リコージャパン、「KICK START2021」始動
新たなステージに進出〜4つの創出で事業領域拡大を提案
2021年6月10日マーケティング
-
リコージャパン(株)は、6月18日よりオンラインイベント「KICK START 2021<印刷会社×リコージャパンで新事業創出!>」を順次開催していく。「印刷会社×リコージャパン」をコンセプトに掲げ、印刷会社が持つ強みとリコージャパンが持つ強みを掛け合わせることで、今までにない新しい価値やビジネスを創り出すことを提案してきたこの取り組みは、2021年に新たなステージに突入する。リコージャパンでは、6月18日に開催されるKICK START未体験のユーザー向けのイベントを皮切りに、新たなKICK STARTの活動を展開していく。
コンセプトは「印刷会社×リコージャパン」
KICK STARTとは、直訳すると「すぐに始動する」、つまり印刷会社が既に持っている強みと、リコージャパンが既に持っている強みを融合することで、印刷会社のクライアントに対し、すぐに提案できるソリューションを共に創り上げていくことを目指している。
この取り組みが開始された背景には、印刷業界とリコージャパン双方における市場の変化と、その変化への対応が挙げられる。
印刷業界の出荷額は、1991年の8.9兆円をピークに直近の数値では4兆円台にまで減少している。一方、アウトプット製品の提供を行うリコージャパンも、その動向と比例するように各種出力機器の販売数が減少している。
一見すると「紙メディアの減少」による影響と言えるが、リコージャパンでは、「紙」への印刷が減少しているのではなく、情報伝達手段の多様化したことが現在の印刷出荷額に影響を及ぼしているのでは、という答えを導きだした。そこで印刷会社が持つ強みとリコージャパンが持つ強みを掛け合わせることで、今までにないポテンシャルを最大限に発揮できると確信し、その活動のコンセプトとして掲げたのが「印刷会社×リコージャパン」だ。
コンテンツのポテンシャルを最大限に活用
印刷会社の強みとは、これまで培ってきた印刷技術が挙げられるが、KICK STARTで着目しているのは、コンテンツの制作能力だ。
一方のリコージャパンの強みは、プロダクションプリンターをはじめとするアウトプット製品や新たなコミュニケーションを実現するサービスインフラの提供などがある。この両者の強みを掛け合わせることで、今までにない新たな価値を創出していくことが可能となる。
例えば、紙のポスターを制作する場合、印刷会社は、企画・デザイン・印刷といった一連の工程を自社で行うことができる。いわば印刷会社にとって最も得意なビジネス領域といえる。しかし、クライアントから紙以外のメディアを使用した販促物を制作したいとの要望を受けたとき、自社のビジネス領域外と捉える印刷会社も少なくない。そのため、せっかくの新規ビジネス獲得のチャンスを逃してしまうことがある。
そのようなときKICK STARTでは、リコージャパンが提供するデジタルサイネージサービスを活用し、ポスターで使用した印刷絵柄デザインをデジタルサイネージに応用し、紙以外のメディア展開を提案している。
つまり印刷会社の持つコンテンツをリコージャパンが持つ様々な製品・サービスを介して、紙以外のメディアへの水平展開を行うことで、新たな市場への進出が可能となる。
「4つの創出」実現へ
2019年より開始された、この取り組みは、多くの印刷会社が参加。その参加企業への調査の結果、「クライアントへの付加価値提案」「自社の営業力強化」「自社の事業領域拡大」など、売上拡大に対する関心が非常に高いことが確認できた。
この要望を実現するためにリコージャパンは、KICK STARTの新たなステージとして「新しい顧客の創出=新たな商圏、販売ルートの創出」「新しい印刷の創出=オリジナル性の高い印刷物の創出」「新しい事業の創出=顧客提案する新たな価値の創出」「新しい業務の創出=時代に即した新たな業務フローの創出」の4つの創出を実現していくためのコンテンツを紹介していく。
NEXTステージに向け6月18日キックオフ
6月18日に開催される「KICK START2021」は、これまでKICK STARTを未体験のユーザーを対象に実施される。
多くの印刷会社では、「売上拡大」に高い関心を寄せているが、実際には「何から始めればいいのか」「自分たちが提供できる新たな価値とは」といった疑問が山積している。そこで6月18日開催のKICK STARTでは、改めて印刷会社の強みとリコージャパンの強みを掛け合わせて、「すぐに始められる」様々な新たなビジネスモデルを提案していく。
また、6月18日以降は、第2回目を7月16日、第3回目を8月23日に予定。この第2回、第3回のKICK STARTは、すべてのユーザーを対象としており、紙だけに留まらない様々な新規商材を生み出してビジネス領域と顧客価値提供領域を拡げる新たな手法を紹介していく。
新着トピックス
奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞
2024年11月20日企業・経営
奥村印刷(株)(本社/東京都北区、奥村文泰社長)は、2024年度の「Innovation Print Awards(以下、IPA)」において、「サステナビリティ部門」第1位を獲得した...全文を読む
富士フイルム、TOKYO PACKでブランドオーナーにデジタル印刷活用促す
2024年11月15日マーケティング
「もっと自由にパッケージ・オンデマンド」─富士フイルムグループは、10月23日から開催された「TOKYO PACK 2024(東京国際包装展)」において、富士フイルムが独自開発した幅...全文を読む
最新ニュース
日本HP、KADOKAWA「出版製造流通DXプロジェクト」を支援
2025年1月21日
(株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)は1月16日、(株)KADOKAWA(本社/東京都千代田区、夏野剛社長・CEO)の運営する埼玉県所沢市の大型文化複合施設「ところざわサ...全文を読む
2025年1月20日
ローランド ディー.ジー.(株)は、大判インクジェットプリンターTrueVISシリーズ「LG-640/540/300」と、DGXPRESSシリーズの「UG-642」で使用できる拡張テ...全文を読む
swissQprint、第5世代フラットベッド新モデル-生産性23%向上
2025年1月14日
swissQprintは、プラットフォームを全面的に刷新し、生産性、精度、アプリケーションの多用途性を新たなレベルへと引き上げたフラットベッド新世代モデルを発表した。新モデルは従来機...全文を読む
リコージャパン、「KICK START2021」始動
新たなステージに進出〜4つの創出で事業領域拡大を提案
2021年6月10日マーケティング
リコージャパン(株)は、6月18日よりオンラインイベント「KICK START 2021<印刷会社×リコージャパンで新事業創出!>」を順次開催していく。「印刷会社×リコージャパン」をコンセプトに掲げ、印刷会社が持つ強みとリコージャパンが持つ強みを掛け合わせることで、今までにない新しい価値やビジネスを創り出すことを提案してきたこの取り組みは、2021年に新たなステージに突入する。リコージャパンでは、6月18日に開催されるKICK START未体験のユーザー向けのイベントを皮切りに、新たなKICK STARTの活動を展開していく。
コンセプトは「印刷会社×リコージャパン」
KICK STARTとは、直訳すると「すぐに始動する」、つまり印刷会社が既に持っている強みと、リコージャパンが既に持っている強みを融合することで、印刷会社のクライアントに対し、すぐに提案できるソリューションを共に創り上げていくことを目指している。
この取り組みが開始された背景には、印刷業界とリコージャパン双方における市場の変化と、その変化への対応が挙げられる。
印刷業界の出荷額は、1991年の8.9兆円をピークに直近の数値では4兆円台にまで減少している。一方、アウトプット製品の提供を行うリコージャパンも、その動向と比例するように各種出力機器の販売数が減少している。
一見すると「紙メディアの減少」による影響と言えるが、リコージャパンでは、「紙」への印刷が減少しているのではなく、情報伝達手段の多様化したことが現在の印刷出荷額に影響を及ぼしているのでは、という答えを導きだした。そこで印刷会社が持つ強みとリコージャパンが持つ強みを掛け合わせることで、今までにないポテンシャルを最大限に発揮できると確信し、その活動のコンセプトとして掲げたのが「印刷会社×リコージャパン」だ。
コンテンツのポテンシャルを最大限に活用
印刷会社の強みとは、これまで培ってきた印刷技術が挙げられるが、KICK STARTで着目しているのは、コンテンツの制作能力だ。
一方のリコージャパンの強みは、プロダクションプリンターをはじめとするアウトプット製品や新たなコミュニケーションを実現するサービスインフラの提供などがある。この両者の強みを掛け合わせることで、今までにない新たな価値を創出していくことが可能となる。
例えば、紙のポスターを制作する場合、印刷会社は、企画・デザイン・印刷といった一連の工程を自社で行うことができる。いわば印刷会社にとって最も得意なビジネス領域といえる。しかし、クライアントから紙以外のメディアを使用した販促物を制作したいとの要望を受けたとき、自社のビジネス領域外と捉える印刷会社も少なくない。そのため、せっかくの新規ビジネス獲得のチャンスを逃してしまうことがある。
そのようなときKICK STARTでは、リコージャパンが提供するデジタルサイネージサービスを活用し、ポスターで使用した印刷絵柄デザインをデジタルサイネージに応用し、紙以外のメディア展開を提案している。
つまり印刷会社の持つコンテンツをリコージャパンが持つ様々な製品・サービスを介して、紙以外のメディアへの水平展開を行うことで、新たな市場への進出が可能となる。
「4つの創出」実現へ
2019年より開始された、この取り組みは、多くの印刷会社が参加。その参加企業への調査の結果、「クライアントへの付加価値提案」「自社の営業力強化」「自社の事業領域拡大」など、売上拡大に対する関心が非常に高いことが確認できた。
この要望を実現するためにリコージャパンは、KICK STARTの新たなステージとして「新しい顧客の創出=新たな商圏、販売ルートの創出」「新しい印刷の創出=オリジナル性の高い印刷物の創出」「新しい事業の創出=顧客提案する新たな価値の創出」「新しい業務の創出=時代に即した新たな業務フローの創出」の4つの創出を実現していくためのコンテンツを紹介していく。
NEXTステージに向け6月18日キックオフ
6月18日に開催される「KICK START2021」は、これまでKICK STARTを未体験のユーザーを対象に実施される。
多くの印刷会社では、「売上拡大」に高い関心を寄せているが、実際には「何から始めればいいのか」「自分たちが提供できる新たな価値とは」といった疑問が山積している。そこで6月18日開催のKICK STARTでは、改めて印刷会社の強みとリコージャパンの強みを掛け合わせて、「すぐに始められる」様々な新たなビジネスモデルを提案していく。
また、6月18日以降は、第2回目を7月16日、第3回目を8月23日に予定。この第2回、第3回のKICK STARTは、すべてのユーザーを対象としており、紙だけに留まらない様々な新規商材を生み出してビジネス領域と顧客価値提供領域を拡げる新たな手法を紹介していく。
新着トピックス
-
FFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]
2024年12月23日 企業・経営
-
竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信
2024年12月6日 企業・経営
-
奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞
2024年11月20日 企業・経営
-
富士フイルム、TOKYO PACKでブランドオーナーにデジタル印刷活用促す
2024年11月15日 マーケティング
-
価値協創で新たな潮流|エイエイピー、Jet Press 750Sが新たなステージへ
2024年11月13日 企業・経営
新着ニュース
SNSランキング
- 41sharesローランドDG、UVプリンターが紙器パッケージ製作に対応
- 39sharesSCREEN、Hunkeler Innovationdaysでインクジェットと後加工機の連携披露
- 39sharesミマキ、印刷脱色技術実用化でタペストリーのアップサイクル実現
- 38sharesKOMORI、241名が来場した新春特別内覧会のデモ動画(Impremia IS29s」公開
- 36sharesエプソン、使いやすさと安定稼働を両立したエプソン初のDTF専用プリンター発売
- 33sharesFFGS、潜在ニーズ発見と技術検証の場として機能[Solution Design Lab.]
- 29sharesKOMORI、インクジェット印刷機とデジタル加飾機の連携披露
- 25shares富士フイルムBI、デジタル印刷作品のコンテスト「IPA」の作品募集開始
- 25sharesSCREEN GA、高速連帳IJの次世代モデル「Truepress JET 520NX AD」発売
- 25shares富士フイルムBI、1パス5色印刷を可能にしたミドルレンジモデルを発売