サインズドットコム、環境素材・板物対応を強化:JETI MIRA / ANAPURNA導入事例
希少性と独自性で全国展開も視野に
2020年7月13日ケーススタディ
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「街の景観創りを応援します」─広告・看板資機材の卸売を手掛ける(株)サインズドットコム(本社/大阪市淀川区三津屋南2-20-40、吉田司社長)は昨年12月、大判インクジェット出力サービスの事業領域を拡張するための戦略ツールとして、アグフアのワイドフォーマットUVインクジェットプリンタ「JETI MIRA 2732 HS LED」と「ANAPURNA RTR3200i LED」の2台を札幌営業所に同時導入。「環境素材」と「板物」への対応を強化するとともに、その希少性と独自性で全国展開も視野に入れている。
北海道限定の大判インクジェット出力サービス
同社の創業は平成12年。当初は看板の製作・施工業者としてスタートした同社だが、平成15年に広告・看板資機材の販売会社から営業権を譲り受け、福知山営業所と大津営業所を開設。これを機に創業から3年目にして看板製作・施工事業から資機材販売事業へと一気に舵を切り、その業態変革を遂行する中で、その後もM&Aによって平成16年には仙台営業所、平成23年には泉大津営業所を次々と開設し、広告・看板資機材の卸売で飛躍的な成長を遂げている。
そして、同社最大のターニングポイントとなったのが、平成24年に開設した札幌営業所における「資機材販売+印刷サービス」というビジネスモデルだ。北海道では広告・看板資機材の販売会社が印刷サービスまでを手掛けるという事業形態が根付いていたことから、同社札幌営業所でも、開設と同時に溶剤系、水性系のプリンタとラミネートやカッティングなどの付帯設備を導入し、大判インクジェットプリンタによる出力サービスに着手した。ただ、同サービスの展開は、送料や納期を考慮し、北海道市場限定でスタートし、他の営業所における印刷需要は、現在のところ資機材販売の顧客ユーザーに外注する形をとっている。
「材料販売に比べて印刷事業は利益率が高い」と語る吉田社長。「大判インクジェット出力」という新事業でアグレッシブな展開をはかる札幌営業所に他営業所も感化され、その後1年半で会社全体の売上は倍増したという。資機材販売の対象顧客の下請け的機能に加え、直接ルートでの受注実績を伸ばす中で、ワイドフォーマットプリントの潜在市場を確信した吉田社長は、次の一手に出た。それが、アグフアのハイエンドフラットベッドUVインクジェットプリンタ「JETI MIRA 2732 HS LED」と多機能ワイドフォーマットUVインクジェットプリンタ「ANAPURNA RTR3200i LED」の2台同時導入である。
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北海道限定の大判インクジェット出力サービス
同社の創業は平成12年。当初は看板の製作・施工業者としてスタートした同社だが、平成15年に広告・看板資機材の販売会社から営業権を譲り受け、福知山営業所と大津営業所を開設。これを機に創業から3年目にして看板製作・施工事業から資機材販売事業へと一気に舵を切り、その業態変革を遂行する中で、その後もM&Aによって平成16年には仙台営業所、平成23年には泉大津営業所を次々と開設し、広告・看板資機材の卸売で飛躍的な成長を遂げている。
そして、同社最大のターニングポイントとなったのが、平成24年に開設した札幌営業所における「資機材販売+印刷サービス」というビジネスモデルだ。北海道では広告・看板資機材の販売会社が印刷サービスまでを手掛けるという事業形態が根付いていたことから、同社札幌営業所でも、開設と同時に溶剤系、水性系のプリンタとラミネートやカッティングなどの付帯設備を導入し、大判インクジェットプリンタによる出力サービスに着手した。ただ、同サービスの展開は、送料や納期を考慮し、北海道市場限定でスタートし、他の営業所における印刷需要は、現在のところ資機材販売の顧客ユーザーに外注する形をとっている。
「材料販売に比べて印刷事業は利益率が高い」と語る吉田社長。「大判インクジェット出力」という新事業でアグレッシブな展開をはかる札幌営業所に他営業所も感化され、その後1年半で会社全体の売上は倍増したという。資機材販売の対象顧客の下請け的機能に加え、直接ルートでの受注実績を伸ばす中で、ワイドフォーマットプリントの潜在市場を確信した吉田社長は、次の一手に出た。それが、アグフアのハイエンドフラットベッドUVインクジェットプリンタ「JETI MIRA 2732 HS LED」と多機能ワイドフォーマットUVインクジェットプリンタ「ANAPURNA RTR3200i LED」の2台同時導入である。
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