キーワードで検索

井上総合印刷、多彩な特殊色と機動力で新たな付加価値の提供へ

[Revoria Press PC1120導入事例]現場のモチベーションアップにも

2023年8月3日ケーススタディ

特殊トナーの活用で、クリエイティブの幅が大きく広がる

 導入から約3ヵ月。立ち上がりはスムーズで、すでに期待どおりのメリットを実感している。

 「PC1120のインターフェイスはColor 1000 Pressと同様にわかりやすいもので、オペレーションに不安などはまったくなく、導入してすぐに本格稼働に入ることができた。つい先日は、地元の銀行からの相談で、あるパーティーの記念品のお酒を用意したが、書道家・涼風花先生の書をPC1120でオリジナルラベルとして出力し、150本ほど作成。印刷品質も生産性も従来機より上がっているので、このような依頼にも難なく応えることができる」

Revoria Press PC1120で出力したオリジナルラベルとIGASで展示されたライティングオブジェ

 トータルで数万部という大ロット・バリアブルのDMなども、安定して効率よく出力できている。

 「高品質のものが早く安定して生産できるというのは当たり前だが、電気代が高騰し、働き方改革にも力を入れている現在の状況では、その重要性がいっそう増している。1枚目から同じ色をキープでき、紙詰まりなどで機械が止まることもないので無駄な時間や労力を費やすことがない。ごく基本的な部分だが、当社にとっては大きなメリット」

 特殊トナーの本格活用については、取材時点ではまだ準備段階であったが、井上社長は幅広い用途展開に期待を寄せている。

 「ちょうど明日、富士フイルムが特殊トナーの勉強会を開いてくれることになっている。デザイナーたちに、データの作成方法などをレクチャーしてもらう。運用はこれからだが、いろいろと構想は練っている。たとえば、コロナ禍以降、クーポン券などのニーズが増えているので、シルバーやクリアなどの高精細出力を活かして、偽造防止印刷を提案できればと考えている。バリアブルソフトの『FormMagic』も併用すれば、ナンバリングやバリアブルQRコードなども入れられる。小回りが利いて特色もバリアブルも自在に活用できるマシンというのが、Revoria Press PC1120の立ち位置。これからイベントが増えてくる中でさまざまな面白い提案ができるのではと期待している」

 構想は平面的な印刷物にとどまらない。立体的なオブジェクトなども視野に入っている。
「昨年、IGAS2022の富士フイルムブースで、Color 1000 Pressで製作したインテリアのサンプル(ライティングオブジェ「umbel」)を展示させてもらったが、このような立体物にもチャレンジしていきたい。昨年のサンプルは4色だったが、PC1120でシルバーやゴールドを使えば、デザイン性、付加価値をさらに高められる。印刷は平面というイメージが強いが、立体でインテリアという機能があってデザイン性も高い、そんな印刷物をつくっていきたい」

新たな付加価値提案、そして地域の活性化にもつなげたい

 井上社長が大きな期待を寄せる新戦力は、社内の活性化にも貢献している。

 「導入機種を決める段階から社員に参加してもらったこともあって、皆、愛着を持ってくれている。また、デザイナーやオペレーターなどの専門職のスタッフが長く勤める上でも、PC1120の導入はいい刺激になっている。特殊色が4色もあって、いままでなかなか考えられなかったような表現ができる。発想の幅が広がるので、現場の士気も上がっている。これが、お客様へのいい提案にもつながるのではないかと期待している」

 さらに井上社長は、Revoria Press PC1120の導入効果を、社内だけにとどめず地域全体にも広げていきたい考えだ。

 「明日の勉強会では、まず当社のデザイナーが教わるわけだが、次は当社のデザイナーから外部のデザイン事務所やデザイン協会などにPC1120を知ってもらう機会を設けたい。さらには、企画・制作会社なども巻き込んで、紙の価値をもっと高められるような活動にも取り組んでいきたい。これからは、同業者同士、協力しながら業界を盛り上げていかなければいけない。このRevoria Press PC1120も、当社だけの武器として使うのではなく、地域の皆さんにも自社の機械のように使っていただけるような仕組みをつくっていきたい」

新着トピックス

swissq2511271_tn.jpg

swissQprint、ビジネスの将来的な成長を促進するワイドフォーマットプリンタ

2025年11月25日ケーススタディ

 swissQprintのユーザーであるMayfield Press社とPip n Chip社(まったく異なる業種)の2社は、swissQprintのマシンが自社のビジネスニーズに合わ...全文を読む

higuchi_jetpress_25_tn-1.jpg

樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは

2025年10月8日ケーススタディ

 「刷り技術集団」として下請けに徹する(有)樋口印刷所(大阪市東住吉区桑津、樋口裕規社長)は、コロナ禍にあった2021年12月、富士フイルムの商業印刷向け枚葉インクジェットデジタルプレ...全文を読む

最新ニュース

tokiwa_jetpress_tn.jpg

トキワ印刷、厚紙仕様のIJデジタルプレス「JetPress750S」導入

2025年12月26日

 パッケージおよび厚紙・特殊紙印刷のトキワ印刷(株)(本社/大阪府東大阪市池島町、渡辺貞城社長)はこのほど、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(...全文を読む

dic_colorguide_ai_new_tn.jpg

DICグラフィックス、色見本帳アプリにAI配色検索機能搭載

2025年12月26日

 DICグラフィックス(株)(甲斐敏幸社長)は、デザイン・印刷・マーケティング業務を支援する色見本帳アプリ「DICデジタルカラーガイド」に、業界初の「AI配色検索機能」を搭載した。  ...全文を読む

kodak_prinergy11_5_tn.jpg

コダック、自動化や統合性を強化したPRINERGY最新バージョン発表

2025年12月26日

 コダックは、PRINERGYソフトウェアの新バージョン11.5を発表した。  PRINERGYプラットフォームは、アナログ印刷とデジタル印刷の両方にわたり、生産を効率化・最適化する統...全文を読む

井上総合印刷、多彩な特殊色と機動力で新たな付加価値の提供へ

[Revoria Press PC1120導入事例]現場のモチベーションアップにも

2023年8月3日ケーススタディ

  • twitter
  • facebook
  • line

特殊トナーの活用で、クリエイティブの幅が大きく広がる

 導入から約3ヵ月。立ち上がりはスムーズで、すでに期待どおりのメリットを実感している。

 「PC1120のインターフェイスはColor 1000 Pressと同様にわかりやすいもので、オペレーションに不安などはまったくなく、導入してすぐに本格稼働に入ることができた。つい先日は、地元の銀行からの相談で、あるパーティーの記念品のお酒を用意したが、書道家・涼風花先生の書をPC1120でオリジナルラベルとして出力し、150本ほど作成。印刷品質も生産性も従来機より上がっているので、このような依頼にも難なく応えることができる」

Revoria Press PC1120で出力したオリジナルラベルとIGASで展示されたライティングオブジェ

 トータルで数万部という大ロット・バリアブルのDMなども、安定して効率よく出力できている。

 「高品質のものが早く安定して生産できるというのは当たり前だが、電気代が高騰し、働き方改革にも力を入れている現在の状況では、その重要性がいっそう増している。1枚目から同じ色をキープでき、紙詰まりなどで機械が止まることもないので無駄な時間や労力を費やすことがない。ごく基本的な部分だが、当社にとっては大きなメリット」

 特殊トナーの本格活用については、取材時点ではまだ準備段階であったが、井上社長は幅広い用途展開に期待を寄せている。

 「ちょうど明日、富士フイルムが特殊トナーの勉強会を開いてくれることになっている。デザイナーたちに、データの作成方法などをレクチャーしてもらう。運用はこれからだが、いろいろと構想は練っている。たとえば、コロナ禍以降、クーポン券などのニーズが増えているので、シルバーやクリアなどの高精細出力を活かして、偽造防止印刷を提案できればと考えている。バリアブルソフトの『FormMagic』も併用すれば、ナンバリングやバリアブルQRコードなども入れられる。小回りが利いて特色もバリアブルも自在に活用できるマシンというのが、Revoria Press PC1120の立ち位置。これからイベントが増えてくる中でさまざまな面白い提案ができるのではと期待している」

 構想は平面的な印刷物にとどまらない。立体的なオブジェクトなども視野に入っている。
「昨年、IGAS2022の富士フイルムブースで、Color 1000 Pressで製作したインテリアのサンプル(ライティングオブジェ「umbel」)を展示させてもらったが、このような立体物にもチャレンジしていきたい。昨年のサンプルは4色だったが、PC1120でシルバーやゴールドを使えば、デザイン性、付加価値をさらに高められる。印刷は平面というイメージが強いが、立体でインテリアという機能があってデザイン性も高い、そんな印刷物をつくっていきたい」

新たな付加価値提案、そして地域の活性化にもつなげたい

 井上社長が大きな期待を寄せる新戦力は、社内の活性化にも貢献している。

 「導入機種を決める段階から社員に参加してもらったこともあって、皆、愛着を持ってくれている。また、デザイナーやオペレーターなどの専門職のスタッフが長く勤める上でも、PC1120の導入はいい刺激になっている。特殊色が4色もあって、いままでなかなか考えられなかったような表現ができる。発想の幅が広がるので、現場の士気も上がっている。これが、お客様へのいい提案にもつながるのではないかと期待している」

 さらに井上社長は、Revoria Press PC1120の導入効果を、社内だけにとどめず地域全体にも広げていきたい考えだ。

 「明日の勉強会では、まず当社のデザイナーが教わるわけだが、次は当社のデザイナーから外部のデザイン事務所やデザイン協会などにPC1120を知ってもらう機会を設けたい。さらには、企画・制作会社なども巻き込んで、紙の価値をもっと高められるような活動にも取り組んでいきたい。これからは、同業者同士、協力しながら業界を盛り上げていかなければいけない。このRevoria Press PC1120も、当社だけの武器として使うのではなく、地域の皆さんにも自社の機械のように使っていただけるような仕組みをつくっていきたい」

新着トピックス

新着ニュース

PAGE TOP