プリント・オンデマンドという新しい印刷方式がもたらす新しい可能性に対応する検査とは
例えば、ダイレクトメールやカタログなど個人向けの印刷市場では印刷物は同じものは1つしか印刷しないことになるから、その印刷に問題があった場合には予備と差し替えることができないので、リカバリー印刷(再印刷)をしなければならない。
仮に検査だけできたとしても再プリントを人海戦術でやっていてはPOD機の稼働率は絶対に上がらない。多品種・小ロット・大生産のジョブを受注しても人間が大変になってオーバーフローするだけである。
またデジタル印刷では「版」が存在しないので、印刷物はPDFなどの「データ」と比較しなければならない。
プリント・オンデマンドという生産工程の中では検査だけをしても意味はない。リカバリー印刷を行う仕組みが重要
当社のデジタル印刷機用検査装置「Theory」では、すべてのフルバリアブルな印刷物を、印刷機に流し込むデータPDFと比較し、デジタル輪転印刷であってもデジタルシート印刷であっても最高印刷速度で全数検査することができるように設計されている。また、検査の結果、リカバリー印刷が必要と判断された印刷物情報を上流側へフィードバックすることができるようになっている。例えば、グーフ社のブリッジウエア「PC One Flow」のようなリカバリー印刷のための再グルーピング、再面付けができるシステムを上流側へ構築することで、人の対応がボトルネットにならない高稼働率なデジタル印刷工程も実現することができる。

デジタル印刷における検査装置は、もはや製造工場だけのものではない、受注契約時のSLAに絡む営業戦略上必須のツールである
オフセット印刷工場では品質検査装置は、「センサー」という位置づけであることがほとんどである。つまり「不良を見つけるだけの装置」であるということだ。
しかしデジタル印刷の新しい市場を考える中で、検査装置はもはや製造工場のセンサーではない。Web to Printのような市場においては受注契約時において、サービスを提供する側とその利用者の間に結ばれるサービスレベルに関する合意書「SLA(Servics Level Agreement)」を交わすことになる。そこでは品質保証などのサービスレベルも履行できる範囲を決定しなければならない。このようにデジタル市場において製品印刷物をどのような品質保証体制で出荷することができるか?ということは新しいビジネスを提案する際にクライアント側から見ても重要な項目である。
新着トピックス
swissQprint、ビジネスの将来的な成長を促進するワイドフォーマットプリンタ
2025年11月25日ケーススタディ
swissQprintのユーザーであるMayfield Press社とPip n Chip社(まったく異なる業種)の2社は、swissQprintのマシンが自社のビジネスニーズに合わ...全文を読む
樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
2025年10月8日ケーススタディ
「刷り技術集団」として下請けに徹する(有)樋口印刷所(大阪市東住吉区桑津、樋口裕規社長)は、コロナ禍にあった2021年12月、富士フイルムの商業印刷向け枚葉インクジェットデジタルプレ...全文を読む
最新ニュース
トキワ印刷、厚紙仕様のIJデジタルプレス「JetPress750S」導入
2025年12月26日
パッケージおよび厚紙・特殊紙印刷のトキワ印刷(株)(本社/大阪府東大阪市池島町、渡辺貞城社長)はこのほど、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(...全文を読む
2025年12月26日
DICグラフィックス(株)(甲斐敏幸社長)は、デザイン・印刷・マーケティング業務を支援する色見本帳アプリ「DICデジタルカラーガイド」に、業界初の「AI配色検索機能」を搭載した。 ...全文を読む
コダック、自動化や統合性を強化したPRINERGY最新バージョン発表
2025年12月26日
コダックは、PRINERGYソフトウェアの新バージョン11.5を発表した。 PRINERGYプラットフォームは、アナログ印刷とデジタル印刷の両方にわたり、生産を効率化・最適化する統...全文を読む
デジタル印刷に求められる品質保証 2018 〜 ジクス 高原亮介社長に聞く
2018年3月31日スペシャリスト
プリント・オンデマンドという新しい印刷方式がもたらす新しい可能性に対応する検査とは
例えば、ダイレクトメールやカタログなど個人向けの印刷市場では印刷物は同じものは1つしか印刷しないことになるから、その印刷に問題があった場合には予備と差し替えることができないので、リカバリー印刷(再印刷)をしなければならない。
仮に検査だけできたとしても再プリントを人海戦術でやっていてはPOD機の稼働率は絶対に上がらない。多品種・小ロット・大生産のジョブを受注しても人間が大変になってオーバーフローするだけである。
またデジタル印刷では「版」が存在しないので、印刷物はPDFなどの「データ」と比較しなければならない。
プリント・オンデマンドという生産工程の中では検査だけをしても意味はない。リカバリー印刷を行う仕組みが重要
当社のデジタル印刷機用検査装置「Theory」では、すべてのフルバリアブルな印刷物を、印刷機に流し込むデータPDFと比較し、デジタル輪転印刷であってもデジタルシート印刷であっても最高印刷速度で全数検査することができるように設計されている。また、検査の結果、リカバリー印刷が必要と判断された印刷物情報を上流側へフィードバックすることができるようになっている。例えば、グーフ社のブリッジウエア「PC One Flow」のようなリカバリー印刷のための再グルーピング、再面付けができるシステムを上流側へ構築することで、人の対応がボトルネットにならない高稼働率なデジタル印刷工程も実現することができる。

デジタル印刷における検査装置は、もはや製造工場だけのものではない、受注契約時のSLAに絡む営業戦略上必須のツールである
オフセット印刷工場では品質検査装置は、「センサー」という位置づけであることがほとんどである。つまり「不良を見つけるだけの装置」であるということだ。
しかしデジタル印刷の新しい市場を考える中で、検査装置はもはや製造工場のセンサーではない。Web to Printのような市場においては受注契約時において、サービスを提供する側とその利用者の間に結ばれるサービスレベルに関する合意書「SLA(Servics Level Agreement)」を交わすことになる。そこでは品質保証などのサービスレベルも履行できる範囲を決定しなければならない。このようにデジタル市場において製品印刷物をどのような品質保証体制で出荷することができるか?ということは新しいビジネスを提案する際にクライアント側から見ても重要な項目である。
新着トピックス
-
帆風(東京)、デジタル印刷のリードタイム短縮[Revoria XMF PressReady導入事例]
2025年12月26日 ケーススタディ
-
FFGS、機械・材料・サービスを「三位一体」で
2025年11月28日 企業・経営
-
swissQprint、ビジネスの将来的な成長を促進するワイドフォーマットプリンタ
2025年11月25日 ケーススタディ
-
樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
2025年10月8日 ケーススタディ
-
ダイコウラベル、新市場への進出に貢献〜デジタルの強みで顧客メリットを創出
2025年10月7日 ケーススタディ










