コダック社、ULTRASTREAM技術を搭載した次世代インクジェットプレス発表
PROSPER ULTRA 520 プレス|UTECO SAPPHIRE EVO W プレス
2020年6月16日製品・テクノロジー
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コダック社は、ULTRASTREAMインクジェット技術を搭載した新しいインクジェット印刷機のラインアップ拡充を発表した。
PROSPER ULTRA 520プレス
高いインクカバレッジが必要となるグロスコート紙に印刷する場合やバリアブル印刷で一貫して150メートル/分の生産速度を確保し、オフセット印刷に匹敵する品質を提供するインクジェットプレス。しかも低ランニングコストを特長とする。
コダックのULTRASTREAMライティングシステムを採用した初のコダック製印刷機で、サテライトのない、より小さな完全な真円形状の液滴を高精度で着弾させて最高品質のインクジェット印刷画像を生成する。汎用的かつ高品質でコスト効率に優れた水性インクを使用して多様な基材への高速印刷を可能とし、生産性の最大化を念頭に設計されている。印刷会社がダイレクトメール、販促用ツール、カタログ、書籍など、幅広い用途に収益性の高い事業を拡大できるようにサポートする。
600×1,800dpiの解像度、150メートル/分の生産速度を確保し、あらゆる用紙にオフセットに匹敵する印刷品質を提供(200線相当)。グロスコート紙にも高いインクカバレッジでの印刷を実現する。
45〜250g/平方メートルまでの標準的なオフセット印刷用紙に対応(前処理が必要)し、520ミリ(20.5インチ)の印刷幅で、2アップ両面印刷にも対応。各イメージングステーションは、5つのジェッティングモジュールで構成され、1分あたり2,000ページ以上のA4用紙を印刷できる。
環境に配慮した水性KODAKナノ粒子顔料CMYKインクを使用し、低コストと高品質を実現。見当合わせ(スティッチング、色間精度、表裏見当)を監視および最適化するKODAKインテリジェントプリントシステム(特許取得済み)を搭載するほか、最先端のアドビAPPE5 RIPを備えた次世代のKODAK 900 Print Managerデジタルフロントエンドを搭載している。
「コダックの50年以上にわたるインクジェット印刷技術の歴史に新たなページを刻む。ULTRASTREAMインクジェットテクノロジーと低コストのインクをコンパクトなプラットフォームで最大限に活用して、最高のスピード、最高の解像度での印刷を実現。この製品がインクジェットの『新たなる創造』と呼ばれる理由はここにある」(イーストマン・コダック社エクゼクティブチェアマンのジム コンティネンザ氏)
なお、発売は2020年末を予定。
UTECO SAPPHIRE EVO Wプレス
フレキソ印刷に匹敵する生産性とグラビア印刷に匹敵する印刷品質を提供するデジタルパッケージング印刷機。コダックの高解像度ULTRASTREAMインクジェットテクノロジーとQDパッケージングインクを使用する。
プラスチックフィルム素材(PP、BOPP、PE、PET、PETG、PVdC PET、OPA、PVC、フォイル)や紙などのパッケージ印刷に印刷可能で、印刷速度は最大150メートル/分、印刷幅は1.25メートル(49.2インチ)、600×1,800dpiの解像度のCMYKインクジェットで印刷する。
QRコード等に代表されるコーディング、地域ごとのプロモーション、くじ、大量のバージョニング管理など、パッケージにあわせてデータを可変印刷するためのオプションを用意。水性で環境に優しく、間接的に食品に触れても安全と認定されている新しいPROSPERプレスQDパッケージングインクを採用し、プライミング、フレキソホワイト、ポストコーティング等をインラインで利用可能。独自の熱風&IR乾燥システムを搭載している。
「コダックの高解像度ULTRASTREAMインクジェットテクノロジーとQDパッケージングインクを使用することで、デジタル印刷をフレキシブルパッケージ印刷の主流製品へと押し上げるチャンスをもたらし続ける」(イーストマン・コダック社デジタルプリント部門シニアバイスプレジデントのランディ バンダグリフ氏)
なお同プレスは全世界で受注を開始している。
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コダック社は、ULTRASTREAMインクジェット技術を搭載した新しいインクジェット印刷機のラインアップ拡充を発表した。
PROSPER ULTRA 520プレス
高いインクカバレッジが必要となるグロスコート紙に印刷する場合やバリアブル印刷で一貫して150メートル/分の生産速度を確保し、オフセット印刷に匹敵する品質を提供するインクジェットプレス。しかも低ランニングコストを特長とする。
コダックのULTRASTREAMライティングシステムを採用した初のコダック製印刷機で、サテライトのない、より小さな完全な真円形状の液滴を高精度で着弾させて最高品質のインクジェット印刷画像を生成する。汎用的かつ高品質でコスト効率に優れた水性インクを使用して多様な基材への高速印刷を可能とし、生産性の最大化を念頭に設計されている。印刷会社がダイレクトメール、販促用ツール、カタログ、書籍など、幅広い用途に収益性の高い事業を拡大できるようにサポートする。
600×1,800dpiの解像度、150メートル/分の生産速度を確保し、あらゆる用紙にオフセットに匹敵する印刷品質を提供(200線相当)。グロスコート紙にも高いインクカバレッジでの印刷を実現する。
45〜250g/平方メートルまでの標準的なオフセット印刷用紙に対応(前処理が必要)し、520ミリ(20.5インチ)の印刷幅で、2アップ両面印刷にも対応。各イメージングステーションは、5つのジェッティングモジュールで構成され、1分あたり2,000ページ以上のA4用紙を印刷できる。
環境に配慮した水性KODAKナノ粒子顔料CMYKインクを使用し、低コストと高品質を実現。見当合わせ(スティッチング、色間精度、表裏見当)を監視および最適化するKODAKインテリジェントプリントシステム(特許取得済み)を搭載するほか、最先端のアドビAPPE5 RIPを備えた次世代のKODAK 900 Print Managerデジタルフロントエンドを搭載している。
「コダックの50年以上にわたるインクジェット印刷技術の歴史に新たなページを刻む。ULTRASTREAMインクジェットテクノロジーと低コストのインクをコンパクトなプラットフォームで最大限に活用して、最高のスピード、最高の解像度での印刷を実現。この製品がインクジェットの『新たなる創造』と呼ばれる理由はここにある」(イーストマン・コダック社エクゼクティブチェアマンのジム コンティネンザ氏)
なお、発売は2020年末を予定。
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プラスチックフィルム素材(PP、BOPP、PE、PET、PETG、PVdC PET、OPA、PVC、フォイル)や紙などのパッケージ印刷に印刷可能で、印刷速度は最大150メートル/分、印刷幅は1.25メートル(49.2インチ)、600×1,800dpiの解像度のCMYKインクジェットで印刷する。
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