コダック、「ゲームチェンジャー」へ〜4つのコア技術を自社完結
PROSPER ULTRA 520プレス / PROSPERプリントバー
2024年9月20日製品・テクノロジースペシャリスト
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PROSPER ULTRA 520プレスの市場
PROSPER ULTRA 520プレスの最大の優位性は、光沢紙を必要とするインクカバレッジの高いアプリケーションであっても、OPTIMAXプレコーターとの組み合わせにより最高解像度をフルスピードで印刷できる点。さらに、プリントヘッドおよび水性顔料インクを自社製造することによって競争力のあるランニングコストを弾き出すことができる。さらに製品の耐久性。これも自社開発によるアドバンテージだと言えるだろう。
drupaの会期中にも、PROSPER ULTRA 520プレスを導入の意向を示した商業印刷会社が多く見受けられた。「デジタル技術はコンベンショナルな印刷手法を凌駕しつつあるが、次のステップに進むのに最も重要な要素はアプリケーションの開発である」と指摘する河原氏。まずそのひとつがパーソナライズ化である。その背景には、コスト増の傾向にある用紙の削減、郵便コスト増にともなう印刷物の付加価値化といったニーズがある。とくに日本ではDMにおける郵便コストの割合が高い(米国48%、日本75%)ため、パーソナライズ化による印刷物の付加価値化が必要視されている。
さらにエフィシェンシー(効率化)において、タイムトゥーマーケット短縮の追求に大きな関心が寄せられているという。
「小ロットの印刷物を、データ入稿から如何にスピーディに製造し、効率良くデリバリーするか。ここに注目する印刷会社がPROSPER ULTRA 520プレスに大きな関心と興味を寄せている。現在は商業印刷向けだが、今後はOEMを通じて軟包装や紙器用途向けの製品も出てくる。そこでも『エフィシェンシーの追求』がひとつのテーマになってくるだろう」(河原氏)
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