キーワードで検索

日本HP、進化を続けるHPのインクジェット技術

高品質化をさらに強化〜商印市場向けに販売展開を加速

2021年10月5日スペシャリスト

 2012年秋、出版社である講談社は、インクジェット輪転機と後加工システムをインライン接続したフルデジタル書籍生産システムを導入し稼働を開始。これにより国内でもインクジェット技術を活用した本格的な出版印刷の幕が開けた。この生産システムで印刷を担っているがインクジェット輪転機「HP PageWide Web Press」だ。日本市場では出版印刷から、その歴史が始まった「HP PageWide Web Press」は現在、商業印刷への進出も図っている。そこで今回、(株)日本HPのデジタルプレス事業本部HP PageWide Web Pressカテゴリーマネージャーである田口兼多氏に、HPのインクジェットテクノロジーが印刷業界にもたらす可能性や、日本市場における取り組みなどについて聞いた。
田口 氏
 HPが提供するデジタル印刷機と言えば、液体トナー方式を採用した「HP Indigo」を連想する方も多いと思うが、実はインクジェット技術への取り組みは1975年からと、約半世紀という長い歴史を有している。1984年には、サーマルインクジェット方式を採用したコンシューマー向けのインクジェットプリンター「ThinkJet」を世界で初めて商用化。そして2008年のdrupaにおいて、産業用のインクジェット印刷機として、用紙対応幅30インチ(765mm)の「HP PageWide Web Press T300」を発表。以後、製品ポートフォリオの拡充を図り、現在では、30インチモデルのほか、22インチ(558mm)、26インチ(660mm)、42インチ(1,067mm)、また、段ボール印刷向けに110インチ(2,800mm)モデルもリリースしている。
HP PageWide Web Press ポートフォリオ
 また、HP PageWide Web Pressの大きな特長として、各モデルは、共通のプラットフォームを採用していることが挙げられる。加えて各モデルは、アップグレードに対応しており、これにより導入以降も、常に最新機種同等のパフォーマンスを維持することができる。

 田口氏は、「実際に米国ユーザーが2009年に導入したHP PageWide Web Pressは、数回のアップグレードを経て、現在も主力生産機として稼働している」と、その優位性について説明する。

ワールドワイド市場で累計印刷枚数6,000億ページ達成

 HP PageWide Web Pressは、トランザクションをはじめ、書籍や新聞、また、カタログやポスター、DM、販促ツールなど多彩なアプリケーションに1台で対応できることからワールドワイドで導入が加速している。

 その導入成果を物語る数値として2021年5月、HP PageWide Web pressは、ワールドワイド市場で累計印刷枚数6,000億ページという驚異的な数字を達成している。特筆すべきは、2020年8月には、累計印刷枚数5,000億ページ突破というニュースリリースが配信されていたのだが、コロナ禍でありながらも約1年という短い期間で約1,000億ページがHP PageWide Web Pressによって印刷されていたことになる。

 この事例について田口氏は、「生産性の高い42インチモデルが稼働したことも要因の1つと考えられる。これも多彩なポートフォリオを有するHP PageWide Web Pressだからこその実績といえる」とした上で「必要なものを必要な時に必要な数だけ、という流通サイクルを市場が求めている。この動きに対し、印刷物の生産機としてHP PageWide Web Pressが上手くマッチした。とくに昨年から続くコロナ禍においては、さらにその動きが加速している」と説明する。

新着トピックス

koenigandbauer_interview2022_tn.jpg

インタビュー|Koenig&Bauer、大きなポテンシャル秘めるデジタル印刷市場

2022年8月3日スペシャリスト

 印刷機メーカーとして世界でもっとも長い歴史を持つドイツ・Koenig&Bauer社。200年以上にわたって革新的な技術やオーダーメイドのプロセス、そして多彩なサービスプログラムによっ...全文を読む

dp_esko_nukina_tn.jpg

エスコグラフィックス、パッケージデザイン制作を「Studio」で効率化

2022年7月1日製品・テクノロジー

 エスコグラフィックス(株)(本社/東京都江東区)は、パッケージデザイン制作の効率化の手段としてデザイナー、トレードショップ、コンバーター向け3Dパッケージングソフトウェア「Studi...全文を読む

最新ニュース

dp_is29s_in_tn.jpg

KOMORI、29インチ枚葉UVインクジェット「インプレミアIS29s」のデモ動画を公開

2022年8月9日

(株)小森コーポレーションが運営するYouTubeチャンネル「Komori Japan」では、新たな動画コンテンツとして「2022 KOMORI特別内覧会 インプレミアIS29s」の配...全文を読む

mimaki_digipark_202207_dp_tn.jpg

ミマキ、長野・佐久市「デジファブパーク」に3Dプリンタで展示協力

2022年7月26日

 (株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は、7月23日から9月4日にかけて、佐久市子ども未来館(長野県)で開催される「デジファブパーク」に展示協力し、フルカラ...全文を読む

dp_hp10000cpo_cri_tn.jpg

日本HP、クリエイトに「HP Indigo 10000 CPOデジタル印刷機」を納入

2022年7月21日

 (株)日本HP(本社/東京都港区、岡戸伸樹社長)は、紙袋の製造、販売を行う(株)クリエイト(本社/大阪府大阪市、谷元進社長、以下「クリエイト」)が、B2対応デジタル印刷機「HP In...全文を読む

日本HP、進化を続けるHPのインクジェット技術

高品質化をさらに強化〜商印市場向けに販売展開を加速

2021年10月5日スペシャリスト

  • twitter
  • facebook
  • line

 2012年秋、出版社である講談社は、インクジェット輪転機と後加工システムをインライン接続したフルデジタル書籍生産システムを導入し稼働を開始。これにより国内でもインクジェット技術を活用した本格的な出版印刷の幕が開けた。この生産システムで印刷を担っているがインクジェット輪転機「HP PageWide Web Press」だ。日本市場では出版印刷から、その歴史が始まった「HP PageWide Web Press」は現在、商業印刷への進出も図っている。そこで今回、(株)日本HPのデジタルプレス事業本部HP PageWide Web Pressカテゴリーマネージャーである田口兼多氏に、HPのインクジェットテクノロジーが印刷業界にもたらす可能性や、日本市場における取り組みなどについて聞いた。
田口 氏
 HPが提供するデジタル印刷機と言えば、液体トナー方式を採用した「HP Indigo」を連想する方も多いと思うが、実はインクジェット技術への取り組みは1975年からと、約半世紀という長い歴史を有している。1984年には、サーマルインクジェット方式を採用したコンシューマー向けのインクジェットプリンター「ThinkJet」を世界で初めて商用化。そして2008年のdrupaにおいて、産業用のインクジェット印刷機として、用紙対応幅30インチ(765mm)の「HP PageWide Web Press T300」を発表。以後、製品ポートフォリオの拡充を図り、現在では、30インチモデルのほか、22インチ(558mm)、26インチ(660mm)、42インチ(1,067mm)、また、段ボール印刷向けに110インチ(2,800mm)モデルもリリースしている。
HP PageWide Web Press ポートフォリオ
 また、HP PageWide Web Pressの大きな特長として、各モデルは、共通のプラットフォームを採用していることが挙げられる。加えて各モデルは、アップグレードに対応しており、これにより導入以降も、常に最新機種同等のパフォーマンスを維持することができる。

 田口氏は、「実際に米国ユーザーが2009年に導入したHP PageWide Web Pressは、数回のアップグレードを経て、現在も主力生産機として稼働している」と、その優位性について説明する。

ワールドワイド市場で累計印刷枚数6,000億ページ達成

 HP PageWide Web Pressは、トランザクションをはじめ、書籍や新聞、また、カタログやポスター、DM、販促ツールなど多彩なアプリケーションに1台で対応できることからワールドワイドで導入が加速している。

 その導入成果を物語る数値として2021年5月、HP PageWide Web pressは、ワールドワイド市場で累計印刷枚数6,000億ページという驚異的な数字を達成している。特筆すべきは、2020年8月には、累計印刷枚数5,000億ページ突破というニュースリリースが配信されていたのだが、コロナ禍でありながらも約1年という短い期間で約1,000億ページがHP PageWide Web Pressによって印刷されていたことになる。

 この事例について田口氏は、「生産性の高い42インチモデルが稼働したことも要因の1つと考えられる。これも多彩なポートフォリオを有するHP PageWide Web Pressだからこその実績といえる」とした上で「必要なものを必要な時に必要な数だけ、という流通サイクルを市場が求めている。この動きに対し、印刷物の生産機としてHP PageWide Web Pressが上手くマッチした。とくに昨年から続くコロナ禍においては、さらにその動きが加速している」と説明する。

新着トピックス

新着ニュース

PAGE TOP