コニカミノルタジャパン、TSF2019で後加工を活かすデジタル印刷を提案
会場にデジタル印刷機と後加工を連携させた4つの生産ラインを設置
2019年11月7日製品・テクノロジー
-
コニカミノルタジャパン(株)(本社/東京都港区、原口淳社長)は、「THINK SMART FACTORY 2019(TSF2019)」において、最新鋭のデジタル印刷機と受注業務からプリプレス、プレス、ポストプレス、デリバリーまでの一連のソリューションを出展各社と連携し、実演紹介していく。今回、同社マーケティング本部 プロダクション事業統括部 商品戦略部の小山直仁部長にTSF2019の出展ソリューションなどについてうかがった。
同社は、印刷業界に対し、「共に印刷の未来を創る」のコンセプトのもと自動化、省力化、スキルレスなどの高生産プロセス効率化とマーケティングメディアとしての印刷物付加価値創造の提案を行っている。今回、TSF2019実行委員会として参画している同社は、TSF2019を通じて、デジタル印刷による生産プロセスの高効率化などを提案していくが、その運用上の重要なポイントとして小山部長は「後加工機ファースト」を掲げている。
「デジタル印刷分野では、『後加工機ファースト』が重要だと考えている。つまり、最終的な後加工の仕様に基づいた面付や出力データを確実に受け取り、印刷を実行することがデジタル印刷機による高効率生産のカギとなる」
今回のイベントにおいて同社は、「枚葉デジタル無線綴じ製本ライン」「枚葉中綴じ製本ライン」「デジタルパッケージ印刷加工ライン」「デジタルラベル印刷加工ライン」の4つのソリューションで、後加工機器群と連動した各種生産プロセスを実演で披露していく。
「枚葉デジタル無線綴じ製本ライン」では、AccurioJet KM-1とホリゾン製後加工機をニアラインで連携した枚葉デジタル無線綴じ製本ラインとして紹介していく。実演では、A4版(24頁)とA5版(36頁)の無線綴じ製本仕上げジョブをPrintSapiens(JSPIRITS)からのJDFを元に、EQUIOS(SCREEN GA)で面付・製版処理したデータをAccurioJet KM-1で印刷し、枚葉デジタル無線綴じ製本ライン(ホリゾン)を活用してJDFの指示通りにセット変更しながらA4版とA5版の無線綴じ製本加工を披露していく。
「今回の展示会でB2サイズの枚葉デジタル印刷機を出品するのは、当社だけであり、さらにKM-1とホリゾン製の後加工機を連携したシステムとして紹介するのも初めてとなる。ぜひ、両面印刷が可能なKM-1によるブックソリューションに期待してもらいたい」「枚葉中綴じ製本ライン」では、EQUIOSから出力されたA4版(16頁)横見開き(ランドスケープ)中綴じに面付データとJDFを元に「AccurioPress C6100」で印刷し、枚葉中綴じ製本ライン(ホリゾン)で中綴じ三方断裁して仕上げるデモを実施していく。
「AccurioPressは、様々な後加工オプションを当社として用意しているが、今回は、ホリゾン製の後加工機を連動し、横見開き(ランドスケープ)の中綴じ製本を実施する。さらに、市場で高い評価を得ている品質管理ユニット『IQ-501』で自動調整を行い、長尺印刷でも高精度な表裏見当を実現するデモを披露していく」
「デジタルパッケージ印刷加工ライン」では、お菓子のパッケージが4面付されたデータを「AccurioPress C6100」で厚紙用紙に印刷し、ロータリーダイカット加工ライン(ホリゾン)で型抜き・抜きカスの分離排出までワンパス処理する工程を披露していく。「長尺・厚紙印刷でお菓子のパッケージを印刷し、ホリゾン製の後加工機で最終仕上げまでを行う。このデモにおいてもIQ-501による高精度面付け印刷を行うことで、ズレのない型抜き加工が可能となることをアピールしていく」
「デジタルラベル印刷加工ライン」では、各種ラベルやシールをデジタルラベル印刷機「AccurioLabel 230」で高速かつ高品質に印刷し、「DC330mini」(GM社)で型抜き・抜きカス分離排出まで一括処理を行っていく。
「このソリューションについては、今年8月に開催した当社主催のイベントでも披露しているが、今回の展示会でもデジタルラベル印刷ソリューションとして広く情報発信し、シール・ラベル印刷分野への対応力を実証していく」新着トピックス
奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞
2024年11月20日企業・経営
奥村印刷(株)(本社/東京都北区、奥村文泰社長)は、2024年度の「Innovation Print Awards(以下、IPA)」において、「サステナビリティ部門」第1位を獲得した...全文を読む
富士フイルム、TOKYO PACKでブランドオーナーにデジタル印刷活用促す
2024年11月15日マーケティング
「もっと自由にパッケージ・オンデマンド」─富士フイルムグループは、10月23日から開催された「TOKYO PACK 2024(東京国際包装展)」において、富士フイルムが独自開発した幅...全文を読む
最新ニュース
日本HP、KADOKAWA「出版製造流通DXプロジェクト」を支援
2025年1月21日
(株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)は1月16日、(株)KADOKAWA(本社/東京都千代田区、夏野剛社長・CEO)の運営する埼玉県所沢市の大型文化複合施設「ところざわサ...全文を読む
2025年1月20日
ローランド ディー.ジー.(株)は、大判インクジェットプリンターTrueVISシリーズ「LG-640/540/300」と、DGXPRESSシリーズの「UG-642」で使用できる拡張テ...全文を読む
swissQprint、第5世代フラットベッド新モデル-生産性23%向上
2025年1月14日
swissQprintは、プラットフォームを全面的に刷新し、生産性、精度、アプリケーションの多用途性を新たなレベルへと引き上げたフラットベッド新世代モデルを発表した。新モデルは従来機...全文を読む
コニカミノルタジャパン、TSF2019で後加工を活かすデジタル印刷を提案
会場にデジタル印刷機と後加工を連携させた4つの生産ラインを設置
2019年11月7日製品・テクノロジー
コニカミノルタジャパン(株)(本社/東京都港区、原口淳社長)は、「THINK SMART FACTORY 2019(TSF2019)」において、最新鋭のデジタル印刷機と受注業務からプリプレス、プレス、ポストプレス、デリバリーまでの一連のソリューションを出展各社と連携し、実演紹介していく。今回、同社マーケティング本部 プロダクション事業統括部 商品戦略部の小山直仁部長にTSF2019の出展ソリューションなどについてうかがった。
同社は、印刷業界に対し、「共に印刷の未来を創る」のコンセプトのもと自動化、省力化、スキルレスなどの高生産プロセス効率化とマーケティングメディアとしての印刷物付加価値創造の提案を行っている。
今回、TSF2019実行委員会として参画している同社は、TSF2019を通じて、デジタル印刷による生産プロセスの高効率化などを提案していくが、その運用上の重要なポイントとして小山部長は「後加工機ファースト」を掲げている。
「デジタル印刷分野では、『後加工機ファースト』が重要だと考えている。つまり、最終的な後加工の仕様に基づいた面付や出力データを確実に受け取り、印刷を実行することがデジタル印刷機による高効率生産のカギとなる」
今回のイベントにおいて同社は、「枚葉デジタル無線綴じ製本ライン」「枚葉中綴じ製本ライン」「デジタルパッケージ印刷加工ライン」「デジタルラベル印刷加工ライン」の4つのソリューションで、後加工機器群と連動した各種生産プロセスを実演で披露していく。
「枚葉デジタル無線綴じ製本ライン」では、AccurioJet KM-1とホリゾン製後加工機をニアラインで連携した枚葉デジタル無線綴じ製本ラインとして紹介していく。
実演では、A4版(24頁)とA5版(36頁)の無線綴じ製本仕上げジョブをPrintSapiens(JSPIRITS)からのJDFを元に、EQUIOS(SCREEN GA)で面付・製版処理したデータをAccurioJet KM-1で印刷し、枚葉デジタル無線綴じ製本ライン(ホリゾン)を活用してJDFの指示通りにセット変更しながらA4版とA5版の無線綴じ製本加工を披露していく。
「今回の展示会でB2サイズの枚葉デジタル印刷機を出品するのは、当社だけであり、さらにKM-1とホリゾン製の後加工機を連携したシステムとして紹介するのも初めてとなる。ぜひ、両面印刷が可能なKM-1によるブックソリューションに期待してもらいたい」
「枚葉中綴じ製本ライン」では、EQUIOSから出力されたA4版(16頁)横見開き(ランドスケープ)中綴じに面付データとJDFを元に「AccurioPress C6100」で印刷し、枚葉中綴じ製本ライン(ホリゾン)で中綴じ三方断裁して仕上げるデモを実施していく。
「AccurioPressは、様々な後加工オプションを当社として用意しているが、今回は、ホリゾン製の後加工機を連動し、横見開き(ランドスケープ)の中綴じ製本を実施する。さらに、市場で高い評価を得ている品質管理ユニット『IQ-501』で自動調整を行い、長尺印刷でも高精度な表裏見当を実現するデモを披露していく」
「デジタルパッケージ印刷加工ライン」では、お菓子のパッケージが4面付されたデータを「AccurioPress C6100」で厚紙用紙に印刷し、ロータリーダイカット加工ライン(ホリゾン)で型抜き・抜きカスの分離排出までワンパス処理する工程を披露していく。
「長尺・厚紙印刷でお菓子のパッケージを印刷し、ホリゾン製の後加工機で最終仕上げまでを行う。このデモにおいてもIQ-501による高精度面付け印刷を行うことで、ズレのない型抜き加工が可能となることをアピールしていく」
「デジタルラベル印刷加工ライン」では、各種ラベルやシールをデジタルラベル印刷機「AccurioLabel 230」で高速かつ高品質に印刷し、「DC330mini」(GM社)で型抜き・抜きカス分離排出まで一括処理を行っていく。
「このソリューションについては、今年8月に開催した当社主催のイベントでも披露しているが、今回の展示会でもデジタルラベル印刷ソリューションとして広く情報発信し、シール・ラベル印刷分野への対応力を実証していく」
新着トピックス
-
FFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]
2024年12月23日 企業・経営
-
竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信
2024年12月6日 企業・経営
-
奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞
2024年11月20日 企業・経営
-
富士フイルム、TOKYO PACKでブランドオーナーにデジタル印刷活用促す
2024年11月15日 マーケティング
-
価値協創で新たな潮流|エイエイピー、Jet Press 750Sが新たなステージへ
2024年11月13日 企業・経営
新着ニュース
SNSランキング
- 41sharesローランドDG、UVプリンターが紙器パッケージ製作に対応
- 39sharesSCREEN、Hunkeler Innovationdaysでインクジェットと後加工機の連携披露
- 39sharesミマキ、印刷脱色技術実用化でタペストリーのアップサイクル実現
- 38sharesKOMORI、241名が来場した新春特別内覧会のデモ動画(Impremia IS29s」公開
- 36sharesエプソン、使いやすさと安定稼働を両立したエプソン初のDTF専用プリンター発売
- 33sharesFFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]
- 29sharesKOMORI、インクジェット印刷機とデジタル加飾機の連携披露
- 25shares富士フイルムBI、デジタル印刷作品のコンテスト「IPA」の作品募集開始
- 25sharesSCREEN GA、高速連帳IJの次世代モデル「Truepress JET 520NX AD」発売
- 25shares富士フイルムBI、1パス5色印刷を可能にしたミドルレンジモデルを発売