キーワードで検索

ミマキ、3Dプリンタで世界初1,000万色以上のフルカラー造形

積層ピッチは最小20μm、ディテールまで再現できる精巧さ誇る

2018年4月3日製品・テクノロジー

 (株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は昨年11月、1,000万色以上のフルカラー造形を実現するUV硬化インクジェット方式3Dプリンタ「3DUJ-553」を発売し、同社が業務用インクジェットプリンタ分野でイノベーターとして牽引してきたサイングラフィックス市場、インダストリアル・プロダクツ市場に向け、圧倒的な色表現と造形力で魅せる3Dプリンタとして訴求している。
3DUJ-553
 3Dプリンタ市場は、北米、ヨーロッパをはじめ世界中で拡大を続け、その用途は製造業を中心に教育、建築、医療といった分野へと広がりを見せている。同社が提案する3Dプリンタ「3DUJ-553」は、これまでの2Dの高画質業務用インクジェットプリンタ開発で培ってきた技術を活かし、世界初となる1,000万色以上のフルカラー造形を実現。造形後の色付けでは難しかった豊かな色彩表現により、立体造形のオブジェクト看板や建築模型といった最終製品用途で活用できる。

 造形には、UV硬化インクを使用。積層ピッチは最小20μmを実現し、ディテールまで再現できる精巧さを誇る。また、水溶性のサポート材インクを採用することで、繊細なデザインの場合でも造形物を破損させることなく、簡単にサポート材を除去することができる。

JapanColorに対して89%の色域をカバー

▽UV硬化インクジェット方式を採用
 UVインク(C、M、Y、K、ホワイト、クリア)を1層ずつプリントし、それを積み上げることで造形する「UV硬化インクジェット方式」を採用。造形後に着色するのではなく、カラーインクを使用して造形していくため美しいフルカラー表現が可能。
▽高発色なフルカラー造形
 カラーインクで造形・着色することでJapanColorに対して89%の色域をカバー。透明度の高いカラーインクで造形することで、外部からの光が白色インク層で反射し、白色インク層を背景に発色の良い造形を実現する。
▽世界初!色の再現性を高めるカラープロファイルを採用
 インクジェット方式3Dプリンタとしては世界初となるカラープロファイルを採用。Adobe Photoshopにカラーマネジメントソフト「MPM3」(オプション)で作成したカラーシュミレートプロファイルをインストールすることにより、PCのモニター上でプリント後の色が確認でき、モニター上の色と造形物の色を近づけることが可能。
▽フルカラーインク×クリアインクで、デザインをもっと自由に
 クリアインクを用いた透明表現はもちろん、クリアインクとカラーインクを同時に使用することで、半透明のカラー表現が可能。内部からライトを当てると見え方が変わる仕掛けサインなどにも使用できる。
お雛様(サンプル)

新着トピックス

kodak_ij24_tn.jpg

コダック、「ゲームチェンジャー」へ〜4つのコア技術を自社完結

2024年9月20日製品・テクノロジースペシャリスト

 コダックは「drupa2024」において、ULTRASTREAMコンティニュアスインクジェットテクノロジーを搭載した「PROSPER ULTRA 520プレス」と、PROSPERイン...全文を読む

喜多氏と「AccurioJet KM-1e」

大阪印刷、同人誌印刷ビジネスで「圧倒的な画質」提供[AccurioJet KM-1e導入事例]

2024年9月20日ケーススタディ

 同人誌印刷ビジネスで急成長を遂げる大阪印刷(株)(大阪市西淀川区御幣島5-5-23、根田貴裕社長)は今年4月、コニカミノルタの29インチ枚葉UVインクジェット印刷機「AccurioJ...全文を読む

最新ニュース

規格袋にPOD機で直接印刷

富士フイルム、TOKYO PACK 出展でパッケージの付加価値提案

2024年10月9日

 富士フイルムグループは、「TOKYO PACK 2024(東京国際包装展)」に出展し、インクジェット方式やトナー方式など、富士フイルムが独自開発した幅広いラインアップのデジタルプリン...全文を読む

dp_iic_j560hdx_tn.jpg

SCREEN GA、京都・久御山事業所に「インクジェットイノベーションセンター京都」開設

2024年10月7日

 (株)SCREENグラフィックソリューションズ(京都府京都市、田中志佳社長、以下、SCREEN GA)は、2024年10月に印刷関連機器の開発・製造を担う京都・久御山事業所に「インク...全文を読む

dp_book_on_demand_hsf2024_tn.jpg

SCREEN GA、「Horizon Smart Factory 2024」で無人化生産ラインを紹介

2024年9月24日

 (株)SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA)は、10月9日から11日の3日間、ホリゾン本社びわこ工場内「Horizon Inovation Park」(滋賀県...全文を読む

ミマキ、3Dプリンタで世界初1,000万色以上のフルカラー造形

積層ピッチは最小20μm、ディテールまで再現できる精巧さ誇る

2018年4月3日製品・テクノロジー

  • twitter
  • facebook
  • line

 (株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は昨年11月、1,000万色以上のフルカラー造形を実現するUV硬化インクジェット方式3Dプリンタ「3DUJ-553」を発売し、同社が業務用インクジェットプリンタ分野でイノベーターとして牽引してきたサイングラフィックス市場、インダストリアル・プロダクツ市場に向け、圧倒的な色表現と造形力で魅せる3Dプリンタとして訴求している。
3DUJ-553
 3Dプリンタ市場は、北米、ヨーロッパをはじめ世界中で拡大を続け、その用途は製造業を中心に教育、建築、医療といった分野へと広がりを見せている。同社が提案する3Dプリンタ「3DUJ-553」は、これまでの2Dの高画質業務用インクジェットプリンタ開発で培ってきた技術を活かし、世界初となる1,000万色以上のフルカラー造形を実現。造形後の色付けでは難しかった豊かな色彩表現により、立体造形のオブジェクト看板や建築模型といった最終製品用途で活用できる。

 造形には、UV硬化インクを使用。積層ピッチは最小20μmを実現し、ディテールまで再現できる精巧さを誇る。また、水溶性のサポート材インクを採用することで、繊細なデザインの場合でも造形物を破損させることなく、簡単にサポート材を除去することができる。

JapanColorに対して89%の色域をカバー

▽UV硬化インクジェット方式を採用
 UVインク(C、M、Y、K、ホワイト、クリア)を1層ずつプリントし、それを積み上げることで造形する「UV硬化インクジェット方式」を採用。造形後に着色するのではなく、カラーインクを使用して造形していくため美しいフルカラー表現が可能。
▽高発色なフルカラー造形
 カラーインクで造形・着色することでJapanColorに対して89%の色域をカバー。透明度の高いカラーインクで造形することで、外部からの光が白色インク層で反射し、白色インク層を背景に発色の良い造形を実現する。
▽世界初!色の再現性を高めるカラープロファイルを採用
 インクジェット方式3Dプリンタとしては世界初となるカラープロファイルを採用。Adobe Photoshopにカラーマネジメントソフト「MPM3」(オプション)で作成したカラーシュミレートプロファイルをインストールすることにより、PCのモニター上でプリント後の色が確認でき、モニター上の色と造形物の色を近づけることが可能。
▽フルカラーインク×クリアインクで、デザインをもっと自由に
 クリアインクを用いた透明表現はもちろん、クリアインクとカラーインクを同時に使用することで、半透明のカラー表現が可能。内部からライトを当てると見え方が変わる仕掛けサインなどにも使用できる。
お雛様(サンプル)

新着トピックス

新着ニュース

PAGE TOP