JP2018レポート|自動化・高付加価値化をキーワードに
「オンデマンドの時代〜企業再生に生かす自動化の形」テーマに
2018年4月20日製品・テクノロジー
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インクジェットは多彩なアプリケーションで提案
ミマキエンジニアリングブースでは、プリントとカットを1台で行えるインクジェットプリンタ「UCJV300-75」をはじめ、同プリンタとの組み合わせに適したラミネーター「LA-160W」、デスクトップタイプフラットベッドUVインクジェットプリンタ「UJF-6042MkII」が実演展示されていた。
POP、シール、ラベル、ステッカー市場に適した「UCJV300-75」は、800ミリ幅までプリントが可能。トンボとともにカット情報とメディアの回転情報を記録したIDを同時にプリントし、プリントデータごとのカットデータを自動的に読み込んでカットする「IDカット機能」を搭載している。
「UJF-6042MkII」は、従来機の約120%の生産性となるクラストップレベルのスピードを実現。搭載可能なインク種も充実し、より多彩なアプリケーション製作に活用できる。柔軟UVインク「LUS-120」は、約170%伸びる特性を活かし、皮革や手帳型スマートフォンケース、メンブレンスイッチなどの柔らかい素材、折り曲げが必要になる素材へのプリントが可能。幅広い素材に対して密着性に優れた「LUS-150」は、アクリル素材との相性がよく、室内サインやトロフィーなどの作製に使える。硬質UVインク「LH-100」は、プリント後の堅牢性(硬さ)、擦過性に優れるため、文具やアクセサリーなどのグッズ製作に適している。またインクジェットプライマー「PR-200」によって、これまでUVプリンタではプリントが難しかったガラスや金属、樹脂系素材へのプリントの密着を向上し、多様化する製作ニーズに対応している。「LA-160W」は、最大スピード7,500ミリ/分の高速作業が可能なミマキ純正ヒートアシスト付きラミネータ。最高60℃のウォーム機能を搭載し、プリント時にインクの凹凸ができやすいUVプリントへのラミネートも、熱をかけながら行うことで密着性が向上し、シルバリング(ラミネート時に発生する空気の巻き込みによるグラフィックの白化現象)の発生を軽減する。
メディアテクノロジージャパンブースでは、本紙校正用インクジェットプリンタ「Proof Jet F780 MARKII」(商業印刷プルーフモデル)を動態展示。印刷本紙にアンカーコート無しで直接印字ができるインクジェットプリンタ。今年のpage展では、インクラインアップに蛍光ピンクを追加。これにより校正機や本機に近い校正を実現するとともにコスト削減、時間短縮に貢献する。また、インクジェットプリンタ用カラーマッチングソフト「LabProof SE」を使用することで、同プリンタ上で多種多様な蛍光ピンク系のオフセットインキの色のシミュレーションが可能である。
ダイヤミックブースでは、インクジェットプリンタによる布素材への印刷を提案していた。まず、「GTX」(ブラザー工業製)は、Tシャツなどの衣類へ簡単に直接印刷ができる、水性顔料インクCMYKW5色のガーメントプリンタ。従来機比3分の1の印刷時間を実現し、また、新インク「Innobella Textile」により、色域の拡大・肌触りの向上を実現している。
一方、昇華転写プリンタ「EPSON SC-F6200」は、スマートフォンケースやタオルなど、小物サイズのグッズ類の生産用途に適した44インチのコンパクトモデル。UltraChrome DSインクへの新開発「高濃度ブラック」インク追加とHQ(高画質)モードを搭載することで高画質印刷を実現している。
光文堂ブースでは、水性インクジェット方式のデジタルラベルプリンタ「KBD new solution mini」を実演展示。同プリンタは、エントリーモデルながら1,600×1,600dpiの解像度を誇る。最小1ピコリットルのインキ液滴でシャープな4色印刷を実現し、さらに2色の墨を組み入れたことで高濃度なベタ色と文字を再現できる。
デュプロブースでは、簡単操作で印刷物にスポットニスによる厚盛印刷効果を演出できるデジタルスポットUVニスコーター「DDC-810」を実演展示していた。最薄約20から最大約80ミクロン(紙質により制限あり)の厚盛スポットニス加工が可能で、また、印字データに濃淡をつけることで1枚のシート内で厚さの可変も可能である。
見当精度については、同機に搭載された高精度CCDカメラ(2個)が、用紙に印字されたレジストレーションマークを読み取ることで、事前印字内容の位置・斜行・拡大・縮小状況を把握する。把握したデータと元の印字データに基づき、デュプロ独自の補正技術が、正確に印字を合わせ、高い見当精度を実現する。
オンデマンド対応の無線綴じ機
デジタル印刷の後加工をメインターゲットとした無線綴じ機が2社から提案されていた。
まず、ヤマト(本社/名古屋市)のブースからは、台湾のsysform社製無線綴じ機が紹介されていた。同機は横糊付きにもかかわらず安価な価格設定が特長のひとつ。さらにタンクが2層式(背糊と横糊は異なる糊)となっているため、インクジェット印刷によって波打った紙、厚い本の表紙でも確実に製本、長期保存できる。厚さはD60C(A3)が5センチ、50B(A4)が3センチまで可能。
一方、ダイヤミックからは、PUR糊を使用したオンデマンド対応の無線綴じ製本機「PUR-430」が紹介されていた。
フォトブック事業を手掛けるユーザーの声を反映して製品化した無線綴じ機で、コンパクトな設計でありながら、およそ300冊/時という高い生産性を実現している。PUR糊は密閉型押し出し方式により4週間に1回の交換を実現し、小ロットに適した仕様になっている。
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インクジェットは多彩なアプリケーションで提案
ミマキエンジニアリングブースでは、プリントとカットを1台で行えるインクジェットプリンタ「UCJV300-75」をはじめ、同プリンタとの組み合わせに適したラミネーター「LA-160W」、デスクトップタイプフラットベッドUVインクジェットプリンタ「UJF-6042MkII」が実演展示されていた。
POP、シール、ラベル、ステッカー市場に適した「UCJV300-75」は、800ミリ幅までプリントが可能。トンボとともにカット情報とメディアの回転情報を記録したIDを同時にプリントし、プリントデータごとのカットデータを自動的に読み込んでカットする「IDカット機能」を搭載している。
「UJF-6042MkII」は、従来機の約120%の生産性となるクラストップレベルのスピードを実現。搭載可能なインク種も充実し、より多彩なアプリケーション製作に活用できる。柔軟UVインク「LUS-120」は、約170%伸びる特性を活かし、皮革や手帳型スマートフォンケース、メンブレンスイッチなどの柔らかい素材、折り曲げが必要になる素材へのプリントが可能。幅広い素材に対して密着性に優れた「LUS-150」は、アクリル素材との相性がよく、室内サインやトロフィーなどの作製に使える。硬質UVインク「LH-100」は、プリント後の堅牢性(硬さ)、擦過性に優れるため、文具やアクセサリーなどのグッズ製作に適している。またインクジェットプライマー「PR-200」によって、これまでUVプリンタではプリントが難しかったガラスや金属、樹脂系素材へのプリントの密着を向上し、多様化する製作ニーズに対応している。
「LA-160W」は、最大スピード7,500ミリ/分の高速作業が可能なミマキ純正ヒートアシスト付きラミネータ。最高60℃のウォーム機能を搭載し、プリント時にインクの凹凸ができやすいUVプリントへのラミネートも、熱をかけながら行うことで密着性が向上し、シルバリング(ラミネート時に発生する空気の巻き込みによるグラフィックの白化現象)の発生を軽減する。
メディアテクノロジージャパンブースでは、本紙校正用インクジェットプリンタ「Proof Jet F780 MARKII」(商業印刷プルーフモデル)を動態展示。印刷本紙にアンカーコート無しで直接印字ができるインクジェットプリンタ。今年のpage展では、インクラインアップに蛍光ピンクを追加。これにより校正機や本機に近い校正を実現するとともにコスト削減、時間短縮に貢献する。また、インクジェットプリンタ用カラーマッチングソフト「LabProof SE」を使用することで、同プリンタ上で多種多様な蛍光ピンク系のオフセットインキの色のシミュレーションが可能である。
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見当精度については、同機に搭載された高精度CCDカメラ(2個)が、用紙に印字されたレジストレーションマークを読み取ることで、事前印字内容の位置・斜行・拡大・縮小状況を把握する。把握したデータと元の印字データに基づき、デュプロ独自の補正技術が、正確に印字を合わせ、高い見当精度を実現する。
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一方、ダイヤミックからは、PUR糊を使用したオンデマンド対応の無線綴じ製本機「PUR-430」が紹介されていた。
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