メディアドルックヴェルク社(ドイツ)、Jet Press 750Sの品質・スピードの進化評価
Jet Press 750S海外導入事例:小〜中ロットをオフセットから移行へ
2019年5月16日ケーススタディ
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ドイツの総合印刷会社・メディアドルックヴェルク社は、世界の先陣を切って、富士フイルムの最新枚葉型インクジェットデジタルプレス「Jet Press 750S」を導入する。同社は、1980年代の初頭、ハンブルグ大学の近くにコピーショップとして設立したが、現在では、はがきやグリーティングカードからパンフレット、カレンダー、ポスター、文房具、パッケージ、年次報告書、さらには小ロットの書籍まで非常に幅広く、しかもすべての製品に最高品質を追求する、社員60名の大手印刷会社へと成長した。枚葉オフセット印刷機、デジタル印刷機、Web to Printシステムのほか、さまざまな後加工システムや、グラフィックデザイン、物流部門などの機能も備え、一気通貫のサービスを提供している。そんな同社に、新たに「Jet Press 750S」が加わることの意義、今後への期待などについて、CEOのケールマイアー氏に聞いた。
品質・信頼性ともに新水準に達したいまこそが投資の絶好期
メディアドルックヴェルク社は現在、将来に向けて大きな投資をしている。とくに予算を割いているのがデジタルプレスだ。同社の運営施設は、全体で約3,500平方メートル。そこに、既存のすべてのデジタルプレスと「Jet Press 750S」を収容するための、2,000平方メートルものホールを新たに建設しているのだという。ケールマイアー氏が、その経緯を説明する。
「他の印刷会社と同様に当社も小ロット・短納期化ニーズの急激な高まりを痛感しているが、我々はその兆候をいち早くとらえ、すでに20年ほど前にデジタル印刷への投資を開始していた。それ以来デジタル印刷は着実に進歩を遂げてきたが、Jet Press 750Sの登場により、品質・信頼性の両面で新たな水準に達したと考えている。そこで、いまがベストのタイミングだと、設置フロアごと拡大し、思い切った投資に踏み切った」
稼働率・出力スピードのアップが想像以上の生産性向上を実現するだろう
Jet Pressはすでに何度か世代交代をしているが、ケールマイアー氏が「Jet Press 750S」をとくに高く評価しているのはどんな点なのか。
「私は以前からJet Pressをよく知っていた。2012年に初めてdrupaでJet Pressに出会い、それまでに10年近く富士フイルムの刷版を使っていたこともあり、富士フイルムのデジタル印刷技術が他社に比べて非常に高度であることも理解していた。ただ、我々はオフセット印刷機からの移行を貪欲に求めており、Jet Pressにさらなる進化を期待していたのである。その期待に応えてくれたのが新世代機のJet Press 750Sだ。もともと品質は大変優れていたが、750Sではまた一段と向上し、同時に出力スピードも毎時3,600枚にアップ。これによって相当量の小〜中ロットのジョブをオフセット印刷機から移行できるだろう」
また、信頼性・作業性に対する評価も高い。
「機器の信頼性も大きな決め手だった。Jet Pressのユーザーを何社か訪問し、アップタイムについて現場で直接質問してみたところ、全員から『非常に優れている』という答えが返ってきた。稼働していない時間を最小限にできるということは、生産性の向上を意味する。そこにJet Press 750Sの『進化した出力スピード』が組み合わされば、トータルでの生産性は想像以上に高まるはず」
20年前も現在も、デジタルプレスの拡充は一歩先を見据えた「未来への投資」
今回のJet Press 750S導入に対する、ケールマイアー氏の結論は明快だ。
「私たちはつねに未来を見据えている。20年前にデジタル印刷への投資を開始したのも、いま世界に先駆けてJet Press 750Sに投資したのも、理由は同じ。未来への投資なのである。Jet Press 750Sが発揮する優れた再現性、生産性、信頼性、多用途性を見ると、市場動向や顧客のニーズを先取りするために大いに役立つことは間違いない。賢明な選択だと確信している」
こうしたケールマイアー氏からの評価を受けて、FUJIFILM Graphic Systems EMEAのデジタルプレスソリューション部長・青木太郎氏が締め括った。
「激しく変化する市場ニーズを単に追従するのではなく、富士フイルムは、変化を予測し、創り出していくことに誇りを持っている。Jet Press 720Sは、デジタル印刷の品質的なベンチマークとなるマシンだったが、さらに水準を引き上げる方法を追求し続けた結果、Jet Press750Sが誕生した。ドイツの印刷市場で、メディアドルックヴェルク社のような重要な企業がこの革新的なJet Pressの大きな可能性を認識してくれたことを嬉しく思う。そしてこれから先、最高の成果を引き出すため彼らに協力できることを楽しみにしている」
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メディアドルックヴェルク社は現在、将来に向けて大きな投資をしている。とくに予算を割いているのがデジタルプレスだ。同社の運営施設は、全体で約3,500平方メートル。そこに、既存のすべてのデジタルプレスと「Jet Press 750S」を収容するための、2,000平方メートルものホールを新たに建設しているのだという。ケールマイアー氏が、その経緯を説明する。
「他の印刷会社と同様に当社も小ロット・短納期化ニーズの急激な高まりを痛感しているが、我々はその兆候をいち早くとらえ、すでに20年ほど前にデジタル印刷への投資を開始していた。それ以来デジタル印刷は着実に進歩を遂げてきたが、Jet Press 750Sの登場により、品質・信頼性の両面で新たな水準に達したと考えている。そこで、いまがベストのタイミングだと、設置フロアごと拡大し、思い切った投資に踏み切った」
稼働率・出力スピードのアップが想像以上の生産性向上を実現するだろう
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また、信頼性・作業性に対する評価も高い。
「機器の信頼性も大きな決め手だった。Jet Pressのユーザーを何社か訪問し、アップタイムについて現場で直接質問してみたところ、全員から『非常に優れている』という答えが返ってきた。稼働していない時間を最小限にできるということは、生産性の向上を意味する。そこにJet Press 750Sの『進化した出力スピード』が組み合わされば、トータルでの生産性は想像以上に高まるはず」
20年前も現在も、デジタルプレスの拡充は一歩先を見据えた「未来への投資」
今回のJet Press 750S導入に対する、ケールマイアー氏の結論は明快だ。
「私たちはつねに未来を見据えている。20年前にデジタル印刷への投資を開始したのも、いま世界に先駆けてJet Press 750Sに投資したのも、理由は同じ。未来への投資なのである。Jet Press 750Sが発揮する優れた再現性、生産性、信頼性、多用途性を見ると、市場動向や顧客のニーズを先取りするために大いに役立つことは間違いない。賢明な選択だと確信している」
こうしたケールマイアー氏からの評価を受けて、FUJIFILM Graphic Systems EMEAのデジタルプレスソリューション部長・青木太郎氏が締め括った。
「激しく変化する市場ニーズを単に追従するのではなく、富士フイルムは、変化を予測し、創り出していくことに誇りを持っている。Jet Press 720Sは、デジタル印刷の品質的なベンチマークとなるマシンだったが、さらに水準を引き上げる方法を追求し続けた結果、Jet Press750Sが誕生した。ドイツの印刷市場で、メディアドルックヴェルク社のような重要な企業がこの革新的なJet Pressの大きな可能性を認識してくれたことを嬉しく思う。そしてこれから先、最高の成果を引き出すため彼らに協力できることを楽しみにしている」
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