共進ペイパー&パッケージ、今夏にB1デジタル印刷機導入
2020年に通販サービスで売上20億円を目指す
2019年4月15日企業・経営
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「デジタル印刷展開のラストピース」〜通販サービスで売上20億円に向けて加速
(株)共進ペイパー&パッケージ(本社/神戸市中央区、鍛治川清司社長)が数年前から掲げてきたこの目標が現実的なものになってきた。今年の夏にデジタル印刷の生産拠点である関東工場(千葉市花見川区)にB1デジタル印刷機を導入することを決定し、そのための用地を関東工場近辺に取得したのである。同社の鍛治川和広常務取締役は「デジタル印刷展開のラストピースにしたい」としており、これによりデジタル印刷での対応幅と生産キャパを飛躍的に向上させ、通販サービスで売上20億円に向けてのラストスパートをかける考えだ。
「デジタル印刷で柱を立てる」。これは、同社が関東工場にデジタル印刷機「iGen4」を導入し、小ロットパッケージの通販サービス「ハコプレ」を立ち上げ、通販サービスの市場に名乗りを上げた2013年4月から掲げてきた目標であり、同社ではデジタル印刷を印刷紙器や段ボールなどトータルにパッケージを手掛ける企業としての柱、タイにも工場を持つグローバル企業としての柱に次ぐ3本目の柱に成長させるべく、通販サービスの展開と合わせ、デジタル印刷設備の強化も進めてきた。
通販サービス展開としては、この6年間で「ハコプレ」に続いて、BtoC向け極小ロットパッケージ「世界にひとつの箱」、小売店や飲食店にメニューやポスター・POPなどを提供する「ポップレ」、紙袋専門の小ロット・超短納期・超低価格サービス「ハコプレ紙袋」、極小ロットのパッケージを対象にした「サンプルパッケージ.com」を次々と開設し、小ロット印刷物の大量受注によりデジタル印刷による売上を年々拡大してきた。
そしてこの間、2015年1月に2台目のデジタル印刷機となる「Versant2100Press」を導入。続いて同年9月にはB2サイズ・厚紙対応「JetPress720S」を導入し、さらに昨年5月には「Iridesse Production Press」を導入するなど、通販サービスによる新市場開拓と売上拡大に合わせ、デジタル印刷事業を設備面でも加速させてきた。
そして、同社は今夏にB1デジタル印刷機を導入することを決定し、関東工場から30メートルほどの近辺に約350坪の用地を取得した。「2020年に通販サービスで売上20億円を目指す」というかねてからの目標の実現に向けて、いよいよ最終調整に入ったといえそうだ。
鍛治川常務は「偶然にも関東工場の近辺にB1デジタル印刷機を導入するのに最適な用地を取得することができた。何キロも離れたところでは何かと大変だが、本当に運が良かった」と用地取得の経緯について話しており、"商売の女神"も味方についたことに満足げな様子だ。機種選定については「ハイデルベルグのPrimefire106か小森コーポレーションがLANDA社と共同開発するNS40の2択で、どちらが当社のビジネスに有効かよく検討した上で1ヵ月以内に決定する」(鍛治川常務)と明らかにしていないが、今夏には導入し、今秋には本格稼働を開始する予定ということだ。いずれの機種を導入するにしても、国内外の印刷業界に大きなインパクトを与えるニュースとなることは間違いなく、今後の動きに目が離せない。
「当社は2015年9月にデジタル印刷機の対応サイズをA3からB2に広げたことにより、デジタル印刷機で可能な仕事が大幅に拡張した。今回、B1サイズのデジタル印刷機を導入することで、それをさらに飛躍的に向上させることになる。B1デジタル印刷機の導入を通販サービスで売上20億円を目指すためのラストピースにしていきたい」(鍛治川常務)
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「デジタル印刷で柱を立てる」。これは、同社が関東工場にデジタル印刷機「iGen4」を導入し、小ロットパッケージの通販サービス「ハコプレ」を立ち上げ、通販サービスの市場に名乗りを上げた2013年4月から掲げてきた目標であり、同社ではデジタル印刷を印刷紙器や段ボールなどトータルにパッケージを手掛ける企業としての柱、タイにも工場を持つグローバル企業としての柱に次ぐ3本目の柱に成長させるべく、通販サービスの展開と合わせ、デジタル印刷設備の強化も進めてきた。
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「当社は2015年9月にデジタル印刷機の対応サイズをA3からB2に広げたことにより、デジタル印刷機で可能な仕事が大幅に拡張した。今回、B1サイズのデジタル印刷機を導入することで、それをさらに飛躍的に向上させることになる。B1デジタル印刷機の導入を通販サービスで売上20億円を目指すためのラストピースにしていきたい」(鍛治川常務)
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