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連載|より包装材料の印刷の理解を深めるために - 13

伸びるデジタル印刷と包装分野への参入

2018年10月24日スペシャリスト

一般社団法人PODi

一般社団法人PODi

1996年に米国で誕生した世界最大のデジタル印刷推進団体。印刷会社800社、ベンダー50社以上が参加し、デジタル印刷を活用した成功事例をはじめ、多くの情報を会員向けに公開している。また、WhatTheyThinkをはじめDMAなどの海外の団体と提携し、その主要なニュースを日本語版で配信している。

http://www.podi.or.jp

軟包装の袋の形状を覚える(2)

 前回は、スパウト付きのサイドガセット袋(横マチ付き袋,Side Gusset Bags)の製品を紹介しました。

 軟包装材料を使用して「立体容器」を作る動きはすでに紹介しました。


 世界各地では、stand up pouch はポピュラーな包装形態です。下の写真はアラブ首長国連邦のチョコレートのパッケージです。印刷は申し分ありません。世界では製版技術がコンピュータ化されたため、どこで印刷してもきれいな印刷ができます。印刷仕上がりだけでは、包装ビジネスの世界では差別化ができない状態です。


 再生可能な原材料、renewable resourcesを使用してパッケージを製造する動きの中でstand up pouchも同じ動きです。次の写真は、外面が紙のstand up pouch です。

 さらにこの紙は成型しても破れにくく、注ぎ口のスパウト spout を接着するときに紙が伸びて破れません。開封方法は、スパウトだけではありません。ココアの写真のように開口部全体のジッパーが開き、取出し易い工夫もされているものもあります。



 単に形だけでなく、パケージには機能も求められます。次の写真は米国のレトルト商品です。電子レンジで加温できるself-venting 自動開口のパウチです。


 次は、shaped pouch と呼ばれる少し形状を変えたパッケージです。持ちやすさと注ぎやすさを考慮したパッケージです。無菌充填ジュース(中国)と米国のマヨネーズのパッケージです。



 次は、米国のドレッシングとお酒のパッケージです。海外のクロージャー・キャップは開けやすいように大きくなっています。



 次は、子供向けの飲料とシャンプーの詰め替え用です。キャップは上部に穴が開いています。誤飲したときにのどがつまらないよう窒息防止です。シャンプーのクロージャー・キャップは詰め替えのプラスチック容器の口部にうまく差し込めて素早く詰め替えができるように配慮されています。



 各種の事例をランダムに紹介しましたが、パッケージの形態は目的により自由に発想して製造できることが理解されたと思います。さらに密封・易開封・再封の工夫も同時に検討します。ぜひ新しい形状のstand up pouch、軟包装材料を使用した立体容器を開発してください。既成の概念や製品にこだわっているとinnovationは無理です。ここに挙げたパッケージはすべてデジタル印刷できます。Packaging 4.0 が目の前に迫ってきています。


住本技術士事務所 所長 住本充弘氏(すみもと みつひろ)
技術士(経営工学)、包装管理士((社)日本包装技術協会認定)
日本包装コンサルタント協会会員・理事
技術士包装物流グループ会員・理事
日本包装学会会員

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1996年に米国で誕生した世界最大のデジタル印刷推進団体。印刷会社800社、ベンダー50社以上が参加し、デジタル印刷を活用した成功事例をはじめ、多くの情報を会員向けに公開している。また、WhatTheyThinkをはじめDMAなどの海外の団体と提携し、その主要なニュースを日本語版で配信している。

http://www.podi.or.jp

軟包装の袋の形状を覚える(2)

 前回は、スパウト付きのサイドガセット袋(横マチ付き袋,Side Gusset Bags)の製品を紹介しました。

 軟包装材料を使用して「立体容器」を作る動きはすでに紹介しました。


 世界各地では、stand up pouch はポピュラーな包装形態です。下の写真はアラブ首長国連邦のチョコレートのパッケージです。印刷は申し分ありません。世界では製版技術がコンピュータ化されたため、どこで印刷してもきれいな印刷ができます。印刷仕上がりだけでは、包装ビジネスの世界では差別化ができない状態です。


 再生可能な原材料、renewable resourcesを使用してパッケージを製造する動きの中でstand up pouchも同じ動きです。次の写真は、外面が紙のstand up pouch です。

 さらにこの紙は成型しても破れにくく、注ぎ口のスパウト spout を接着するときに紙が伸びて破れません。開封方法は、スパウトだけではありません。ココアの写真のように開口部全体のジッパーが開き、取出し易い工夫もされているものもあります。



 単に形だけでなく、パケージには機能も求められます。次の写真は米国のレトルト商品です。電子レンジで加温できるself-venting 自動開口のパウチです。


 次は、shaped pouch と呼ばれる少し形状を変えたパッケージです。持ちやすさと注ぎやすさを考慮したパッケージです。無菌充填ジュース(中国)と米国のマヨネーズのパッケージです。



 次は、米国のドレッシングとお酒のパッケージです。海外のクロージャー・キャップは開けやすいように大きくなっています。



 次は、子供向けの飲料とシャンプーの詰め替え用です。キャップは上部に穴が開いています。誤飲したときにのどがつまらないよう窒息防止です。シャンプーのクロージャー・キャップは詰め替えのプラスチック容器の口部にうまく差し込めて素早く詰め替えができるように配慮されています。



 各種の事例をランダムに紹介しましたが、パッケージの形態は目的により自由に発想して製造できることが理解されたと思います。さらに密封・易開封・再封の工夫も同時に検討します。ぜひ新しい形状のstand up pouch、軟包装材料を使用した立体容器を開発してください。既成の概念や製品にこだわっているとinnovationは無理です。ここに挙げたパッケージはすべてデジタル印刷できます。Packaging 4.0 が目の前に迫ってきています。


住本技術士事務所 所長 住本充弘氏(すみもと みつひろ)
技術士(経営工学)、包装管理士((社)日本包装技術協会認定)
日本包装コンサルタント協会会員・理事
技術士包装物流グループ会員・理事
日本包装学会会員

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