3. Web-To-Printと印刷MISの統合についてどう思うか?
一言でいうと、トランザクションの量による。非常に多くの印刷会社が、十分なトランザクションが無いにも関わらず、システムの統合のために膨大な費用と時間を掛けてきたのを見てきた。勿論、Web-To-PrintやMISを購入する際に、統合が可能かどうかは重要な購買の決定要因である。
上得意先には、セルフサービスの選択肢を提供しないといけない。しかしシステムの統合はそうは単純ではない。深くの詳細を検討せねばならない。基本は単純である。Web-To-Printが印刷MISに発注データを渡せるか、そして印刷MISがWeb-To-Printにジョブのステータスを戻せるか?しかし、統合はさらに進化できる。自分にとって最も好ましいのは、製品のセットアップを印刷MISで行い、そしてWeb-To-Printから公開する事である。印刷MISが本格的な記録管理システムとして維持されていれば、それが望ましい。もひとつ好む機能は、価格テーブルが1か所(できれば印刷MIS)にあり、最後に顧客がジョブに関する高度なステータス情報、およびフルフィルメントを提供している製品の在庫情報を容易に得られる事であろう。
4. なぜ私はWeb-To-Printのシステムを複数にするのを反対しているか?
2つ目、3つ目のWeb-To-Printのソリューションを構築する際には、慎重の上にも慎重を期さねばならない。特定な顧客の要求に対応するため、多数の印刷会社が、他のWeb-To-Printのソリューションが必要と考え急ぎ過ぎている。単純に考えた方が良い。課題に飛びかかって、解決することができる、と考えた方が良い。新しいソフトを購入することは容易で、自社のソリューションを売りたいセールスマンは大勢並んでいる。新しいシステムを追加とすると、技術的な負債を増加させるとなる。会社の技術的な負債とは、運用の継続、アップグレード、メンテナンスを維持し続けなければならないシステムの数である。そして最も過小評価されているコストとは、そのシステムを利用できる従業員を雇うコストである。ほとんどのWeb-To-Printのシステムはクラウドから提供されているため、あまり感じないかもしれないが、ただ一つの顧客のための2つ目のシステムは、間接費を増加させ、長期的には大きなコスト増となる。
5. Web-To-Printの立ち上げはなぜ辛く、多くの時間がかかるか?
Web-To-Printのビジネスの目標は、顧客からの受容、発注の量、浸透する事によって、顧客との繋がりをねばりづよくする事である。セールスチームは頻繁に、立ち上げのお膳立てに失敗する。Web-To-Printのデモンストレーション中でセールスマンが「このサイトは、お好みに合わせどのようにでも変更できます」と言っている姿を見た事があるか?次回、そのセールスマンを殴ってもいい。絶対に好ましくないのは、顧客がボタンの色等に集中することである。
顧客は、最も頻繁に注文するアイテムを教え、そのアイテムを素早くサイトに上げて、最初の注文を速やかに入力することに集中してもらわねばならない。
提案書の様々な細かいところを調整する事に何週間を費やしてはいけない。顧客がそれを期待しているなら、次回は違う期待をさせられるように、セールスチームを教育すべきである。Web-To-Printの立ち上げにあたっての評価基準を明記しなければならない。好んで使っている評価基準の一つは、システムの受注から最初のライブ発注までの経過時間である。ビジネスの目標であるトランザクションの開始に向けて、チームの活性化を図ろう。
By:Jennifer Matt
Published:2016年11月5日
原文:http://whattheythink.com/articles/82920-top-5-web-print-questions/
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一般社団法人PODi
1996年に米国で誕生した世界最大のデジタル印刷推進団体。印刷会社800社、ベンダー50社以上が参加し、デジタル印刷を活用した成功事例をはじめ、多くの情報を会員向けに公開している。また、WhatTheyThinkをはじめDMAなどの海外の団体と提携し、その主要なニュースを日本語版で配信している。
3. Web-To-Printと印刷MISの統合についてどう思うか?
一言でいうと、トランザクションの量による。非常に多くの印刷会社が、十分なトランザクションが無いにも関わらず、システムの統合のために膨大な費用と時間を掛けてきたのを見てきた。勿論、Web-To-PrintやMISを購入する際に、統合が可能かどうかは重要な購買の決定要因である。
上得意先には、セルフサービスの選択肢を提供しないといけない。しかしシステムの統合はそうは単純ではない。深くの詳細を検討せねばならない。基本は単純である。Web-To-Printが印刷MISに発注データを渡せるか、そして印刷MISがWeb-To-Printにジョブのステータスを戻せるか?しかし、統合はさらに進化できる。自分にとって最も好ましいのは、製品のセットアップを印刷MISで行い、そしてWeb-To-Printから公開する事である。印刷MISが本格的な記録管理システムとして維持されていれば、それが望ましい。もひとつ好む機能は、価格テーブルが1か所(できれば印刷MIS)にあり、最後に顧客がジョブに関する高度なステータス情報、およびフルフィルメントを提供している製品の在庫情報を容易に得られる事であろう。
4. なぜ私はWeb-To-Printのシステムを複数にするのを反対しているか?
2つ目、3つ目のWeb-To-Printのソリューションを構築する際には、慎重の上にも慎重を期さねばならない。特定な顧客の要求に対応するため、多数の印刷会社が、他のWeb-To-Printのソリューションが必要と考え急ぎ過ぎている。単純に考えた方が良い。課題に飛びかかって、解決することができる、と考えた方が良い。新しいソフトを購入することは容易で、自社のソリューションを売りたいセールスマンは大勢並んでいる。新しいシステムを追加とすると、技術的な負債を増加させるとなる。会社の技術的な負債とは、運用の継続、アップグレード、メンテナンスを維持し続けなければならないシステムの数である。そして最も過小評価されているコストとは、そのシステムを利用できる従業員を雇うコストである。ほとんどのWeb-To-Printのシステムはクラウドから提供されているため、あまり感じないかもしれないが、ただ一つの顧客のための2つ目のシステムは、間接費を増加させ、長期的には大きなコスト増となる。
5. Web-To-Printの立ち上げはなぜ辛く、多くの時間がかかるか?
Web-To-Printのビジネスの目標は、顧客からの受容、発注の量、浸透する事によって、顧客との繋がりをねばりづよくする事である。セールスチームは頻繁に、立ち上げのお膳立てに失敗する。Web-To-Printのデモンストレーション中でセールスマンが「このサイトは、お好みに合わせどのようにでも変更できます」と言っている姿を見た事があるか?次回、そのセールスマンを殴ってもいい。絶対に好ましくないのは、顧客がボタンの色等に集中することである。
顧客は、最も頻繁に注文するアイテムを教え、そのアイテムを素早くサイトに上げて、最初の注文を速やかに入力することに集中してもらわねばならない。
提案書の様々な細かいところを調整する事に何週間を費やしてはいけない。顧客がそれを期待しているなら、次回は違う期待をさせられるように、セールスチームを教育すべきである。Web-To-Printの立ち上げにあたっての評価基準を明記しなければならない。好んで使っている評価基準の一つは、システムの受注から最初のライブ発注までの経過時間である。ビジネスの目標であるトランザクションの開始に向けて、チームの活性化を図ろう。
By:Jennifer Matt
Published:2016年11月5日
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