封されるかどうかの鍵となると考えられる。
また、今回の調査で、開封するかどうかの判断になるのは「差出企業名」が7割以上で、とくに50代以上の年配層でその傾向が顕著に表れた。そして、2位が「内容そのもの(商品・サービスなど)」、3位が「プレゼント・特典」という結果に。手に取られた瞬間に、「どこの企業から、何のお知らせが届いたのか」をいかに直感的に伝えるかが重要ということが分かる。
さらに、紙媒体とWeb媒体のどちらで閲覧したいかについては、掲載内容により大きく差が出ることが分かった。保守・契約更新のお知らせや商品カタログなど複数人で閲覧するものは半数以上が紙媒体で閲覧したいと回答した一方、会員ポイント関連のお知らせや広告期間が短いものは、共に約7割の方がPCやスマートフォンを使用して見るWeb媒体で閲覧したいと考えている。
最新ニュース
京セラ、コート紙への印刷可能〜商業用インクジェットプリンター新製品展示
2024年4月17日
京セラドキュメントソリューションズ(株)(安藤博教社長)は、「drupa2024」に出展し、「Small footprint,big potential」をコンセプトに、商業用・産業...全文を読む
モリサワ、初の和文バリアブルフォント「DriveFlux」発表
2024年4月17日
(株)モリサワ(森澤彰彦社長)は、2024年度の新書体として、同社初となる和文バリアブルフォント「DriveFlux(ドライブフラックス/仮称)」を開発中であることを発表した。 「...全文を読む
富士フイルムBI、高精細な画質と高速印刷を両立するプリントヘッドの駆動技術を新開発
2024年4月16日
富士フイルムビジネスイノベーション(株)(本社/東京都港区、浜直樹社長・CEO)は、商業印刷用の高速ロール紙カラーインクジェットプリンター向けに、1,200×1,200dpiの解像度...全文を読む
富士フイルム、drupa2024で商印向け連帳IJプリンター「Jet Press 1160CFG」公開
2024年4月4日
富士フイルムグループは、drupa2024 において世界展開する商業印刷向け連帳インクジェットプリンター「Jet Press 1160CFG」を初出展する。 同社は、1970年代後半...全文を読む
富士フイルム、世界初の乾式トナーB2枚葉デジタルプレスを欧州初展示
2024年4月4日
富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)はdrupa2024に出展し、世界初の乾式トナー方式によるB2サイズ枚葉デジタルプレス「Revoria Press GC12500」を欧州...全文を読む
新着トピックス
2024年4月5日マーケティング
富士フイルムグラフィックソリューションズ(株)(山田周一郎社長、以下「FFGS」)が、印刷DXの支援活動を強化している。同活動は、製造現場を可視化・分析することで課題を抽出し、QCD...全文を読む
テクノロール、純国産機の「安心」提供[A3ノビサイズ枚葉コーター機]
2024年4月4日製品・テクノロジー
印刷用ゴムロールおよび関連資材メーカーのテクノロール(株)(本社/大阪府和泉市テクノステージ3-4-5、畑中一辰社長)が開発したA3ノビサイズ対応の枚葉コーター機「TEC COATE...全文を読む
2024年4月3日スペシャリスト
コダックジャパンは、日本市場において「効率性」にフォーカスした「頁物印刷」と、郵便料金改定とSDGsを起点とした「パーソナライズDM」という2つの市場に向けたインクジェットプリンティ...全文を読む
「パーソナライズDM」は生活者に受容される傾向に
トッパン・フォームズ調べ|開封・閲覧するかどうかの判断は「5秒以内」
2020年7月15日ニュース
トッパン・フォームズ(株)は、生活者の意識とダイレクトメール(DM)を取り巻く実態や時系列変化から見えるトレンドの定点的な把握を目的に、2014年、2016年および2018年に続き、生活者のDMに関わる行動についての自主調査を実施(調査結果の詳細レポート)。今回の調査結果からは、年齢や性別、購入履歴などに基づいて最適化されたDM(パーソナライズDM)は年々生活者に受容される傾向にあるということに加え、生活者がDMを開封・閲覧するかどうかの判断は「5秒以内」に行われることや、情報の特性ごとに閲覧したい媒体が異なることが分かった。
パーソナライズDMは一般的に受容される傾向にある。「好ましいと思わない」と回答したのは2018年調査から約11%減少し19.3%となっている。パーソナライズDMの受容率の上昇については、インターネット通販の購入履歴や検索履歴に基づいた内容が表示されることやリターゲティング広告の広がりなどにより、生活の中で「おすすめ情報」に触れる機会が多くなっていることが要因と推察される。
消費者それぞれの好みがあらゆる場面で反映される時代になり、消費者側もそれを「おすすめ情報」として便利に利用することで、これまで根強くあった抵抗感が低減している表れだと推察される。
一方、生活者の約7割がDMを開封するかどうかの判断を「5秒以内」に行っていることが分かった。このうち、12.7%が「1秒以内」、33.5%が「2〜3秒」以内と、生活者が判断に要する時間は非常に短く、初めて視界に入った際に印象に残るかどうかが開封されるかどうかの鍵となると考えられる。
また、今回の調査で、開封するかどうかの判断になるのは「差出企業名」が7割以上で、とくに50代以上の年配層でその傾向が顕著に表れた。そして、2位が「内容そのもの(商品・サービスなど)」、3位が「プレゼント・特典」という結果に。手に取られた瞬間に、「どこの企業から、何のお知らせが届いたのか」をいかに直感的に伝えるかが重要ということが分かる。
さらに、紙媒体とWeb媒体のどちらで閲覧したいかについては、掲載内容により大きく差が出ることが分かった。保守・契約更新のお知らせや商品カタログなど複数人で閲覧するものは半数以上が紙媒体で閲覧したいと回答した一方、会員ポイント関連のお知らせや広告期間が短いものは、共に約7割の方がPCやスマートフォンを使用して見るWeb媒体で閲覧したいと考えている。
新着ニュース
-
京セラ、コート紙への印刷可能〜商業用インクジェットプリンター新製品展示
2024年4月17日 ニュース
-
モリサワ、初の和文バリアブルフォント「DriveFlux」発表
2024年4月17日 ニュース
-
富士フイルムBI、高精細な画質と高速印刷を両立するプリントヘッドの駆動技術を新開発
2024年4月16日 ニュース
-
富士フイルム、drupa2024で商印向け連帳IJプリンター「Jet Press 1160CFG」公開
2024年4月4日 ニュース
-
富士フイルム、世界初の乾式トナーB2枚葉デジタルプレスを欧州初展示
2024年4月4日 ニュース
新着トピックス
SNSランキング
- 93sharesサンエムカラー、8K印刷をJet Press 750Sで再現
- 76sharesジップ、年間3億通を封入発送〜独自のダイレクトマーケティング事業展開
- 42sharesエイエイピー、「デジタル×紙」でイベント事業の高付加価値化へ[バリアブル印刷ソフトFormMagic採用事例]
- 39sharesSCREEN GA、「Creating A Future In Print 〜Tech x Irodori〜」テーマにdrupa2024に出展
- 38sharesFFGS、製造現場の可視化・分析で印刷DXを支援
- 30shares富士フイルムBI、DX実証の場へと進化した「Future Edge」
- 29sharesエプソン、機能性インクを搭載したMonna Lisaシリーズの新機種発売
- 27shares軟包装印刷向け水性インクジェットデジタルプレス「Jet Press FP790」発売
- 25sharesブラザー、水性顔料ラテックスインクを搭載した大判プリンター「WF1-L640」発売
- 25sharesコダック、drupa2024でインクジェットとオフセットのソリューション展開