レーザー加工機のコムネット(株)(本社/神戸市中央区)は、イタリアSEI社製の軟包装用レーザー加工機「PACK MASTER(パックマスター)」の日本市場への普及を目指している。今夏頃にはデモ機が本社ショールームに入荷する予定で、今秋に個展を開催。軟包装フィルムへフレキシブルにレーザー加工できる同機を大々的にアピールする。
パックマスターは2016年にSEI社が開発し、全世界ですでに30台以上が稼働している。日本市場では2018年末に販売が開始され、現在2台が稼働中だ。軟包装フィルムへのカット(窓開け)、ハーフカット、マクロ/ミクロミシン目などにレーザー加工でき、簡単開封用、通気用、通風用などの新たな商品提案を可能にする。PE、PET、PPなどに加工が可能。近年、商品の包装は自社商品をアピールするためや他社商品との差別化において重要な役割を果たしている。とくに食品業界では顧客ニーズに合わせて商品の包装が開発されることが多く、顧客ニーズを実現するレーザー加工機として今後の普及が期待される。
材料への精密なカット、ミクロ穴開け(100ミクロン)と高い繰り返し精度を実現。SEI社が独自開発したガルボレーザーヘッドは、クロス・ウェブのカット、ハーフカット、ミクロミシン目加工で最大200m/分のラインスピードを実現。また、固定レーザーヘッドは、ウェブ・ダイレクションのハーフカット、ミクロミシン目加工で最大400m/分のラインスピードを実現する。
そして、最大の特長は加工工程のデジタル化により、簡単にジョブチェンジを実現できることだ。従来のダイカット加工と比べて時間とコストを大幅に短縮できる。さらに特筆すべきは包装する食品そのものの素材に優しいことだ。同社によると、従来のホットニードルで穴開けするのと比べ、食品が長持ちするとのデータが出ているという。
オートジョブチェンジ対応のラベル用レーザー加工機「LABEL MASTER」
国内で6台が稼働するロール対応レーザー加工機「LABEL MASTER(ラベルマスター)」が日本に初上陸したのは2012年。3代目となる現在のラベルマスターは、最新のレーザーヘッド「Hi50」を搭載し、高品質カットとオートジョブチェンジに対応。さらなる小ロット加工の効率化に貢献する。
モジュール式であるため、要望に合わせたカスタマイズが可能。標準的なモジュールとしてアンワインダー、フィニッシングモジュール、レーザーモジュール、カス上げモジュール、ワインダーを用意するほか、さらなる差別化を可能にするモジュールとして、シートカッターモジュール、ホットスタンプモジュールを用意している。
また、最大の特長であるオートジョブチェンジは、印刷されたQRコードを読み取り、瞬時に加工データを変更する。ますます需要の高まる多品種・小ロットへの対応が可能で、まさにデジタル時代必須の「時短!」モジュールとなっている。
紙器パッケージ向けの筋押し機能搭載シートtoシート対応レーザー加工機「PAPER ONE」
紙器パッケージ向けのレーザー加工機「PAPER ONE(ペーパーワン)」のレーザーヘッド「i-Scan」は、ガルバノ式レーザーで世界屈指の加工エリアと精度を誇る。1つのレーザーヘッドで加工エリア全体をカバーするため、一般的なツインヘッド形式のレーザー加工機のようにカットにつなぎ目が生じることがない。また1つの線データでフルカット、ミシン目カット、ハーフカットなど豊富なレーザーカッティングできる。
また、レーザー加工後の品質を最大限に追求するため、裏面からのレーザー照射も可能にする「プレート式クリースユニット」を採用。このほか、ラベルなど印刷面からのレーザー照射が必要なメディアや、凹型と凸型が混在するパッケージの型も製作できる。
新着トピックス
-
ケーススタディ 門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
-
ケーススタディ 尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
2025年6月27日ケーススタディ
「アイデア什器」の(株)リンクス(本社/岐阜県関市倉知2639-1、吉田哲也社長)は昨年11月、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(厚紙仕様)...全文を読む
コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
2025年6月4日製品・テクノロジー
コニカミノルタジャパン(株)は、デジタルカラー印刷システムの最上位機種「AccurioPress(アキュリオプレス) C14010シリーズ」の発売を記念して4月23・24日の2日間、...全文を読む
最新ニュース
エプソン、世界最少の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が「機械遺産」に選定
2025年8月7日
セイコーエプソン(株)がエプソンミュージアム諏訪(長野県諏訪市)に所蔵している、1968年より発売した世界最小(同社調べ(当時))の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が、(一...全文を読む
リコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始
2025年8月7日
(株)リコー(大山晃社長)は、産業用テキスタイル印刷市場向けに、高生産性を実現する広幅対応Direct To Film(DTF)プリンター「RICOH Pro D1600」について、...全文を読む
コニカミノルタ、反応染料用インライン前処理インク「O'ROBE」の提供開始
2025年7月29日
コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長、以下、コニカミノルタ)は、インクジェットテキスタイルプリンター「Nassenger(ナッセンジャー)」シリーズ用インクとして...全文を読む
コムネット、軟包装用レーザー加工機「PACK MASTER」
軟包装フィルムへフレキシブルにレーザー加工
2020年4月6日製品・テクノロジー
レーザー加工機のコムネット(株)(本社/神戸市中央区)は、イタリアSEI社製の軟包装用レーザー加工機「PACK MASTER(パックマスター)」の日本市場への普及を目指している。今夏頃にはデモ機が本社ショールームに入荷する予定で、今秋に個展を開催。軟包装フィルムへフレキシブルにレーザー加工できる同機を大々的にアピールする。
パックマスターは2016年にSEI社が開発し、全世界ですでに30台以上が稼働している。日本市場では2018年末に販売が開始され、現在2台が稼働中だ。軟包装フィルムへのカット(窓開け)、ハーフカット、マクロ/ミクロミシン目などにレーザー加工でき、簡単開封用、通気用、通風用などの新たな商品提案を可能にする。PE、PET、PPなどに加工が可能。近年、商品の包装は自社商品をアピールするためや他社商品との差別化において重要な役割を果たしている。とくに食品業界では顧客ニーズに合わせて商品の包装が開発されることが多く、顧客ニーズを実現するレーザー加工機として今後の普及が期待される。
材料への精密なカット、ミクロ穴開け(100ミクロン)と高い繰り返し精度を実現。SEI社が独自開発したガルボレーザーヘッドは、クロス・ウェブのカット、ハーフカット、ミクロミシン目加工で最大200m/分のラインスピードを実現。また、固定レーザーヘッドは、ウェブ・ダイレクションのハーフカット、ミクロミシン目加工で最大400m/分のラインスピードを実現する。
そして、最大の特長は加工工程のデジタル化により、簡単にジョブチェンジを実現できることだ。従来のダイカット加工と比べて時間とコストを大幅に短縮できる。さらに特筆すべきは包装する食品そのものの素材に優しいことだ。同社によると、従来のホットニードルで穴開けするのと比べ、食品が長持ちするとのデータが出ているという。
オートジョブチェンジ対応のラベル用レーザー加工機「LABEL MASTER」
国内で6台が稼働するロール対応レーザー加工機「LABEL MASTER(ラベルマスター)」が日本に初上陸したのは2012年。3代目となる現在のラベルマスターは、最新のレーザーヘッド「Hi50」を搭載し、高品質カットとオートジョブチェンジに対応。さらなる小ロット加工の効率化に貢献する。
モジュール式であるため、要望に合わせたカスタマイズが可能。標準的なモジュールとしてアンワインダー、フィニッシングモジュール、レーザーモジュール、カス上げモジュール、ワインダーを用意するほか、さらなる差別化を可能にするモジュールとして、シートカッターモジュール、ホットスタンプモジュールを用意している。
また、最大の特長であるオートジョブチェンジは、印刷されたQRコードを読み取り、瞬時に加工データを変更する。ますます需要の高まる多品種・小ロットへの対応が可能で、まさにデジタル時代必須の「時短!」モジュールとなっている。
紙器パッケージ向けの筋押し機能搭載シートtoシート対応レーザー加工機「PAPER ONE」
紙器パッケージ向けのレーザー加工機「PAPER ONE(ペーパーワン)」のレーザーヘッド「i-Scan」は、ガルバノ式レーザーで世界屈指の加工エリアと精度を誇る。1つのレーザーヘッドで加工エリア全体をカバーするため、一般的なツインヘッド形式のレーザー加工機のようにカットにつなぎ目が生じることがない。また1つの線データでフルカット、ミシン目カット、ハーフカットなど豊富なレーザーカッティングできる。
また、レーザー加工後の品質を最大限に追求するため、裏面からのレーザー照射も可能にする「プレート式クリースユニット」を採用。このほか、ラベルなど印刷面からのレーザー照射が必要なメディアや、凹型と凸型が混在するパッケージの型も製作できる。
新着トピックス
-
門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
2025年8月8日 ケーススタディ
-
尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
2025年8月4日 ケーススタディ
-
リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
2025年6月27日 ケーススタディ
-
コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
2025年6月4日 製品・テクノロジー
-
大村印刷、特殊トナーと用紙対応力で小ロット・高付加価値ニーズに対応
2025年5月8日 ケーススタディ
新着ニュース
SNSランキング
- 63sharesミマキ、330シリーズとエコ溶剤インクが3M MCS保証認定
- 43sharesパラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始
- 39sharesエプソン、立体物への直接印刷を可能にする「Direct to Shape Printing System」発表
- 38sharesKOMORI、241名が来場した新春特別内覧会のデモ動画(Impremia IS29s」公開
- 29sharesKOMORI、インクジェット印刷機とデジタル加飾機の連携披露
- 27shares日印機工とプリデジ協、IGAS2027の日程決定-2027年8月に東京ビッグサイトで開催
- 27sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 26sharesミヤコシ、軟包装向け水性インクジェット「MJP ADVANCED 45X for FILM」発表
- 25shares富士フイルムBI、デジタル印刷作品のコンテスト「IPA」の作品募集開始
- 23sharesリコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始
おすすめコンテンツ
尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信
奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞