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価値あるジョブを増力化するワークフローとは

デジタル印刷活用が鍵 〜 FFGSワークフロー営業部 佐々木健至部長に聞く

2018年3月31日スペシャリスト

オフセッラインと連携するデジタルワークフロー


オフセットラインと連携するデジタルワークフロー
 図は、MISを基点とした柔軟なワークフローを、富士フイルムの製品群で構成したもの。デジタル印刷が普及する一方で、その上流のワークフローを整備している印刷会社はまだまだ少ない。FFGSと富士ゼロックスはが手を組んで、そこを解決するソリューションに注力している。
 ハイブリッドワークフローで最大のネックとなっているのは、「何が最適か」ではなく、1枚の単価やロット、要求品質によって「オフセットか、デジタルか」を決めてしまっていること。また、複数台の機械を設備していても、その空き状況などを人が判断しているところも今後課題になってくるだろう。ここを自動化し、最適化するような仕組みを我々は提案している。
 富士フイルムグループは、デジタルだけでなく、オフセットも含めたワークフロー全体の自動化、効率化をサポートできるところに強みを持つ。単体の製品ではなく、全体の仕組みとして最適なワークフローソリューションが提供できるというわけだ。今後は、開発を含めた協業も進めていく計画だ。
 昨年10月、富士フイルムと富士ゼロックスは、両社の国内印刷市場向けインクジェットデジタルプレスの販売機能を、富士フイルムの販売会社のひとつである富士フイルムデジタルプレス(株)(以下「FFDP」)に統合すると発表。また、今年1月には、富士フイルムホールディングスが、ゼロックスコーポレーションを買収、および富士フイルムホールディングス子会社である富士ゼロックスとゼロックスが経営統合することに合意している。
 FFGSと富士ゼロックスは、この業界に対して、これまでそれぞれ向いてる方向が違っていたことは否めない。しかし、これらの統合やデジタル印刷の進展にともない双方が同じ方向へと向きつつある。現在も、「自動化」「見える化」といった印刷会社の社内の生産管理については、ゼロックスと「どうあるべきか」を開発同士で議論し、デジタル印刷が進展する中、どのように印刷会社の生産設備を整える必要があるのかを議論している。

スマートファクトリー実現へ

 「デジタル印刷が主流になる中で、どのような仕組みを作る必要があるか」を考えた先には、「スマートファクトリー構想」が浮上する。
 富士フイルムが提案する「近未来のスマートファクトリー」のコンセプトは、「連携」「自動化」「可視化」「簡易化」の4点に集約される。データの蓄積・解析とIT活用により、営業・受注方法・製造工程から物流までが最大限に効率化されることを目指すもので、そこには外注との連携も含めた仕組みが必要になってくる。価値あるジョブの増力化と省力化をもたらすデジタルワークフロー提案は、スマートファクトリーの1合目に過ぎず、その先には、システム連携・自動化・可視化・簡易化をさらに強化し、デジタル印刷時代に最適な品質・納期・コストを実現するという課題が待ち受けている。
 スマートファクトリーにおいて、あるいは、図にもあるように、オフセットラインと連携するデジタルワークフローにおいて「XMF」が重要な役割を果たすことになる。ただし、これまでのように11つの製品に全すべての機能を集約させるのではなく、他社メーカー製品も含めた様々な機器と連携していくことがポイントになるだろう。一方で、「XMFにオフセットもデジタルも様々な機能を付加して良いのか」という議論もある。開発の方向性としては、1製品への機能追加ではなく、機能を分散させながら、それぞれをコントロールでき、かつ他社システムとの連携を橋渡しするようなステーション的なシステムが必要になるだろう。
 今年7月開催のIGAS2018では、プリプレスワークフロー「XMF」を細分化し、最適化して再構築した「進化形システム」を発表したいと考えている。

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オフセッラインと連携するデジタルワークフロー


オフセットラインと連携するデジタルワークフロー
 図は、MISを基点とした柔軟なワークフローを、富士フイルムの製品群で構成したもの。デジタル印刷が普及する一方で、その上流のワークフローを整備している印刷会社はまだまだ少ない。FFGSと富士ゼロックスはが手を組んで、そこを解決するソリューションに注力している。
 ハイブリッドワークフローで最大のネックとなっているのは、「何が最適か」ではなく、1枚の単価やロット、要求品質によって「オフセットか、デジタルか」を決めてしまっていること。また、複数台の機械を設備していても、その空き状況などを人が判断しているところも今後課題になってくるだろう。ここを自動化し、最適化するような仕組みを我々は提案している。
 富士フイルムグループは、デジタルだけでなく、オフセットも含めたワークフロー全体の自動化、効率化をサポートできるところに強みを持つ。単体の製品ではなく、全体の仕組みとして最適なワークフローソリューションが提供できるというわけだ。今後は、開発を含めた協業も進めていく計画だ。
 昨年10月、富士フイルムと富士ゼロックスは、両社の国内印刷市場向けインクジェットデジタルプレスの販売機能を、富士フイルムの販売会社のひとつである富士フイルムデジタルプレス(株)(以下「FFDP」)に統合すると発表。また、今年1月には、富士フイルムホールディングスが、ゼロックスコーポレーションを買収、および富士フイルムホールディングス子会社である富士ゼロックスとゼロックスが経営統合することに合意している。
 FFGSと富士ゼロックスは、この業界に対して、これまでそれぞれ向いてる方向が違っていたことは否めない。しかし、これらの統合やデジタル印刷の進展にともない双方が同じ方向へと向きつつある。現在も、「自動化」「見える化」といった印刷会社の社内の生産管理については、ゼロックスと「どうあるべきか」を開発同士で議論し、デジタル印刷が進展する中、どのように印刷会社の生産設備を整える必要があるのかを議論している。

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 「デジタル印刷が主流になる中で、どのような仕組みを作る必要があるか」を考えた先には、「スマートファクトリー構想」が浮上する。
 富士フイルムが提案する「近未来のスマートファクトリー」のコンセプトは、「連携」「自動化」「可視化」「簡易化」の4点に集約される。データの蓄積・解析とIT活用により、営業・受注方法・製造工程から物流までが最大限に効率化されることを目指すもので、そこには外注との連携も含めた仕組みが必要になってくる。価値あるジョブの増力化と省力化をもたらすデジタルワークフロー提案は、スマートファクトリーの1合目に過ぎず、その先には、システム連携・自動化・可視化・簡易化をさらに強化し、デジタル印刷時代に最適な品質・納期・コストを実現するという課題が待ち受けている。
 スマートファクトリーにおいて、あるいは、図にもあるように、オフセットラインと連携するデジタルワークフローにおいて「XMF」が重要な役割を果たすことになる。ただし、これまでのように11つの製品に全すべての機能を集約させるのではなく、他社メーカー製品も含めた様々な機器と連携していくことがポイントになるだろう。一方で、「XMFにオフセットもデジタルも様々な機能を付加して良いのか」という議論もある。開発の方向性としては、1製品への機能追加ではなく、機能を分散させながら、それぞれをコントロールでき、かつ他社システムとの連携を橋渡しするようなステーション的なシステムが必要になるだろう。
 今年7月開催のIGAS2018では、プリプレスワークフロー「XMF」を細分化し、最適化して再構築した「進化形システム」を発表したいと考えている。

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