ホタルコーポレーション、フルカラー3Dインクジェットプリンタで新サービス
「それなり〜の アバターフィギュア」〜超低価格と短納期を実現|福永 進 新社長に聞く
2019年10月3日ケーススタディ
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1万円以下でアバターフィギュアを現物に
これまで、VTuberや3Dアバターを現物のフィギュアにするには、デジタル原型師による手作業に頼るしか方法がなかった。このため、複雑なものだと制作に数日〜1週間以上かかり、また価格も数万円から10万円以上かかることもあり、これが3Dアバターフィギュアを現実のものにする上での足かせとなっていた。
これを、「1万円以下」という手頃な価格かつ短納期で提供することで、潜在ニーズを現実のものにしようというのが今回の新サービスだ。
「3Dデータにはサーフェスデータとソリッドデータの2種類があるが、サーフェスデータは面を作成するデータであるためこれを画面上ではなく実際に3D出力する場合、無理に厚みを付ける部分もあるため、どうしてもオリジナルの画面の雰囲気から離れたイメージになる場合もある。当社ではこれまで、美術品の3Dプリントなど品質レベルの高い3Dプリントを行ってきたが、それと比べると、どうしても『それなり』のものになってしまうため、『それなり〜の 』アバターフィギュアというサービス名にしている」(福永社長)
しかし、サービス開始に先立ち先行テストしたクライアントからの評価は高く、Twitterでは「それなり以上」とのコメントもあるようだ。
申込み方法などについては、同社のホームページに詳細が記載されているが、主な特長としては(1)3Dアバター制作サービスなどからエクスポートしたVRMファイルをアップロードするだけ(2)ポーズ付けはポーズ番号を選ぶだけ(3)3Dプリントができるようにすべてのパーツに厚みをつける(4)データ検証からフルカラー3Dプリントまで、すべて含めて9,000円(5)ポーズをつけてエクスポートしたFBXデータにも対応(6)部分的に『クリア素材』での3Dプリントが可能(7)データは無料で検証--などがある。
「2Dの印刷技術を3Dに活用するため、様々な工夫を重ね、失敗を繰り返しながら自社なりのノウハウを手に入れて今回のサービスが実現した。フィギュアとしての重量感やデータ処理のスピードなどを組み合わせ、大きさについては12センチが最適と判断した。手のひらの上などで愛でてあげて欲しい」(福永社長)。
今後の展開について福永社長は「これまでプリンターメーカーやクリエイターなどとコラボしながらアピールしてきた結果、ようやく3DフルカラーIJプリンタの認知度も向上し、未来も見えてきた。今まで以上に幅広い業種に3Dプリンタをアピールし、潜在需要を掘り起こしながら、市場開拓に努めていきたい」と展望する。新社長の手腕による新生・ホタルコーポレーションの次の展開に注目したい。
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1万円以下でアバターフィギュアを現物に
これまで、VTuberや3Dアバターを現物のフィギュアにするには、デジタル原型師による手作業に頼るしか方法がなかった。このため、複雑なものだと制作に数日〜1週間以上かかり、また価格も数万円から10万円以上かかることもあり、これが3Dアバターフィギュアを現実のものにする上での足かせとなっていた。
これを、「1万円以下」という手頃な価格かつ短納期で提供することで、潜在ニーズを現実のものにしようというのが今回の新サービスだ。
「3Dデータにはサーフェスデータとソリッドデータの2種類があるが、サーフェスデータは面を作成するデータであるためこれを画面上ではなく実際に3D出力する場合、無理に厚みを付ける部分もあるため、どうしてもオリジナルの画面の雰囲気から離れたイメージになる場合もある。当社ではこれまで、美術品の3Dプリントなど品質レベルの高い3Dプリントを行ってきたが、それと比べると、どうしても『それなり』のものになってしまうため、『それなり〜の 』アバターフィギュアというサービス名にしている」(福永社長)
しかし、サービス開始に先立ち先行テストしたクライアントからの評価は高く、Twitterでは「それなり以上」とのコメントもあるようだ。
申込み方法などについては、同社のホームページに詳細が記載されているが、主な特長としては(1)3Dアバター制作サービスなどからエクスポートしたVRMファイルをアップロードするだけ(2)ポーズ付けはポーズ番号を選ぶだけ(3)3Dプリントができるようにすべてのパーツに厚みをつける(4)データ検証からフルカラー3Dプリントまで、すべて含めて9,000円(5)ポーズをつけてエクスポートしたFBXデータにも対応(6)部分的に『クリア素材』での3Dプリントが可能(7)データは無料で検証--などがある。
「2Dの印刷技術を3Dに活用するため、様々な工夫を重ね、失敗を繰り返しながら自社なりのノウハウを手に入れて今回のサービスが実現した。フィギュアとしての重量感やデータ処理のスピードなどを組み合わせ、大きさについては12センチが最適と判断した。手のひらの上などで愛でてあげて欲しい」(福永社長)。
今後の展開について福永社長は「これまでプリンターメーカーやクリエイターなどとコラボしながらアピールしてきた結果、ようやく3DフルカラーIJプリンタの認知度も向上し、未来も見えてきた。今まで以上に幅広い業種に3Dプリンタをアピールし、潜在需要を掘り起こしながら、市場開拓に努めていきたい」と展望する。新社長の手腕による新生・ホタルコーポレーションの次の展開に注目したい。
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