堀内カラー、可能性秘める「厚盛印刷」〜「色を見る力」で印刷業界と協業へ
「品質」と「生産性」をバランス良く両立:フラットベッドUVIJ「JETI MIRA」導入事例
2019年9月30日ケーススタディ
プロラボ最大手の(株)堀内カラー(本社/大阪市北区万歳町3-17、吉本高久社長)は昨年2月、「品質」と「生産性」をバランス良く両立したハイエンドフラットベッドUVインクジェットプリンタ「JETI MIRA 2732 HS LED」を東京プロダクトセンター(東京都杉並区和田1-6-7)に導入。銀塩プリント時代から培ってきた「色を見る力」をベースに展開するビジュアルコンテンツ制作に「厚盛印刷」などの「新たな価値」を付加することで、印刷業界との協業も視野に入れた、ディスプレイ事業分野の新たな市場開拓に乗り出している。

ディスプレイ事業の新たな戦略機として導入された「JETI MIRA」
業界再編を乗り越え、創業60周年

原嶋 所長
しかし、この分野は2000年頃から急激にデジタル化が進行したことは周知の事実だ。同社の「根幹」とも言える事業だったカラーフィルム現像、デュープ(複製)の市場はドラスティックなまでに縮小し、同社の経営を直撃。しかし、デジタル化に備えて、「人」「物」「金」の多くの経営資源を投下することで、その時を迎える準備を早くから進めてきたことが功を奏し、多くのプロラボが淘汰される中、同社はこの業界再編を乗り越え、今年、創業60周年を迎えている。
「ビジュアルコンテンツ制作の総合デパート」を標榜する堀内カラーでは現在、写真サービス、フォトアート、アルバム、ブロマイド、デジタルアーカイブ、ビジュアル制作、ディスプレイといった7つの事業を展開している。このことについて同社・東京プロダクトセンターの原嶋純一郎所長は「競合会社では特化型のビジネスモデルが多い中、当社は『一通り何でもできる』という汎用性、守備範囲の広さを強みとしている」と説明。東京の杉並、青山、そして大阪に生産拠点を構え、約230名の従業員が、ビジュアルコミュニケーションパートナーとしての機能に従事している。
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「ビジュアルコンテンツ制作の総合デパート」を標榜する堀内カラーでは現在、写真サービス、フォトアート、アルバム、ブロマイド、デジタルアーカイブ、ビジュアル制作、ディスプレイといった7つの事業を展開している。このことについて同社・東京プロダクトセンターの原嶋純一郎所長は「競合会社では特化型のビジネスモデルが多い中、当社は『一通り何でもできる』という汎用性、守備範囲の広さを強みとしている」と説明。東京の杉並、青山、そして大阪に生産拠点を構え、約230名の従業員が、ビジュアルコミュニケーションパートナーとしての機能に従事している。
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