「切る」から「彫る」へー。技術革新が進んだ今、レーザー加工機は従来のカッティングプロッターとは比較にならないほどのハイクオリティとスピードで加工が可能になっており、様々な分野で活用が進んでいる。もちろん、パッケージ業界も例外ではない。昨今では「焦げる」などの紙へのダメージの課題も解消され、もはやレーザー加工機は高付加価値のパッケージ生産に欠かすことができない存在であると言えるだろう。そこで今回、紙や軟包装、シールなど、印刷・関連業界へのレーザー加工機納入で国内トップシェアを誇るコムネット(株)(本社/神戸市中央区港島南町7-2-10)の五十嵐晃治社長に新時代のレーザー加工機の魅力について語ってもらった。

汎用機メーカーと最高級メーカーのレーザー加工機を取り扱い
当社はもともとソフトウェアの会社であり、印刷関係ではパッケージ設計用のCADソフトウェア「BOX-VELLUM(ボックスベラム)」を15年前にリリースしたのが業界とのお付き合いのスタートになる。
当初は、ソフトウェアと一緒にカッティングプロッターを販売していたが、海外の某プロッターメーカーから、レーザー加工機を作ったので日本市場で販売して欲しいとの話があった。レーザー加工機の存在は知っていたが、国内でのレーザー加工機の販売は苦戦していると聞いており、簡単に売れるものではないと思っていた。
しかし実際にレーザー加工機を見に行ったところ、「切る」というカッティングとしての使い方ではなく、「彫る」という彫刻としての使い方ができることが分かり、これは面白いと思い、1999年から取り扱いを開始した。
それから18年、様々なレーザー加工機メーカーが出てくる中、当社では現在、GCCという台湾のメーカーとイタリアのSEIという2つのメーカーのレーザー加工機を取り扱っている。
GCCは汎用的なレーザー加工機メーカーであり、世界第2位の出荷台数を誇る。台湾企業ではあるが経営陣はアメリカ人が中心で、ビジネスもうまく、コストの安い機械を作ることに長けている。当社がそれを国内に持ち込んで販売開始したところ、初年度から100台近く売ることができた。そこから、本業のソフトよりもハードの売上が伸びていった。
GCCの販売を行いながらも、ユーザーニーズは常に変化するため、より早くて精度の良いレーザー加工機はないかと探していたところ、SEIというイタリアのメーカーに目星を付けて取り扱いを開始した。GCCの取り扱いを開始してから3年後のことである。
SEIは、数々の特殊なレーザーを取り扱っており、その中でも紙に特化したレーザー加工機を10年前のTOKYO PACKに初めて出展した。レーザーでは紙を切ることができても焦げてしまうため使用できないというイメージを覆したもので、「焦げる」という課題をおおかた克服した機種が展示された。
そしてその後、さらに技術革新が進められ、紙にも十分に実運用できるようになったのが5年ほど前である。その後、印刷業界のお客様にも対応してもらえるようになり、現在に至っている。
世界トップクラスのレーザー加工機SEI「PAPER ONE」
GCCは汎用レーザーなので競合他社も多いが、SEIは独自性の高い面白い機械を作るのでライバルが少ない。フラッグシップモデルである「PAPER ONE」の競合は、イスラエルにある1社だけだ。このため、SEIのレーザー加工機は差別化による販売戦略がとりやすい。紙だけでなく、SEIは他業界用途においても、ジーパンにダメージ加工する専用のレーザー加工機などを販売しているが、競合他社なく販売していおり、市場をコントロールしやすいメーカーであると言える。
国内にもレーザーメーカーはあるが、ターゲットとする市場がまったく違う。基幹産業に近いものを得意分野としており、特に金属をターゲットにしているようだ。このため、紙や布、革などの素材も切ることはできるが、知見が備わっていないため紙が焦げてしまう。紙をターゲットにしたレーザー加工機ではSEIが断トツで世界一であると自負しており、今後、ますます印刷・関連業界に深く入り込んでいけると確信している。

SEIは他のメーカーとは次元の違うレーザー加工機である。焦げることなく高速でのレーザー加工が可能で、GCCだと1分かかる加工もSEIであれば5秒で行える。圧倒的な速度差と加工エリアの広さの技術を持つ。レーザービームのビーム径を絞り込んで、紙にダメージを与えずに加工できる技術で差別化を図っている。品質は他社とは比較にならず、速度でも優位性を感じてもらえると思う。このため、価格は高くてもそれだけの価値を感じていただいて購入に至っているのだと思う。「PAPER ONE」の導入台数はまだ3台だが、フラッグシップマシンであるため、これからが楽しみな機種である。
また、グラビア印刷の軟包装についても、従来のナイフからレーザー加工機に変わってきている。ヨーロッパ市場では2年ほど前から出始めており、市場にも入り始めている。日本市場はこれからであるが、去年くらいから問い合わせが増えてきており商談が進んでいる。すでに初号機の受注をいただいており、今後、2台目、3台目と続いていくと見ている。
昨今では、大手企業だけでなく、中小規模でもレーザー加工機で差別化を図りたいという企業が増えてきている。レーザー加工機は30年ほど前に市場投入されたカテゴリーの機械だが、まだまだ伸びしろがある機械であると見ている。
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汎用機メーカーと最高級メーカーのレーザー加工機を取り扱い
当社はもともとソフトウェアの会社であり、印刷関係ではパッケージ設計用のCADソフトウェア「BOX-VELLUM(ボックスベラム)」を15年前にリリースしたのが業界とのお付き合いのスタートになる。
当初は、ソフトウェアと一緒にカッティングプロッターを販売していたが、海外の某プロッターメーカーから、レーザー加工機を作ったので日本市場で販売して欲しいとの話があった。レーザー加工機の存在は知っていたが、国内でのレーザー加工機の販売は苦戦していると聞いており、簡単に売れるものではないと思っていた。
しかし実際にレーザー加工機を見に行ったところ、「切る」というカッティングとしての使い方ではなく、「彫る」という彫刻としての使い方ができることが分かり、これは面白いと思い、1999年から取り扱いを開始した。
それから18年、様々なレーザー加工機メーカーが出てくる中、当社では現在、GCCという台湾のメーカーとイタリアのSEIという2つのメーカーのレーザー加工機を取り扱っている。
GCCは汎用的なレーザー加工機メーカーであり、世界第2位の出荷台数を誇る。台湾企業ではあるが経営陣はアメリカ人が中心で、ビジネスもうまく、コストの安い機械を作ることに長けている。当社がそれを国内に持ち込んで販売開始したところ、初年度から100台近く売ることができた。そこから、本業のソフトよりもハードの売上が伸びていった。
GCCの販売を行いながらも、ユーザーニーズは常に変化するため、より早くて精度の良いレーザー加工機はないかと探していたところ、SEIというイタリアのメーカーに目星を付けて取り扱いを開始した。GCCの取り扱いを開始してから3年後のことである。
SEIは、数々の特殊なレーザーを取り扱っており、その中でも紙に特化したレーザー加工機を10年前のTOKYO PACKに初めて出展した。レーザーでは紙を切ることができても焦げてしまうため使用できないというイメージを覆したもので、「焦げる」という課題をおおかた克服した機種が展示された。
そしてその後、さらに技術革新が進められ、紙にも十分に実運用できるようになったのが5年ほど前である。その後、印刷業界のお客様にも対応してもらえるようになり、現在に至っている。
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GCCは汎用レーザーなので競合他社も多いが、SEIは独自性の高い面白い機械を作るのでライバルが少ない。フラッグシップモデルである「PAPER ONE」の競合は、イスラエルにある1社だけだ。このため、SEIのレーザー加工機は差別化による販売戦略がとりやすい。紙だけでなく、SEIは他業界用途においても、ジーパンにダメージ加工する専用のレーザー加工機などを販売しているが、競合他社なく販売していおり、市場をコントロールしやすいメーカーであると言える。
国内にもレーザーメーカーはあるが、ターゲットとする市場がまったく違う。基幹産業に近いものを得意分野としており、特に金属をターゲットにしているようだ。このため、紙や布、革などの素材も切ることはできるが、知見が備わっていないため紙が焦げてしまう。紙をターゲットにしたレーザー加工機ではSEIが断トツで世界一であると自負しており、今後、ますます印刷・関連業界に深く入り込んでいけると確信している。

SEIは他のメーカーとは次元の違うレーザー加工機である。焦げることなく高速でのレーザー加工が可能で、GCCだと1分かかる加工もSEIであれば5秒で行える。圧倒的な速度差と加工エリアの広さの技術を持つ。レーザービームのビーム径を絞り込んで、紙にダメージを与えずに加工できる技術で差別化を図っている。品質は他社とは比較にならず、速度でも優位性を感じてもらえると思う。このため、価格は高くてもそれだけの価値を感じていただいて購入に至っているのだと思う。「PAPER ONE」の導入台数はまだ3台だが、フラッグシップマシンであるため、これからが楽しみな機種である。
また、グラビア印刷の軟包装についても、従来のナイフからレーザー加工機に変わってきている。ヨーロッパ市場では2年ほど前から出始めており、市場にも入り始めている。日本市場はこれからであるが、去年くらいから問い合わせが増えてきており商談が進んでいる。すでに初号機の受注をいただいており、今後、2台目、3台目と続いていくと見ている。
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