太陽プリント、メタリックカラーで独創的提案:Iridesse Production Press導入事例
小ロットジョブの振り分けにより、グループ全体の生産性アップも実現
2018年7月11日ケーススタディ
-
レーザー加工も駆使した独創的提案でクライアントの心を掴む
現在、太陽プリントの高付加価値戦略の要になっている設備としては、Iridesse Production Pressに加えて、イタリアSEI社製の高性能レーザー加工機がある。昨年12月に導入したもので、超微細な抜き加工や表面彫刻を高速に行える加工機だ。同社では両者を駆使して独創的な新商品を開発し、地元企業をはじめとした幅広い分野のクライアントに提案を行っている。「ブランドイメージの訴求に力を入れているお客様を中心に、ゴールドやシルバー、メタリックカラーを使った印刷物を提案している。例えば、貴金属メーカー向けに、シルバーで金属の質感を表現したノベルティ。あるいは、世界遺産登録の動きで話題になっている佐渡金銀山をアピールする宣伝ツール。さらに、県内各地の商店街にも、独自のアイデアを盛り込んだ販促ツールを提案している」(桜井社長)
試行錯誤を重ねながら多種多様なサンプルをつくり、まずは既存クライアントを中心に提案を行う。そこでコミュニケーションをとりながらアイデアをカタチにしていくケースが多いという。
「社内で出したアイデアをデザインに落とし込み、そのサンプルをお客様に見せると、『こんな印刷・加工ができるんだ』という発見から発想が広がり、いろいろなアイデアを出していただける。お客様と一緒にアイデアを膨らませて新しいツールを創り出していく」(桜井社長)
現在Iridesse Production Pressで手がけている製作物としては、パッケージやPOPなど、折りや抜き加工を組み合わせて付加価値をつけたものが多く、日本酒ボトル用のネックPOPのような、新潟ならではのツールも。また、販促ツールのほかにも、特色トナー・厚紙対応を活かして、高級感が求められる小ロットの冊子なども受注している。
「50部ほどの小ロットの記念誌を製作したこともある。厚手の上質な用紙にホワイトトナーを使って高級感のあるデザインに仕上げたところ、お客様に大変喜んでいただいた。まさにIridesse Production Pressだからこそ実現した仕事だと思う。また、ブライダル関連の印刷物などでは、光沢のある特殊紙にホワイトトナーとクリアトナーを使って絵柄を印刷するといった、いままでにないデザインにもチャレンジしている」(桜井社長)
Iridesse Production Pressの導入によって、従来のPOD機やオフセット印刷機ではできなかった表現が可能になり、提案の幅が大きく広がった。それとともに、社内でも、商品開発へのモチベーションの向上、現場の活性化といった効果が表われているという。
新着トピックス
サンエムカラー、8K印刷をJet Press 750Sで再現
2024年2月14日企業・経営
豊富に蓄積した印刷技術を組み合わせながら夢と感動をクライアント、さらにはエンドユーザーに伝える「芸術の工業化」に取り組んでいる(株)サンエムカラー(本社/京都府京都市)は、2023年...全文を読む
ヤマゼンコミュニケイションズ、VRの世界観を印刷物として提供
2024年1月26日企業・経営
ヤマゼンコミュニケイションズ(株)(本社/栃木県宇都宮市、山本堅嗣宣社長)は、2023年度の「Innovation print Awards(以下、IPA)」において、「フォトブック...全文を読む
最新ニュース
日本HP、4月16日「HP Indigo デジタル印刷機 新製品発表オンラインセミナー」開催
2024年3月27日
(株)日本HPは4月16日、「HP Indigo デジタル印刷機 新製品発表オンラインセミナー」を開催する。 同社では、2024年5月28日からドイツ デュッセルドルフで開催さ...全文を読む
コニカミノルタ、drupa2024でB2サイズの新機種「AccurioJet 60000」公開
2024年3月26日
コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長)は、5月28日から6月7日まで、ドイツ・デュッセルドルフで開催される世界最大規模の印刷・メディア産業展「drupa2024」...全文を読む
富士フイルム、軟包装印刷向け水性インクジェットデジタルプレス「Jet Press FP790」発売
2024年3月26日
富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)は、インクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズの新ラインアップとして、軟包装印刷市場を対象とした水性インクジェットプレス「J...全文を読む
太陽プリント、メタリックカラーで独創的提案:Iridesse Production Press導入事例
小ロットジョブの振り分けにより、グループ全体の生産性アップも実現
2018年7月11日ケーススタディ
レーザー加工も駆使した独創的提案でクライアントの心を掴む
現在、太陽プリントの高付加価値戦略の要になっている設備としては、Iridesse Production Pressに加えて、イタリアSEI社製の高性能レーザー加工機がある。昨年12月に導入したもので、超微細な抜き加工や表面彫刻を高速に行える加工機だ。同社では両者を駆使して独創的な新商品を開発し、地元企業をはじめとした幅広い分野のクライアントに提案を行っている。
「ブランドイメージの訴求に力を入れているお客様を中心に、ゴールドやシルバー、メタリックカラーを使った印刷物を提案している。例えば、貴金属メーカー向けに、シルバーで金属の質感を表現したノベルティ。あるいは、世界遺産登録の動きで話題になっている佐渡金銀山をアピールする宣伝ツール。さらに、県内各地の商店街にも、独自のアイデアを盛り込んだ販促ツールを提案している」(桜井社長)
試行錯誤を重ねながら多種多様なサンプルをつくり、まずは既存クライアントを中心に提案を行う。そこでコミュニケーションをとりながらアイデアをカタチにしていくケースが多いという。
「社内で出したアイデアをデザインに落とし込み、そのサンプルをお客様に見せると、『こんな印刷・加工ができるんだ』という発見から発想が広がり、いろいろなアイデアを出していただける。お客様と一緒にアイデアを膨らませて新しいツールを創り出していく」(桜井社長)
現在Iridesse Production Pressで手がけている製作物としては、パッケージやPOPなど、折りや抜き加工を組み合わせて付加価値をつけたものが多く、日本酒ボトル用のネックPOPのような、新潟ならではのツールも。また、販促ツールのほかにも、特色トナー・厚紙対応を活かして、高級感が求められる小ロットの冊子なども受注している。
「50部ほどの小ロットの記念誌を製作したこともある。厚手の上質な用紙にホワイトトナーを使って高級感のあるデザインに仕上げたところ、お客様に大変喜んでいただいた。まさにIridesse Production Pressだからこそ実現した仕事だと思う。また、ブライダル関連の印刷物などでは、光沢のある特殊紙にホワイトトナーとクリアトナーを使って絵柄を印刷するといった、いままでにないデザインにもチャレンジしている」(桜井社長)
Iridesse Production Pressの導入によって、従来のPOD機やオフセット印刷機ではできなかった表現が可能になり、提案の幅が大きく広がった。それとともに、社内でも、商品開発へのモチベーションの向上、現場の活性化といった効果が表われているという。
新着トピックス
-
昭和堂、小児患者と家族に希望を-子どもの絵画をデジタル印刷で作品化
2024年4月1日 企業・経営
-
大阪印刷、6台のIndigoで急成長する同人誌印刷ビジネス〜選ばれる「デジオフ品質」
2024年2月21日 ケーススタディ
-
サンエムカラー、8K印刷をJet Press 750Sで再現
2024年2月14日 企業・経営
-
ヤマゼンコミュニケイションズ、VRの世界観を印刷物として提供
2024年1月26日 企業・経営
-
コダックジャパン、オフとデジタル両輪で印刷業界にコミット
2024年1月16日 スペシャリスト
新着ニュース
SNSランキング
- 93sharesサンエムカラー、8K印刷をJet Press 750Sで再現
- 76sharesジップ、年間3億通を封入発送〜独自のダイレクトマーケティング事業展開
- 42sharesエイエイピー、「デジタル×紙」でイベント事業の高付加価値化へ[バリアブル印刷ソフトFormMagic採用事例]
- 39sharesSCREEN GA、「Creating A Future In Print 〜Tech x Irodori〜」テーマにdrupa2024に出展
- 38sharesFFGS、製造現場の可視化・分析で印刷DXを支援
- 30shares富士フイルムBI、DX実証の場へと進化した「Future Edge」
- 29sharesエプソン、機能性インクを搭載したMonna Lisaシリーズの新機種発売
- 27shares軟包装印刷向け水性インクジェットデジタルプレス「Jet Press FP790」発売
- 25sharesブラザー、水性顔料ラテックスインクを搭載した大判プリンター「WF1-L640」発売
- 25sharesコダック、drupa2024でインクジェットとオフセットのソリューション展開