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コダック、PRINERGYワークフロー20周年記念イベント開催

drupa2020でのPRINERGYプラットフォーム新開発ソリューション発表に期待

2019年6月11日製品・テクノロジー

 ニューオーリンズで開催された2019年KODAK GUA(グラフィックユーザーアソシエーション)カンファレンスに世界から150社以上の印刷企業や業界パートナー、メディアが集まり、KODAK PRINERGYワークフローの市場リリースから20周年目を祝った。

 2日間にわたって開催された同カンファレンスでは、プリプレス分野における印刷サービスプロバイダーとコダックとの間の20年におよぶ協力関係を祝福するとともに、未来を形作る最新の技術的イノベーションについても、活発な議論が交わされた。

2日間にわたって開催されたKODAK GUAカンファレンス
 カンファレンスには、極めて早い時期からプロダクションワークフローの中核としてPRINERGYを採用してきた印刷企業も数多く参加。それら企業すべてにおいて共通の話題となったのが、PRINERGYが業界に与えたインパクトだ。柔軟性と効率性に対するニーズへの高まりによって、印刷企業は規模の大小にかかわらず、ワークフローとスループットの最適化や全体のコスト管理を担うソリューションの統合を迫られることとなった。コダックのソフトウェア事業部門を新たに率いているトッド・ビガー氏は、カンファレンスの冒頭、コダックとPRINERGYが今後どのように革新的なツールの提供を続け、印刷企業との緊密な協力関係を保って、競争力と収益性を維持していくかという明確なビジョンを打ち出した。

 「PRINERGYは20年にわたり、世界全体で数千社もの印刷企業を支援し、それらの企業が最も重要な課題に集中し、事業を繁栄させられることに貢献してきた。コダックは顧客重視、顧客主導のアプローチを基本方針とし、今日においてもこのアプローチを念頭に置いて、業界で最も強力なツールであるPRINERGYをさらに進化させるために投資を行っている。印刷企業に対するニーズが複雑化するとともに、新たな市場に向けて成長する機会も生まれている中、PRINERGYは印刷企業が抱える複雑性の解消を目指し、コスト削減を後押しする包括的なオートメーションツールを提供している。これは拡張が容易であるため、印刷企業固有のニーズの変化や事業の成長に合わせて必要なオートメーション機能を追加できる」

 このソリューションのポートフォリオでは、オフセット印刷やフレキソ印刷、デジタル印刷、グラビア印刷のすべてがサポートされている。KODAK NEXPRESSプラットフォームやNEXFINITY Pressプラットフォーム、KODAK PROSPER Pressといった広範なデジタル印刷システムと連携できるほか、サードパーティ製のソリューションや装置のほとんどすべてに対応している。

 さらに、カスタマイズ可能なオートメーション機能と、クラウドベースのDecision Analyticsベースの革新的なツールも提供。drupa2020に向けては、PRINERGYプラットフォームの新開発ソリューションがいくつか発表されることになっているが、その一環として、PRINERGY Managed Servicesを近日リリースする予定だという。

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2019年6月11日製品・テクノロジー

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 ニューオーリンズで開催された2019年KODAK GUA(グラフィックユーザーアソシエーション)カンファレンスに世界から150社以上の印刷企業や業界パートナー、メディアが集まり、KODAK PRINERGYワークフローの市場リリースから20周年目を祝った。

 2日間にわたって開催された同カンファレンスでは、プリプレス分野における印刷サービスプロバイダーとコダックとの間の20年におよぶ協力関係を祝福するとともに、未来を形作る最新の技術的イノベーションについても、活発な議論が交わされた。

2日間にわたって開催されたKODAK GUAカンファレンス
 カンファレンスには、極めて早い時期からプロダクションワークフローの中核としてPRINERGYを採用してきた印刷企業も数多く参加。それら企業すべてにおいて共通の話題となったのが、PRINERGYが業界に与えたインパクトだ。柔軟性と効率性に対するニーズへの高まりによって、印刷企業は規模の大小にかかわらず、ワークフローとスループットの最適化や全体のコスト管理を担うソリューションの統合を迫られることとなった。コダックのソフトウェア事業部門を新たに率いているトッド・ビガー氏は、カンファレンスの冒頭、コダックとPRINERGYが今後どのように革新的なツールの提供を続け、印刷企業との緊密な協力関係を保って、競争力と収益性を維持していくかという明確なビジョンを打ち出した。

 「PRINERGYは20年にわたり、世界全体で数千社もの印刷企業を支援し、それらの企業が最も重要な課題に集中し、事業を繁栄させられることに貢献してきた。コダックは顧客重視、顧客主導のアプローチを基本方針とし、今日においてもこのアプローチを念頭に置いて、業界で最も強力なツールであるPRINERGYをさらに進化させるために投資を行っている。印刷企業に対するニーズが複雑化するとともに、新たな市場に向けて成長する機会も生まれている中、PRINERGYは印刷企業が抱える複雑性の解消を目指し、コスト削減を後押しする包括的なオートメーションツールを提供している。これは拡張が容易であるため、印刷企業固有のニーズの変化や事業の成長に合わせて必要なオートメーション機能を追加できる」

 このソリューションのポートフォリオでは、オフセット印刷やフレキソ印刷、デジタル印刷、グラビア印刷のすべてがサポートされている。KODAK NEXPRESSプラットフォームやNEXFINITY Pressプラットフォーム、KODAK PROSPER Pressといった広範なデジタル印刷システムと連携できるほか、サードパーティ製のソリューションや装置のほとんどすべてに対応している。

 さらに、カスタマイズ可能なオートメーション機能と、クラウドベースのDecision Analyticsベースの革新的なツールも提供。drupa2020に向けては、PRINERGYプラットフォームの新開発ソリューションがいくつか発表されることになっているが、その一環として、PRINERGY Managed Servicesを近日リリースする予定だという。

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