swissQprint、Fespa2019で初のロールtoロール専用機「Karibu」発表
幅340cmに対応、独創的な機能の数々を搭載
2019年6月14日製品・テクノロジー
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2本のロールメディアを同時に印刷する場合には、1.6m幅までのメディアを2本同時に出力し、生産性を2倍にできるデュアルロールオプションが装備可能。ロールを固定するシャフトは2つのセクションに分かれており、それぞれが独立して稼働する。これにより、各ロールに最適なテンションが保たれ、印刷品質の向上に寄与することができる。
また、ピアノのようにテーブル幅いっぱいに136のバキュームスイッチが配置されている。各々のバキュームチャンネルが開閉可能で、デュアルロールの間のエリアなどをオフにしてエア漏れを防ぐことができる。指先による軽いタップ操作のみでオンオフ切替が行われ、すべてのエリアをオンまたはオフにするのはわずか4秒程度。このバキュームスイッチはswissQprint により特許出願中。
4本のステータスインジケータが装備されており、離れた位置から機械の状態と印刷ジョブの進行状況を確認することができる。オペレータは室内の別の場所で他の作業を行っている際にもKaribuに目を配ることができる。
swissQprintは今回、Karibu 用としてロールtoロール専用のインクを新たに開発した。硬化後のインクは柔軟性があり、多様なロールメディアに使用可能。インクはNVC フリー、Greenguard Gold認証取得済みで、印刷したものを学校や医療機関などでも使用できる。
「Karibu」の出荷は今年9月以降を予定しており、すでに受注を開始している。日本では8月29日〜31日に東京ビッグサイトで開催されるサイン&ディスプレイショウ2019で初公開となる。swissQprintのスイス製品クオリティを継承し、機能性、省エネルギー性、堅牢性を備えている「Karibu」には20年以上にわたるUVインクジェットプリント開発の経験に、革新的なテクニカルソリューションが融合されており、出力サービスに関わるユーザーにとって、仕事を効率的に処理するための最適なプリンタの選択肢の1つになることは間違いない。
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