トヨテック、デジタル印刷の需要創出
省力化可能な自動処理による前・後加工機を提案
2022年4月8日製品・テクノロジー
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(株)トヨテック(本社/千葉県野田市、豊田保社長)は、デジタル印刷の新たな需要を創出する省力化可能な自動処理による前加工機・後加工機を提案している。
▽オートフィーダー付き無線綴じ製本機「EcoAF-400eva」
同社では従来から、強固で開きの良いPUR無線綴じ製本機も取り扱っており、多くのユーザーに提供してきたが、昨今のユーザーの中には「PURは乾くのに時間がかかるので、EVAでより早く製本したい」という納期重視のユーザーの声が目立ってきたことから、新たに取扱いを開始した製品。
A4サイズ(オートモード時)が可能なEVA糊を使用した高品質な無線綴じ製本機で、表紙のオートフィーディング、製本後のオートスタッカーも付属している。
EVA糊を使用するため、メンテナンスも容易で手軽に使用できる。横糊は、本身をクランプした際に、製本厚さを自動で測定して高さ調整する。オペレーションが簡略化されているため、小ロット・多品種に対応するだけでなく、デジタル印刷機を設備する印刷会社が初めて製本工程を内製化するのにも適した製本機と言える。
▽自動給紙カッティングプロッター「DG-4060II」
紙器・シール・ラベル(半・全抜き)試作、少量多品種製作に適している。A2相当サイズ(400×600mm)のシール、ラベル、コートボール等の紙器を自動給紙、カット、排出処理する。
バキュームパッドエアー給紙方式自動給紙により、2.0mmまでの幅広い紙厚を確実に給紙する。フィルム素材も0.3mmまで給紙、カッティングが可能。ペーパーのセットは120mmの高さまで可能。
また、ツインヘッドを採用し、カット刃と筋押し刃をヘッドにセットし、ボックスのカット時はカットと同時に筋押し加工が行える。
さらに、CCDカメラによる自動トンボ検出機能を搭載。最大5ヵ所のトンボを自動検出し、カッティング位置の補正を行い精度の高いカットを実現する。
▽大型アルバム全自動ページブロック製本機「HPB-18XL」
筋押し、折り、合紙製本工程のワンパス化により、ワークフロー効率が向上する。最大45×90cmのプリントをセットすると、すべて全自動で45×45cmの大サイズ例フラットアルバムが完成し、排出される。色々な種類のレイフラットアルバムを誰でも簡単なオペレーションで1,000サイクル/時の速度で制作できる。
152×305mm〜450×915mmサイズプリントの製本が可能。1.0mmの厚い中台紙で製本できる。
ホットメルト糊を使うため、合紙製本する材料を問わない。紙、合成紙、PVC、PETなどが可能。レジンコート処理をした印画紙同士、インクジェット専用紙同士の合紙製本が可能。
同製本機を活用すれば、ページ違いの撲滅、確認作業の削減、少量多品種生産、ホットメルト糊による短納期対応が可能になるなどのメリットがある。
▽A3ノビ/B2サイズ水性ニスコーター「Water Based Coater 20/24WB」
オフセット印刷、デジタルプリントへの水性液ラミを均一、そして高速に行う液ラミ・ラミネーター。
印刷後のメディア表面に水性ニスを塗布し、IRランプの熱と温風で乾燥させる。プリント面、インプリント面に光沢感が出て高級感のあるものとなる。オペレーションも簡単で、オンオフスイッチとスピードボリュームだけのため、ニスの供給、洗浄も簡単に行える。
粘度の高いニスの場合、スクイズ不良が起こりやすく、裏側にニスが付着して両面コーティングが難しくなるが、これらの問題を起こすことなく、高粘度ニスに完全なスクイズが行える。
さらに、水性ニスコーティングの前段にコロナ放電ユニットを設けることで、今までニスをはじいていた素材やトナーにもしっかりニスを塗布できる。
少量処理向け手差しトレー排紙モデルと、大量処理の自動給紙、自動排紙ユニットモデルを用意している。
▽B2横送りプライマー&UVコーター「TB2-4000」
コロナ処理・スポット対応の枚葉コーター。1時間4,000枚の高速処理が可能。アニロックスローラーによる均一なニス塗布。対応用紙厚は0.1〜0.5mm。樹脂板を用いることで、スポットニスコーティングにも対応する。
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(株)トヨテック(本社/千葉県野田市、豊田保社長)は、デジタル印刷の新たな需要を創出する省力化可能な自動処理による前加工機・後加工機を提案している。
▽オートフィーダー付き無線綴じ製本機「EcoAF-400eva」
同社では従来から、強固で開きの良いPUR無線綴じ製本機も取り扱っており、多くのユーザーに提供してきたが、昨今のユーザーの中には「PURは乾くのに時間がかかるので、EVAでより早く製本したい」という納期重視のユーザーの声が目立ってきたことから、新たに取扱いを開始した製品。
A4サイズ(オートモード時)が可能なEVA糊を使用した高品質な無線綴じ製本機で、表紙のオートフィーディング、製本後のオートスタッカーも付属している。
EVA糊を使用するため、メンテナンスも容易で手軽に使用できる。横糊は、本身をクランプした際に、製本厚さを自動で測定して高さ調整する。オペレーションが簡略化されているため、小ロット・多品種に対応するだけでなく、デジタル印刷機を設備する印刷会社が初めて製本工程を内製化するのにも適した製本機と言える。
▽自動給紙カッティングプロッター「DG-4060II」
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バキュームパッドエアー給紙方式自動給紙により、2.0mmまでの幅広い紙厚を確実に給紙する。フィルム素材も0.3mmまで給紙、カッティングが可能。ペーパーのセットは120mmの高さまで可能。
また、ツインヘッドを採用し、カット刃と筋押し刃をヘッドにセットし、ボックスのカット時はカットと同時に筋押し加工が行える。
さらに、CCDカメラによる自動トンボ検出機能を搭載。最大5ヵ所のトンボを自動検出し、カッティング位置の補正を行い精度の高いカットを実現する。
▽大型アルバム全自動ページブロック製本機「HPB-18XL」
筋押し、折り、合紙製本工程のワンパス化により、ワークフロー効率が向上する。最大45×90cmのプリントをセットすると、すべて全自動で45×45cmの大サイズ例フラットアルバムが完成し、排出される。色々な種類のレイフラットアルバムを誰でも簡単なオペレーションで1,000サイクル/時の速度で制作できる。
152×305mm〜450×915mmサイズプリントの製本が可能。1.0mmの厚い中台紙で製本できる。
ホットメルト糊を使うため、合紙製本する材料を問わない。紙、合成紙、PVC、PETなどが可能。レジンコート処理をした印画紙同士、インクジェット専用紙同士の合紙製本が可能。
同製本機を活用すれば、ページ違いの撲滅、確認作業の削減、少量多品種生産、ホットメルト糊による短納期対応が可能になるなどのメリットがある。
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さらに、水性ニスコーティングの前段にコロナ放電ユニットを設けることで、今までニスをはじいていた素材やトナーにもしっかりニスを塗布できる。
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