コニカミノルタジャパン(株)(本社/東京都港区、大須賀健社長)は、印刷物にデジタル加飾を施すインクジェットスポットUVニスコーター「AccurioShine(アキュリオ シャイン)3600」の市場投入を2022年8月から開始した。近年、印刷業界は「需要の減少」「単価の下落」「人手不足、確保困難」など様々な課題に直面しており、「需要の創出」「単価の増大」「自動化・最適化」をいかに実現するかが、非常に重要となっている。同社では、これらの要求に応えるために「AccurioShine 3600」を提案していく。
インクジェットスポットUVニスコーター「AccurioShine」は、UVインクジェット方式によるニス加工機とMGI社製の箔押し機「iFoil One」が一体となったデジタル加飾機。エンボス(厚盛り)効果のある3Dニス加工からメタリックな表現を実現する箔押しまで、付加価値の高い加飾印刷物をシームレスに対応する。
版や型を作成する必要がないため、最低1枚から印刷することが可能。デジタル加飾機では、アナログ工程で発生する箔押しのための金型作成やシルクスクリーン印刷の製版などにおいて、課題となる中間廃材や廃液を大幅に削減でき、環境への影響を最小限に抑えることができる。同機の投入により、冊子、パンフレット、名刺やポスターなど、あらゆる商業印刷における印刷物の付加価値を高め、よりインパクトのある印刷物起点のコミュニケーションや収益性の高いビジネスを創出できる。
同機は、中規模の印刷会社をターゲットにしたMGI社製「JETvarnish 3DS」の後継機種。今回、コニカミノルタブランドとなる「AccurioShine」を冠し、MGI社の革新的なテクノロジーとコニカミノルタ品質の信頼性が統合された、新しいデジタル加飾システムとして、マシンサイズ・価格ともにコンパクトにしてラインアップしている。
デジタルニス・箔で付加価値の高い後加工を実現
同機では、UVインクジェット方式を用いて、デジタル印刷機やオフセット印刷機で印刷されたコート紙、マットコート紙から水性コーティングされた基材まで、幅広いメディアに対して、エンボス効果のある3Dニス加工を施すことが可能。これにより光沢のあるニス効果で印刷物の高級感と立体感を演出し、視覚と触覚への訴求が販促効果を高める。さらに、ニス加工された印刷物の上に「iFoil One」で箔押しを施すと、立体的で煌びやかなメタリックカラーによりデザインの魅力が最大限に引き出され、付加価値の高い後加工を実現する。
多品種少量生産でビジネスチャンスを拡大
デジタル加飾機では、試作から本生産まで版や型を必要とせず、デジタル上で手軽にデザインの作成から変更、校正までを素早く行うことができる。そのためアナログ工程では、資材費や工数が掛かり、これまで困難であった色や絵柄違い等の複数のデザインを作成することが可能。生産機としての利用に加え、モックアップサンプルやテストマーケティング用途の多品種・少量生産など、印刷ビジネスに新たな可能性をもたらしてくれる。
デジタル加飾機では、ニス加工から箔押しまでデジタルによりシームレスに加飾を実行。アナログ工程で発生する箔押しのための金型作成やシルクスクリーン印刷の製版などにおいて課題となる中間廃材や廃液を大幅に削減でき、環境への影響を最小限に抑えることができる。
同社は、デジタル加飾市場において、大規模印刷会社向けのMGI社製品「JETvarnish 3D Evolution」から、中規模向けの「AccurioShine 3600」、小規模向けの「AccurioShine 101」までラインアップし、幅広い顧客層に向けて付加価値の高い加飾印刷を提供していく。
また、「EX感性ソリューション」を併用することで、加飾印刷物による消費者の購買行動を予測し、購買活動につながる最適な印刷物のデザインを追求することができる。これによりハードとソフトの両面で印刷会社と共にクライアントの期待に応え、加飾市場への価値提供を強化していく。
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