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プロネート、「未知の可能性を秘めたプリンタ」〜ワイドフォーマットIJプリンタ「Nyala LED」導入

2019年4月11日ケーススタディ

高生産性と世界最高峰の品質評価 〜 盛り上げ、光沢なども美しく表現

 (株)プロネート(本社/東京都板橋区、狩野征次代表取締役会長)は昨年9月、販促ツールの制作に活用してきた従来のワイドフォーマットIJプリンタが老朽化してきたことから、その後継機としてswissQprintのワイドフォーマットIJプリンタ「Nyala LED」を導入した。同社はこれにより、生産性を4倍以上に向上させたほか、従来はインキが乗りにくかったアクリルや樹脂などのメディアにも容易に印刷が可能になった。6色+バーニッシュ/プライマーにより幅広い色域に対応が可能になり、さらに盛り上げや光沢などの表現も美しく行えるようになるなど、セールスプロモーションファクトリーとして様々な販促ツールを制作する同社にとって欠かせない存在となっている。
制作物の前で狩野会長(左)と増田部長

 同社は1973年に製版会社として創業。主に海外向けの雑誌広告の製版を経営の柱として成長を遂げ、当時はこの分野で国内シェア50%以上を占めていたが、1997年に転機が訪れた。JAGAT主催のサンフランシスコでの印刷会議に出席した狩野会長は、そこでのビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの講演を拝聴し「今後はインターネットも販促ツールにする時代が来ていることを察知した。また、海外向け雑誌広告の需要も減少すると感じ取り、内需への転換を図った」と海外向けの雑誌広告の仕事から撤退するとともに、内需の仕事に方向転換することを決断した経緯を振り返る。

 同時にオンデマンド系のデジタル印刷にシフトしていく必要性も強く感じた狩野会長は、業界に先駆けてフルカラーデジタル印刷機「E-Print」を導入。海外雑誌用の広告製版に代わる仕事として、カラーカタログなどの販促ツールのデジタル印刷で競争力を強化してきた。そして2002年からは、顧客の販促活動そのものを企画・運営する事業を展開。大手広告代理店などに社員を出向させてノウハウを吸収しながら事業拡大を続けている。某流通大手企業のアイスクリームや冷凍食品のキャンペーンやイベント等を行い、現在も同事業の中心事業として続いているようだ。

 そして同社は創立25周年にあたる1998年、中期計画「複合メディア印刷業」を方針として打ち出した。それから現在まで、同社はクライアントの販促活動をあらゆる側面から支援するセールスプロモーションファクトリーとして、「印刷×プロモーション×WEB」を中心に事業活動を展開。2017年9月には販促ツールの制作を中心とする特設サイト「OPEN FACTORY」を開設し、Nyala LEDをはじめ、クライアントから依頼されるあらゆる販促ツールの制作に対応するための設備を拡充している。

 同サイトには開設から1年半で毎月約50件の問い合わせが入っているようで、狩野会長は「このうち25%は実際の受注につながっている。外務省からもOPEN FACTORYに問い合わせが入り、『G20』に使用する木製看板をNyala LEDで制作した。また、某有名ブランドショップのフロアシートも制作した。Nyala LEDは未知の可能性を秘めたプリンタであり、新規開拓に非常に向いているプリンタであると評価することができる」と様々なメディアに高品質かつ高速に出力できるNyala LEDに大きな期待を寄せている。

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プロネート、「未知の可能性を秘めたプリンタ」〜ワイドフォーマットIJプリンタ「Nyala LED」導入

2019年4月11日ケーススタディ

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高生産性と世界最高峰の品質評価 〜 盛り上げ、光沢なども美しく表現

 (株)プロネート(本社/東京都板橋区、狩野征次代表取締役会長)は昨年9月、販促ツールの制作に活用してきた従来のワイドフォーマットIJプリンタが老朽化してきたことから、その後継機としてswissQprintのワイドフォーマットIJプリンタ「Nyala LED」を導入した。同社はこれにより、生産性を4倍以上に向上させたほか、従来はインキが乗りにくかったアクリルや樹脂などのメディアにも容易に印刷が可能になった。6色+バーニッシュ/プライマーにより幅広い色域に対応が可能になり、さらに盛り上げや光沢などの表現も美しく行えるようになるなど、セールスプロモーションファクトリーとして様々な販促ツールを制作する同社にとって欠かせない存在となっている。
制作物の前で狩野会長(左)と増田部長

 同社は1973年に製版会社として創業。主に海外向けの雑誌広告の製版を経営の柱として成長を遂げ、当時はこの分野で国内シェア50%以上を占めていたが、1997年に転機が訪れた。JAGAT主催のサンフランシスコでの印刷会議に出席した狩野会長は、そこでのビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズの講演を拝聴し「今後はインターネットも販促ツールにする時代が来ていることを察知した。また、海外向け雑誌広告の需要も減少すると感じ取り、内需への転換を図った」と海外向けの雑誌広告の仕事から撤退するとともに、内需の仕事に方向転換することを決断した経緯を振り返る。

 同時にオンデマンド系のデジタル印刷にシフトしていく必要性も強く感じた狩野会長は、業界に先駆けてフルカラーデジタル印刷機「E-Print」を導入。海外雑誌用の広告製版に代わる仕事として、カラーカタログなどの販促ツールのデジタル印刷で競争力を強化してきた。そして2002年からは、顧客の販促活動そのものを企画・運営する事業を展開。大手広告代理店などに社員を出向させてノウハウを吸収しながら事業拡大を続けている。某流通大手企業のアイスクリームや冷凍食品のキャンペーンやイベント等を行い、現在も同事業の中心事業として続いているようだ。

 そして同社は創立25周年にあたる1998年、中期計画「複合メディア印刷業」を方針として打ち出した。それから現在まで、同社はクライアントの販促活動をあらゆる側面から支援するセールスプロモーションファクトリーとして、「印刷×プロモーション×WEB」を中心に事業活動を展開。2017年9月には販促ツールの制作を中心とする特設サイト「OPEN FACTORY」を開設し、Nyala LEDをはじめ、クライアントから依頼されるあらゆる販促ツールの制作に対応するための設備を拡充している。

 同サイトには開設から1年半で毎月約50件の問い合わせが入っているようで、狩野会長は「このうち25%は実際の受注につながっている。外務省からもOPEN FACTORYに問い合わせが入り、『G20』に使用する木製看板をNyala LEDで制作した。また、某有名ブランドショップのフロアシートも制作した。Nyala LEDは未知の可能性を秘めたプリンタであり、新規開拓に非常に向いているプリンタであると評価することができる」と様々なメディアに高品質かつ高速に出力できるNyala LEDに大きな期待を寄せている。

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