ミヤコシ、ワンタワーで両面印刷〜コンパクト設計のインクジェット機発表
2021年10月1日製品・テクノロジー
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(株)ミヤコシ(本社/千葉県習志野市、宮腰亨社長)は9月15日、オンライン発表会を開催し、今年8月より販売を開始したワンタワー両面インクジェットプリンター「MJP20EXG」の機能概要を明らかにした。
冒頭、挨拶した宮腰社長は「本日、紹介するMJP20EXGは、これまで経験してきた様々なデジタル印刷機のノウハウを盛り込み、新たに開発した高速のRIPシステムと使いやすいワークフローを搭載したデータプリント市場向けの新機種となる。最大の特徴は、日本市場に最適な非常にコンパクトな機械であること。そして1,200dpiの解像度を有し、さらにはミヤコシDFEと名付けた新しいオンザフライRIPが搭載されていること」と、新機種の特長について説明した上で「今後も開発の手を緩めることなく、刻一刻と変化する市場に向けて技術ノウハウを駆使した機種を提案していく」と、今後もインクジェット技術を核とした製品開発を推し進めていく方針を示した。また、宮腰社長は、今年10月に出版市場に向けて、デジタル印刷機用のブックブロック加工機のリリースを予定していることも明らかにした。
「MJP20EXG」は、データプリント市場向けに開発されたインクジェットプリンターの最新機種。近年、印刷業界では、デジタル印刷化が加速しており、データプリント市場においては、にじみが少なくグラデーションも滑らかで、文字も読みやすい高い印刷濃度、さらには生産効率を高めるために、高速で印刷できる生産機が求められている。「MJP20EXG」は、新開発の水性顔料インクの採用により、これらの要求に対応する。さらにワンタワーで4色フルカラー両面印刷を実現する同社独自の超コンパクト設計を実現したことで日本市場に最適なモデルとなっている。同機は、表面用と裏面用インクジェットヘッドをタワー上部に配置し、さらに2つの乾燥ドラムを同じタワー内に納めたことで印刷機本体のコンパクト化を実現。これにより、ロールtoロール構成(50インチ径原反)時で8,110mmという機械長を実現している。また、通常のツータワー構成のインクジェットプリンターで使用するターンバーが不要となっている。さらに奥行きについても省スペース化が施されている。
データプリント市場では、納付書や通知書など個人のパーソナルデータを印刷するバリアブル印刷が必須となるが、「MJP20EXG」では、新設計のミヤコシDFEシステムを搭載。RIPエンジンは、グローバルグラフィクス社との提携により、最新PDFダイレクトRIPであるハーレクインダイレクトをコアとし、最適化を実現。これにより、RIP処理サーバーを複数台で構成、並列処理を行うことでオンザフライによる最適化された高速バリアブル印刷が可能となる。さらにICCプロファイルもサポートしているので、用紙ごとに最適なプロファイルを指定して高品質な印刷を行うことができる。印刷解像度は、1,200×1,200dpi。印刷スピードは、1,200×1,200dpiの高解像度モードで毎分80m、1,200×600dpiの高生産性モードでは、毎分160mの高生産性を実現する。
加えて多彩なミヤコシ製加工機とインライン、またはオフラインで連動しての高精度加工が可能。印刷から後加工までをトータルでサポートすることにより、白紙からの印刷+加工の一貫生産を実現する。
また、オンライン発表会では、次世代加工機としてバリアブル加工機「VPR」の実演も披露された。
バリアブル加工機「VPR」は、様々な加工ニーズと製品形態に対応するデジタル印刷による運用を強力にサポートする新世代加工機。固定加工やバリアブル加工など、アプリケーションによって最適な加工方法を選択することができる。2次元バーコードに応じて、様々な加工を個別に実行する。加工種類としては、ファイルパンチ、プルローラー、横ミシン、縦ミシン、折り、巻き取りなどを用意。また、これらはモジュール構成となっているので、用途に応じた加工ラインを構築することができる。加工速度は、バリアブル加工用途で100m/分、固定加工用途で160m/分となっている。新着トピックス
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(株)ミヤコシ(本社/千葉県習志野市、宮腰亨社長)は9月15日、オンライン発表会を開催し、今年8月より販売を開始したワンタワー両面インクジェットプリンター「MJP20EXG」の機能概要を明らかにした。
冒頭、挨拶した宮腰社長は「本日、紹介するMJP20EXGは、これまで経験してきた様々なデジタル印刷機のノウハウを盛り込み、新たに開発した高速のRIPシステムと使いやすいワークフローを搭載したデータプリント市場向けの新機種となる。最大の特徴は、日本市場に最適な非常にコンパクトな機械であること。そして1,200dpiの解像度を有し、さらにはミヤコシDFEと名付けた新しいオンザフライRIPが搭載されていること」と、新機種の特長について説明した上で「今後も開発の手を緩めることなく、刻一刻と変化する市場に向けて技術ノウハウを駆使した機種を提案していく」と、今後もインクジェット技術を核とした製品開発を推し進めていく方針を示した。
また、宮腰社長は、今年10月に出版市場に向けて、デジタル印刷機用のブックブロック加工機のリリースを予定していることも明らかにした。
「MJP20EXG」は、データプリント市場向けに開発されたインクジェットプリンターの最新機種。近年、印刷業界では、デジタル印刷化が加速しており、データプリント市場においては、にじみが少なくグラデーションも滑らかで、文字も読みやすい高い印刷濃度、さらには生産効率を高めるために、高速で印刷できる生産機が求められている。「MJP20EXG」は、新開発の水性顔料インクの採用により、これらの要求に対応する。さらにワンタワーで4色フルカラー両面印刷を実現する同社独自の超コンパクト設計を実現したことで日本市場に最適なモデルとなっている。
同機は、表面用と裏面用インクジェットヘッドをタワー上部に配置し、さらに2つの乾燥ドラムを同じタワー内に納めたことで印刷機本体のコンパクト化を実現。これにより、ロールtoロール構成(50インチ径原反)時で8,110mmという機械長を実現している。また、通常のツータワー構成のインクジェットプリンターで使用するターンバーが不要となっている。さらに奥行きについても省スペース化が施されている。
データプリント市場では、納付書や通知書など個人のパーソナルデータを印刷するバリアブル印刷が必須となるが、「MJP20EXG」では、新設計のミヤコシDFEシステムを搭載。RIPエンジンは、グローバルグラフィクス社との提携により、最新PDFダイレクトRIPであるハーレクインダイレクトをコアとし、最適化を実現。これにより、RIP処理サーバーを複数台で構成、並列処理を行うことでオンザフライによる最適化された高速バリアブル印刷が可能となる。さらにICCプロファイルもサポートしているので、用紙ごとに最適なプロファイルを指定して高品質な印刷を行うことができる。
印刷解像度は、1,200×1,200dpi。印刷スピードは、1,200×1,200dpiの高解像度モードで毎分80m、1,200×600dpiの高生産性モードでは、毎分160mの高生産性を実現する。
加えて多彩なミヤコシ製加工機とインライン、またはオフラインで連動しての高精度加工が可能。印刷から後加工までをトータルでサポートすることにより、白紙からの印刷+加工の一貫生産を実現する。
また、オンライン発表会では、次世代加工機としてバリアブル加工機「VPR」の実演も披露された。
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