紙器・カートンの構造
紙器・カートン・箱・函などの文字が充てられている。紙器は構造体にするために罫線・けいせん / crease を入れて折り曲げて立体容器としている。酢酸ビニ ール系などのエマルジョンで接着されている。内容物充填後は、ホットメルト剤が使用されていることが多い。いたずら防止など開封の工夫もされている。紙器の構造を考えるプロにとっては、新しい形態を考えたいものである。
ドイツで非常にユニークな紙器が開発された。今まで見た紙器で一番工夫された、常識に挑戦した構造と思う。蓋を両端に引っ張り、さらに下の方向に引き下ろすと脚になる。日本の古い食事用の台に似た形状になる。非常によく構造を考えている。紙器といえどもやはり店頭では目立たせたい。
カートン:チョコレート
実際に店頭に陳列されている場合は、次の写真のように見える。チョコレートにも目が行くが、カートンの形に目が留まるだろう。パッケージで重要な「視認性」に優れたカートンと言える。残念ながら、機械化が難しい構造なので、最後に蓋を被せる作業は手作業となる。しかし、非常にユニークな発想のカートンである。
もう少し分解してみると、
折り曲げコーナーの構造がミソ。よく考えている。私ももう少し簡単になる構造を考えたが、量産できる構造までは無理だった。紙器の構造を考えることが好きな方、あるいは得意な方はこの構造より、もっと組み立てが簡単な構造を考えてみてほしい。これをうまく発展させると面白い構造の紙器ができるかも知れまない。それは某業界が最も興味を持つ紙器となるかも知れない。挑戦してみてほしい。
新着トピックス
-
ケーススタディ 門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
-
ケーススタディ 尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
2025年6月27日ケーススタディ
「アイデア什器」の(株)リンクス(本社/岐阜県関市倉知2639-1、吉田哲也社長)は昨年11月、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(厚紙仕様)...全文を読む
コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
2025年6月4日製品・テクノロジー
コニカミノルタジャパン(株)は、デジタルカラー印刷システムの最上位機種「AccurioPress(アキュリオプレス) C14010シリーズ」の発売を記念して4月23・24日の2日間、...全文を読む
最新ニュース
エプソン、世界最少の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が「機械遺産」に選定
2025年8月7日
セイコーエプソン(株)がエプソンミュージアム諏訪(長野県諏訪市)に所蔵している、1968年より発売した世界最小(同社調べ(当時))の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が、(一...全文を読む
リコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始
2025年8月7日
(株)リコー(大山晃社長)は、産業用テキスタイル印刷市場向けに、高生産性を実現する広幅対応Direct To Film(DTF)プリンター「RICOH Pro D1600」について、...全文を読む
コニカミノルタ、反応染料用インライン前処理インク「O'ROBE」の提供開始
2025年7月29日
コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長、以下、コニカミノルタ)は、インクジェットテキスタイルプリンター「Nassenger(ナッセンジャー)」シリーズ用インクとして...全文を読む
連載|より包装材料の印刷の理解を深めるために - 14
伸びるデジタル印刷と包装分野への参入
2018年11月12日スペシャリスト

一般社団法人PODi
1996年に米国で誕生した世界最大のデジタル印刷推進団体。印刷会社800社、ベンダー50社以上が参加し、デジタル印刷を活用した成功事例をはじめ、多くの情報を会員向けに公開している。また、WhatTheyThinkをはじめDMAなどの海外の団体と提携し、その主要なニュースを日本語版で配信している。
紙器・カートンの構造
紙器・カートン・箱・函などの文字が充てられている。紙器は構造体にするために罫線・けいせん / crease を入れて折り曲げて立体容器としている。酢酸ビニ ール系などのエマルジョンで接着されている。内容物充填後は、ホットメルト剤が使用されていることが多い。いたずら防止など開封の工夫もされている。紙器の構造を考えるプロにとっては、新しい形態を考えたいものである。
ドイツで非常にユニークな紙器が開発された。今まで見た紙器で一番工夫された、常識に挑戦した構造と思う。蓋を両端に引っ張り、さらに下の方向に引き下ろすと脚になる。日本の古い食事用の台に似た形状になる。非常によく構造を考えている。紙器といえどもやはり店頭では目立たせたい。
カートン:チョコレート
実際に店頭に陳列されている場合は、次の写真のように見える。チョコレートにも目が行くが、カートンの形に目が留まるだろう。パッケージで重要な「視認性」に優れたカートンと言える。残念ながら、機械化が難しい構造なので、最後に蓋を被せる作業は手作業となる。しかし、非常にユニークな発想のカートンである。
もう少し分解してみると、
折り曲げコーナーの構造がミソ。よく考えている。私ももう少し簡単になる構造を考えたが、量産できる構造までは無理だった。紙器の構造を考えることが好きな方、あるいは得意な方はこの構造より、もっと組み立てが簡単な構造を考えてみてほしい。これをうまく発展させると面白い構造の紙器ができるかも知れまない。それは某業界が最も興味を持つ紙器となるかも知れない。挑戦してみてほしい。
新着トピックス
-
門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
2025年8月8日 ケーススタディ
-
尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
2025年8月4日 ケーススタディ
-
リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
2025年6月27日 ケーススタディ
-
コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
2025年6月4日 製品・テクノロジー
-
大村印刷、特殊トナーと用紙対応力で小ロット・高付加価値ニーズに対応
2025年5月8日 ケーススタディ
新着ニュース
SNSランキング
- 50sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 47sharesキヤノンPPS、4月11日「Hunkeler Innovationdays 2025レポートセミナー」開催
- 38shares門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
- 38sharesコニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
- 35sharesKOMORI、China Print 2025でB2デジタル「J-throne29」を中国初出展
- 33sharesウケゼキ、小ロット厚紙・パッケージ印刷を強化[Revoria PressEC1100導入事例]
- 30sharesコニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売
- 28sharesパラシュート、Webプラットフォームをベースとした販促資材管理サービスの提供開始
- 28shares日印機工とプリデジ協、IGAS2027の日程決定-2027年8月に東京ビッグサイトで開催
- 24shares尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
おすすめコンテンツ
尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信
奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞