ウチダテクノ、設備連携で効率化を支援〜「スモールパッケージ」提案
2021年11月22日製品・テクノロジー
-
(株)ウチダテクノ(本社/東京都中央区)は、「新しい捉え方を創造する」というコンセプトのもと、省力化提案を通じて、顧客に最適な作業環境を実現する多彩な製品を提供している。
自動化による生産性向上は、印刷業界にとって急務といえるが中小規模の印刷会社では、そのための設備投資や設置スペースの問題から容易く取り組めないのが実情だ。そこで同社は、完全自動化による効率化ではなく、「半自動化」によるオペレータの作業負荷低減と作業環境の改善を提案している。具体的には、機械単体の機能性ではなく、既存設備と連携することで作業性を向上させることを顧客に訴求しており、同社では、これを「スモールパッケージ」として提案している。この取り組みを体感できる施設として同社は2021年9月、新たなショールーム「UCHIDA VALUE CREATION LAB」を開設した。
「UCHIDA VALUE CREATION LAB」は、従来型の製品展示・紹介を行うショールームと異なり、プリント加工エリアの人とモノと情報のコミュニケーションをつなぐワークオフィスをコンセプトとして開設された。来場者を出迎えるエントランスには、ユーザーが制作した各種印刷製品を展示し、顧客とのつながりや様々なアイデア製品を通じて、新たな発想を共有するエリアとして活用されている。また、同社では、子ども支援専門の国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」に参画し、帯掛機「テーピットシリーズ」で使用されるクラフトテープの販売で得た収益の一部を「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付する取り組みを開始しており、エントランスでは、その活動についてパネルで紹介している。
プリンティングマシンエリアには、富士フイルムビジネスイノベーションの「Versant 180 Press」とリコーの「RICOH Pro C5300S」のプロダクションプリンター2機種を設置。サンプルワークのプリントやデモデータの印刷をその場で、すぐにできるのでユーザーは、印刷サンプルを持ち込まなくても各種の検証を行うことができる。デジタルプリント後加工エリアには、印刷物に付加価値を提供するフォイル&ラミネーター「FoilGlazer」と新機種の「DC-XⅢ」が隣接設置されているので、印刷後にそのままデジタル加飾のデモや検証を行うことができる。また、カッター&クリーサー「アエロカットシリーズ」も設置しているので、カッティングや筋入れ、抜き、折り加工など、多種多様な後加工検証にも対応している。
計数品質管理エリアでは、紙枚数計数機「カウントロンシリーズ」を展示し、計数管理に機械を組み入れることでヒューマンエラーを確実に防ぐ計数作業を提案している。また、計数作業の完了を自動認識することで作業の効率性を高め、人による生産性を上げていく新たな取り組みも体験することができる。包装方法の省力化エリアでは、シュリンク包装機を展示し、簡易シュリンク包装スタイルへの転換で実現する包装作業の簡単化と中身がわかる安心化を提案している。また、帯掛機「テーピット」との連携による安定したシュリンク包装作業も紹介している。
人とロボットの作業協業エリアでは、協業ロボットを設置し、人と物と情報のコミュニケーションをつなげるために、ロボットとの作業協業についての研究を行っている。
さらに同施設は、内田洋行の空間構築ユニット「スマートインフィル」を使用しており、ワーカーのあるべき働き方も提案している。また、通信環境も整備されているのでリモートでの施設見学およびデモ体験にも対応している。
新着トピックス
ヤマゼンコミュニケイションズ、VRの世界観を印刷物として提供
2024年1月26日企業・経営
ヤマゼンコミュニケイションズ(株)(本社/栃木県宇都宮市、山本堅嗣宣社長)は、2023年度の「Innovation print Awards(以下、IPA)」において、「フォトブック...全文を読む
2024年1月16日スペシャリスト
ワールドワイドでコダックの事業全体の7〜8割を占める印刷関連事業。プレート、CTP機器、ワークフローを三位一体とするオフセット印刷事業と、「唯一無二」の尖った製品ポートフォリオを持つ...全文を読む
最新ニュース
軟包装印刷向け水性インクジェットデジタルプレス「Jet Press FP790」発売
2024年3月26日
富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)は、インクジェットデジタルプレス「Jet Press」シリーズの新ラインアップとして、軟包装印刷市場を対象とした水性インクジェットプレス「J...全文を読む
富士フイルム、ワイドフォーマットIJ向け「AQUAFUZE技術」を開発
2024年3月26日
富士フイルム(株)(後藤禎一社長・CEO)は、ワイドフォーマットインクジェットプリンター向けに、水性顔料インクジェットインク中に光硬化性樹脂を安定的に分散させる独自技術「AQUAFU...全文を読む
コダック、drupa2024でインクジェットとオフセットのソリューション展開
2024年3月25日
コダック社は、5月28日から開催される「drupa2024」に出展し、印刷会社の生産性と収益性向上を支援するために設計されたデジタルテクノロジーと従来の印刷ソリューションを展示する(...全文を読む
ウチダテクノ、設備連携で効率化を支援〜「スモールパッケージ」提案
2021年11月22日製品・テクノロジー
(株)ウチダテクノ(本社/東京都中央区)は、「新しい捉え方を創造する」というコンセプトのもと、省力化提案を通じて、顧客に最適な作業環境を実現する多彩な製品を提供している。
自動化による生産性向上は、印刷業界にとって急務といえるが中小規模の印刷会社では、そのための設備投資や設置スペースの問題から容易く取り組めないのが実情だ。そこで同社は、完全自動化による効率化ではなく、「半自動化」によるオペレータの作業負荷低減と作業環境の改善を提案している。具体的には、機械単体の機能性ではなく、既存設備と連携することで作業性を向上させることを顧客に訴求しており、同社では、これを「スモールパッケージ」として提案している。この取り組みを体感できる施設として同社は2021年9月、新たなショールーム「UCHIDA VALUE CREATION LAB」を開設した。
「UCHIDA VALUE CREATION LAB」は、従来型の製品展示・紹介を行うショールームと異なり、プリント加工エリアの人とモノと情報のコミュニケーションをつなぐワークオフィスをコンセプトとして開設された。
来場者を出迎えるエントランスには、ユーザーが制作した各種印刷製品を展示し、顧客とのつながりや様々なアイデア製品を通じて、新たな発想を共有するエリアとして活用されている。また、同社では、子ども支援専門の国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」に参画し、帯掛機「テーピットシリーズ」で使用されるクラフトテープの販売で得た収益の一部を「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付する取り組みを開始しており、エントランスでは、その活動についてパネルで紹介している。
プリンティングマシンエリアには、富士フイルムビジネスイノベーションの「Versant 180 Press」とリコーの「RICOH Pro C5300S」のプロダクションプリンター2機種を設置。サンプルワークのプリントやデモデータの印刷をその場で、すぐにできるのでユーザーは、印刷サンプルを持ち込まなくても各種の検証を行うことができる。
デジタルプリント後加工エリアには、印刷物に付加価値を提供するフォイル&ラミネーター「FoilGlazer」と新機種の「DC-XⅢ」が隣接設置されているので、印刷後にそのままデジタル加飾のデモや検証を行うことができる。また、カッター&クリーサー「アエロカットシリーズ」も設置しているので、カッティングや筋入れ、抜き、折り加工など、多種多様な後加工検証にも対応している。
計数品質管理エリアでは、紙枚数計数機「カウントロンシリーズ」を展示し、計数管理に機械を組み入れることでヒューマンエラーを確実に防ぐ計数作業を提案している。また、計数作業の完了を自動認識することで作業の効率性を高め、人による生産性を上げていく新たな取り組みも体験することができる。
包装方法の省力化エリアでは、シュリンク包装機を展示し、簡易シュリンク包装スタイルへの転換で実現する包装作業の簡単化と中身がわかる安心化を提案している。また、帯掛機「テーピット」との連携による安定したシュリンク包装作業も紹介している。
人とロボットの作業協業エリアでは、協業ロボットを設置し、人と物と情報のコミュニケーションをつなげるために、ロボットとの作業協業についての研究を行っている。
さらに同施設は、内田洋行の空間構築ユニット「スマートインフィル」を使用しており、ワーカーのあるべき働き方も提案している。また、通信環境も整備されているのでリモートでの施設見学およびデモ体験にも対応している。
新着トピックス
-
大阪印刷、6台のIndigoで急成長する同人誌印刷ビジネス〜選ばれる「デジオフ品質」
2024年2月21日 ケーススタディ
-
サンエムカラー、8K印刷をJet Press 750Sで再現
2024年2月14日 企業・経営
-
ヤマゼンコミュニケイションズ、VRの世界観を印刷物として提供
2024年1月26日 企業・経営
-
コダックジャパン、オフとデジタル両輪で印刷業界にコミット
2024年1月16日 スペシャリスト
-
FFGS、「最適生産」をよりリアルなソリューションに[安田庄司技術本部長に聞く]
2024年1月15日 スペシャリスト
新着ニュース
-
軟包装印刷向け水性インクジェットデジタルプレス「Jet Press FP790」発売
2024年3月26日 ニュース
-
富士フイルム、ワイドフォーマットIJ向け「AQUAFUZE技術」を開発
2024年3月26日 ニュース
-
コダック、drupa2024でインクジェットとオフセットのソリューション展開
2024年3月25日 ニュース
-
SCREEN GA、「Creating A Future In Print 〜Tech x Irodori〜」テーマにdrupa2024に出展
2024年3月15日 ニュース
-
京セラ、繊維・アパレル業界の社会課題解決へ - TRUE BLUE TEXTILEプロジェクト始動
2024年3月15日 ニュース
SNSランキング
- 93sharesサンエムカラー、8K印刷をJet Press 750Sで再現
- 76sharesジップ、年間3億通を封入発送〜独自のダイレクトマーケティング事業展開
- 55sharesキヤノン、商業印刷向けB3サイズ対応インクジェット「varioPRINT iX1700」発売
- 42sharesエイエイピー、「デジタル×紙」でイベント事業の高付加価値化へ[バリアブル印刷ソフトFormMagic採用事例]
- 39sharesSCREEN GA、「Creating A Future In Print 〜Tech x Irodori〜」テーマにdrupa2024に出展
- 35sharesSCREEN GA、A3枚葉インクジェット機を「PRINTING United Expo 2023」に参考出展
- 32shares大阪印刷、6台のIndigoで急成長する同人誌印刷ビジネス〜選ばれる「デジオフ品質」
- 32shares髙見紙化工所、表面化工+PODで新事業〜加工適性技術で差別化
- 30shares富士フイルムBI、DX実証の場へと進化した「Future Edge」
- 29sharesエプソン、機能性インクを搭載したMonna Lisaシリーズの新機種発売