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カラードルック・バイヤースブロン社、プライムファイア106のフィールドテストが成功裏に終了

パッケージ印刷分野で新たなデジタルビジネスモデルを開拓

2020年3月6日ケーススタディ

 ヨーロッパ各地に拠点を有するカラードルック・バイヤースブロン社は、非常に高い品質基準を持つオールラウンダーのパッケージングサービスプロバイダー。同社は早くから、デジタル印刷での新たなビジネスモデルの開拓に着手しており、食品、菓子、飲食、薬品、化粧品、非食品分野の産業や小売業向けに製品を生産している。その同社は、数々のプロジェクトにおいてハイデルベルグとコラボレーションすることで、長年に渡るパートナーシップを築いており、プライムファイア106でカスタマイズドデジタルパッケージング印刷のフィールドテストをする最初の企業となった。ほぼすべての基準を満たし、プライムファイア106を同社のウェブ・トゥ・パックポータルに完全に取り入れることで、昨年末フィールドテストを成功裏に終了している。
フィールドテストに取り組んだ両社の共同チーム
 「デジタルビジネスモデルが継続的に開発されることによって工程がさらに自動化され、未来に適したものになった。プライムファイア106をワークフローに接続する際には、ハイデルベルグは私たちのパートナーとして大きなサポートをしてくれた。多くの要求を持つ私たちの顧客にデジタルパッケージ印刷の新たなビジネスアイデアを提供するために、私たち自身のデジタル印刷機への要求も非常に高いものであった。ハイデルベルグのチームと協力し、最終的にはそれらの要求を満たすことができ、テストの結果にも非常に満足している」と、カラードルック・バイヤースブロン社取締役マーティン・ブルッテル氏は、テストの初期段階を振り返る。

生産を中断しないバリアブルデータ印刷


 カラードルック・バイヤースブロン社は、3年前に「パッケージングデジタル」部門を設立し、「designyourpackaging.de」という同社のオンラインショップで、革新的なパッケージを1ロットから顧客に提供している。プライムファイア106で新たなビジネスモデルを開拓する上での非常に難しいテーマは、マスカスタマイゼーションの前提となるバリアブルデータ印刷(VDP)であったという。
顧客はウェブ・トゥ・パックポータルでオリジナルパッケージを制作することができる
 「カラードルック・バイヤースブロン社とハイデルベルグは、非常に多くのノウハウと時間をこのテーマに費やしてVDPを開発した。現在、プライムファイアはカラードルック・バイヤースブロン社で、カスタマイズされた印刷シートを高品質かつ連続して無限に生産できる状態にある」と、パッケージングデジタル部門を率いるトム・シュトレーフケルク氏は述べている。

 プライムファイアは、段階的に既存の生産ワークフローに統合されていき、同社が導入しているソフトウェアとの接続は、プリネクトデジタルフロントエンド(DFE)を介して実施された。

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2020年3月6日ケーススタディ

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 ヨーロッパ各地に拠点を有するカラードルック・バイヤースブロン社は、非常に高い品質基準を持つオールラウンダーのパッケージングサービスプロバイダー。同社は早くから、デジタル印刷での新たなビジネスモデルの開拓に着手しており、食品、菓子、飲食、薬品、化粧品、非食品分野の産業や小売業向けに製品を生産している。その同社は、数々のプロジェクトにおいてハイデルベルグとコラボレーションすることで、長年に渡るパートナーシップを築いており、プライムファイア106でカスタマイズドデジタルパッケージング印刷のフィールドテストをする最初の企業となった。ほぼすべての基準を満たし、プライムファイア106を同社のウェブ・トゥ・パックポータルに完全に取り入れることで、昨年末フィールドテストを成功裏に終了している。
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生産を中断しないバリアブルデータ印刷


 カラードルック・バイヤースブロン社は、3年前に「パッケージングデジタル」部門を設立し、「designyourpackaging.de」という同社のオンラインショップで、革新的なパッケージを1ロットから顧客に提供している。プライムファイア106で新たなビジネスモデルを開拓する上での非常に難しいテーマは、マスカスタマイゼーションの前提となるバリアブルデータ印刷(VDP)であったという。
顧客はウェブ・トゥ・パックポータルでオリジナルパッケージを制作することができる
 「カラードルック・バイヤースブロン社とハイデルベルグは、非常に多くのノウハウと時間をこのテーマに費やしてVDPを開発した。現在、プライムファイアはカラードルック・バイヤースブロン社で、カスタマイズされた印刷シートを高品質かつ連続して無限に生産できる状態にある」と、パッケージングデジタル部門を率いるトム・シュトレーフケルク氏は述べている。

 プライムファイアは、段階的に既存の生産ワークフローに統合されていき、同社が導入しているソフトウェアとの接続は、プリネクトデジタルフロントエンド(DFE)を介して実施された。

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