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コニカミノルタ、共創プラットフォーム「AccurioDX」の運用開始

2022年7月15日ニュース

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長)は7月7日、デジタル印刷で人と企業のコミュニケーションを革新する共創プラットフォーム「AccurioDX(アキュリオディーエックス)」を立ち上げた。
「AccurioDX」は、多様なプレイヤーが参加できる共創プラットフォーム
 AccurioDXは、印刷を発注したいと考える全ての人や企業、印刷会社、物流会社、ソリューションプロバイダーといった多様なプレイヤーが参加できるプラットフォーム。参加する人々の専門性やアイデアでデジタル印刷ならではの価値を共創し、新たな市場拡大を目指していくもの。デジタル印刷の特長の一つに、印刷物の内容や受け取るタイミングを、受け手一人一人に合わせることができるパーソナライズがあり、この方法をダイレクトメールやチラシに導入することで、より効果的な販促活動が期待できる。しかし、その導入には企画、データマネジメント、物流などで生じる手間やコスト、効果測定のノウハウの不足が課題となっていた。

 コニカミノルタは、AccurioDXによる共創で、パーソナライズされた印刷物の発注工程の簡易化と効果測定を実現。この効果測定では、マーケティング活動における顧客満足度向上への効果を可視化することができる。また、パーソナライズされた印刷物は必要な情報を必要な人だけに届けることができ、限られた資源の有効活用やCO2削減にも貢献する。

 AccurioDXでは、新たな共創を始めるための「価値共創プログラム」を運用している。このプログラムでは印刷発注者を起点として、コニカミノルタがともにマーケティング活動のコミュニケーション手段をデザインし、プログラムに参加している様々なパートナーとともに、共創の連鎖を生みだすことを目指している。すでに20社以上の企業が「価値共創プログラム」に参加しており、共創活動を実践している。ここから創りだされる大小のソリューションの組み合わせがAccurioDXを構成し、応用によって広く展開されていく。
デジタル印刷で人と企業のコミュニケーションを革新
 コニカミノルタは、eコマース事業者と物流倉庫の双方をつないで共創の場を構築し、パーソナライズチラシの同梱でWebアクセス率を短期間で1.67倍に向上させるという販促施策を実現している。

 冷凍おかずの定期便サービス「三ツ星ファーム」を展開するイングリウッド社は、顧客の好みやライフスタイルに合わせてメニューをカスタマイズして商品を配送しているが、安定的に注文を確保するためには、より顧客に魅力的な提案が必要と考えていた。パーソナライズされた印刷物を商品に同梱する案はあったが、過去の注文履歴に連動した印刷データ生成の手間や印刷物を同梱する物流倉庫での作業が煩雑になることが予想され、実施に踏み切れずにいた。

 一方、物流企業のアイズ社は、同梱物の種類を増やしたいというクライアントからの要望に対して、作業負荷を増やさず、かつ作業スピードを損なわずにミスのない同梱、検品を実現するための具体的な方策を探していた。

 そこでコニカミノルタは両社に共創活動を提案し、販促企画、梱包物流双方の印刷利用に関わる課題に向き合い、ともに効率的な作業手順の検討や、販促施策効果を検証。その結果、自動化システムと人的オペレーション双方の活用で、冷凍おかず発送時のパーソナライズ印刷物同梱を構想から3ヵ月という短期間で実現した。さらに、印刷されたQRコードからのWebサイトアクセス率が従来の1.67倍に向上したという効果を立証することで、eコマース事業者と利用者との新たなコミュニケーション手段を確立することができた。

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