注目すべき包装のキーワード
注目すべき包装のキーワードをあげてみました。今後さらに注力する分野のひとつに、温暖化防止対応のパッケージがあります。

Sustainable packagingへの対応が基本ですが、次の表の中の1、2は今までの対応事例です。今後は3、4、5への対応が重要と思います。とくに再生可能原材料から作られるプラスチック材料の利用促進だと思います。

もうひとつ我々が考えなければならない点は、合理的な考えに基づく包装設計です。我々は、とかく直ぐにコスト面と利益ばかりに留意しますが、その前に海外の合理的な考えを参照し、熟慮したうえで包装設計を進めたらと思います。

スウェーデンの大学の先生の説明ですが、CO2排出量削減の考え方です。もうひとつのキーワードは、「視認性」と思います。最近は文章を熟読することも少なくなり、目で追う読み方に代わってきていますが、これは意外と頭に入っていないようです。瞬間的に理解して行動する傾向になっていますが、思い違い、理解不足で「ヒヤリハット」「ヒューマンエラー」の原因にもなっています。「視認性」はこの傾向を助長するのではなく、よく注意して理解しやすく、「うっかりミス」をなくすように配慮して対応すべきでしょう。パッケージの充填包装から物流・店頭・使用時において視認性が重要です。目視だけでなく、ネットショッピング対応や多くの製品情報提供のためにパッケージ形状、補助手段も重要となっています。
「見やすくする」事例としてレーザー印字があります。

視認性の良いパッケージの要件を次の表に示します。

商品を供給する「造り手の気持ちが伝わるようなパッケージ」を生活者、使用者に使いやすいパッケージを提案したいものです。

住本技術士事務所 所長 住本充弘氏(すみもと みつひろ)
技術士(経営工学)、包装管理士((社)日本包装技術協会認定)
日本包装コンサルタント協会会員・理事
技術士包装物流グループ会員・理事
日本包装学会会員
新着トピックス
2025年10月1日製品・テクノロジー
産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は今年4月、同社初のUV-DTF(UV硬化式...全文を読む
2025年9月30日製品・テクノロジースペシャリスト
最速900メートル/分の超高速印刷が可能なPROSPERヘッドは、日本でもDM市場を中心に数百台が稼働しているが、コダックジャパン・プリント事業部デジタルプリンティング営業本部の河原...全文を読む
最新ニュース
SCREEN、京都芸大・月桂冠と産学連携 - 学生デザインラベルの日本酒商品化
2025年10月8日
京都市立芸術大学(以下「京都芸大」)、月桂冠(株)、(株)SCREENグラフィックソリューションズ(以下「SCREEN」)の3者は、産学連携による共同プロジェクトを実施し、京都芸大・...全文を読む
ミマキ、OGBS2025で昇華転写用IJプリンタ「TS200」を国内初披露
2025年10月2日
(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は、9月30日と10月1日に東京・池袋のサンシャインシティにおいて開催されたオーダーグッズビジネスショー(OGBS)2...全文を読む
swissQprint Japan、VIPオープンハウスウィーク-10月28日〜31日
2025年10月1日
swissQprint Japan(株)(本社/横浜市港北区新横浜3-2-6、アドリアーノ・グット社長)は、顧客の要望に応え、最新世代のフラットベッドプリンタを紹介するオープンハウス...全文を読む
連載|より包装材料の印刷の理解を深めるために - 23
伸びるデジタル印刷と包装分野への参入
2019年3月22日スペシャリスト

一般社団法人PODi
1996年に米国で誕生した世界最大のデジタル印刷推進団体。印刷会社800社、ベンダー50社以上が参加し、デジタル印刷を活用した成功事例をはじめ、多くの情報を会員向けに公開している。また、WhatTheyThinkをはじめDMAなどの海外の団体と提携し、その主要なニュースを日本語版で配信している。
注目すべき包装のキーワード
注目すべき包装のキーワードをあげてみました。今後さらに注力する分野のひとつに、温暖化防止対応のパッケージがあります。

Sustainable packagingへの対応が基本ですが、次の表の中の1、2は今までの対応事例です。今後は3、4、5への対応が重要と思います。とくに再生可能原材料から作られるプラスチック材料の利用促進だと思います。

もうひとつ我々が考えなければならない点は、合理的な考えに基づく包装設計です。我々は、とかく直ぐにコスト面と利益ばかりに留意しますが、その前に海外の合理的な考えを参照し、熟慮したうえで包装設計を進めたらと思います。

スウェーデンの大学の先生の説明ですが、CO2排出量削減の考え方です。もうひとつのキーワードは、「視認性」と思います。最近は文章を熟読することも少なくなり、目で追う読み方に代わってきていますが、これは意外と頭に入っていないようです。瞬間的に理解して行動する傾向になっていますが、思い違い、理解不足で「ヒヤリハット」「ヒューマンエラー」の原因にもなっています。「視認性」はこの傾向を助長するのではなく、よく注意して理解しやすく、「うっかりミス」をなくすように配慮して対応すべきでしょう。パッケージの充填包装から物流・店頭・使用時において視認性が重要です。目視だけでなく、ネットショッピング対応や多くの製品情報提供のためにパッケージ形状、補助手段も重要となっています。
「見やすくする」事例としてレーザー印字があります。

視認性の良いパッケージの要件を次の表に示します。

商品を供給する「造り手の気持ちが伝わるようなパッケージ」を生活者、使用者に使いやすいパッケージを提案したいものです。

住本技術士事務所 所長 住本充弘氏(すみもと みつひろ)
技術士(経営工学)、包装管理士((社)日本包装技術協会認定)
日本包装コンサルタント協会会員・理事
技術士包装物流グループ会員・理事
日本包装学会会員
新着トピックス
-
樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
2025年10月8日 ケーススタディ
-
ダイコウラベル、新市場への進出に貢献〜デジタルの強みで顧客メリットを創出
2025年10月7日 ケーススタディ
-
ミマキ、UV-DTF市場に参入〜プリント形状の課題を解決
2025年10月1日 製品・テクノロジー
-
コダック、パッケージ分野で新アプリケーション開拓へ
2025年9月30日 製品・テクノロジースペシャリスト
-
青森県コロニー協会、多様性のある職場環境の構築を支援 [インプレミアIS29s導入事例]
2025年9月30日 ケーススタディ
新着ニュース
SNSランキング
- 63shares講談社、フルデジタル書籍生産システムが新たな領域に
- 50sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 44shares富士フイルムBI、デジタル印刷ワークフローソフトウェアが「IDEA」ファイナリストに
- 40shares樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
- 38shares門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
- 38sharesコニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
- 37sharesSCREEN GAとSCREEN GPJ、「パッケージに彩りを」テーマに「JAPAN PACK 2025」に出展
- 35sharesSCREEN、インクジェット技術を核とした未来のオープンイノベーション拠点開設
- 30sharesコニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売
- 28sharesパラシュート、Webプラットフォームをベースとした販促資材管理サービスの提供開始










