日進堂グループ、四六全判縦通し搬送ラインにPROSPER S5×4台
厚紙への可変情報印字〜新しい収益の柱となる「確かな投資」
2020年3月12日ケーススタディ
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日進堂グループ(福島市、佐久間信幸社長)は、四六全判縦通しの高速搬送ラインにKODAK PROSPER S5を4台搭載。成長が見込まれるパッケージやカードなど厚紙へのバリアブル印字分野で新たなビジネスチャンスの創出を目指す。「スピードと信頼性、実績を考慮すると、選択肢はKODAKのPROSPERしかなかった」
東北屈指の総合印刷会社
日進堂グループは、福島県福島市に本社工場を構える日進堂印刷所を中心に、トキワ印刷、進和クリエイティブセンター、エス・シー・シーの4社からなる東北屈指の総合印刷会社。グループ4社の総合力でチラシ、ポスター、カタログ、広報誌など各種印刷物の企画制作から編集・デザイン、印刷・加工まで一貫生産し、地元福島をはじめ東北エリアから東京まで幅広い顧客の要望に柔軟に応えている。また主力の印刷ビジネスに加え、イベント、映像制作、商品開発、Webサイト構築、エコ事業などビジネス領域も多岐にわたる。グループ4社の代表取締役社長として、365名の従業員の先頭に立つ佐久間氏は「できない理由ではなく、できる方法を考える」を企業モットーに、「グループ各社の持つ強みと特色を結集し、地域の成長に貢献することが日進堂グループの使命」と語っている。
パッケージ印刷のバリアブル印字に挑戦
2019年12月、同グループはKODAK PROSPER S5インクジェットプリンティングシステムを4台搭載した四六全判(縦通し)・厚紙対応の高速バリアブル印字システムを導入した。システムの最大の特長は四六全判クラス(最大:天地850×流れ方向1,200ミリ)の刷本に設定された可変印字エリアを4台のPROSPER(印字幅:106ミリ×4)でカバーしている点だ。導入の目的について佐久間社長は次のように説明している。
「当社には、デジタル印刷やバリアブル印刷に関する長年の実績がある。ビジネスフォームのナンバリング印刷にはじまり、宛名印刷やQRコード/バーコードの可変印刷、さらに近年では絵柄やテキストまで差し替えるフルカラー・フルバリアブルの仕事まで手がけるようになった。ただ今までは薄紙・小〜中サイズの仕事が中心で厚紙印刷は一部に限られていた。今後は、成長が見込まれる厚紙・大判分野のバリアブルデータ印字のニーズに応えていきたいと考え、PROSPER S5の導入を決断した」
実際、QRコードやシリアルナンバーを印刷物に印字してWebサイトに誘導するマーケティング手法は、チラシやDM、シールだけでなく、商品パッケージにも広がりを見せている。PROSPER S5を搭載した四六全判・厚紙対応のシステムなら、これまで不可能だった大型の商品パッケージにも印字できるので、新しいビジネスチャンスの獲得につながる。またスクラッチカードなど小サイズの仕事では、多面付けによる大量処理・高速処理が可能なため、生産性の飛躍的な向上が期待できる。もちろん厚紙だけでなく、薄紙の仕事も処理できるため、幅広い仕事での活用が可能となる。
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