キーワードで検索

swissQprint Japan、フラットベッド第4世代が日本上陸

改良を重ねた「集大成」〜品質、生産性が向上するなど進化
3月下旬〜4月下旬までオープンハウス

2022年3月25日製品・テクノロジー

新プリントヘッド、ワンタッチバキュームを開発

 第4世代は、従来の基板をベースにしながらも、第3世代の開発以降、細かな改良を加えていった、ここ数年間の「集大成」となっている。

 まず、新しくなったプリントヘッドは、インク滴を極めて精密に着弾させる技術に加えて、最大解像度は1,350dpiになっている。ImpalaとNyalaでは出力品質が大幅に向上。さらに、Oryxは旧モデルに比べて約40%高速化し、「かつてのImpalaと同等の生産能力になった」(大野社長)。Oryxは、swissQprintのフラットベッドでは入門機と位置付けられているが、十分すぎる生産性を備えたことになる。

 そして、新ヘッド搭載による高解像度、高精細印字が可能になったことが、大きな改良点である。swissQprintの画質にはすでに定評があるが、飽くなき品質改良を進めていくメーカーとしての真摯な姿勢が感じられる。

 また、「使い勝手が良い、としてユーザーからは評価が高い」(大野社長)というのが、特許申請中の「ワンタッチバキューム」である。テーブルは最大256のセグメントに分割されており、各セグメントは指1本で簡単にON/OFFの切り替えができるため、面倒なマスキングは不要である。ボード間やデュアルロールの間でも問題なく、空気の漏れがなくなることでバキュームは最大の威力を発揮し、扱いにくいメディアもしっかりと固定する。音が静かになることも、評価のポイントであるようだ。

「使い勝手が良い」とユーザーから好評のワンタッチバキューム

新着トピックス

リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]

2025年6月27日ケーススタディ

 「アイデア什器」の(株)リンクス(本社/岐阜県関市倉知2639-1、吉田哲也社長)は昨年11月、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(厚紙仕様)...全文を読む

accuriopress_c14010s_20250529_tn.jpg

コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開

2025年6月4日製品・テクノロジー

 コニカミノルタジャパン(株)は、デジタルカラー印刷システムの最上位機種「AccurioPress(アキュリオプレス) C14010シリーズ」の発売を記念して4月23・24日の2日間、...全文を読む

最新ニュース

dp_epson_ep_101_20250807_tn.jpg

エプソン、世界最少の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が「機械遺産」に選定

2025年8月7日

 セイコーエプソン(株)がエプソンミュージアム諏訪(長野県諏訪市)に所蔵している、1968年より発売した世界最小(同社調べ(当時))の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が、(一...全文を読む

dp_ricoh_pro_d1600_20250801_tn.jpg

リコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始

2025年8月7日

 (株)リコー(大山晃社長)は、産業用テキスタイル印刷市場向けに、高生産性を実現する広幅対応Direct To Film(DTF)プリンター「RICOH Pro D1600」について、...全文を読む

dp_orobe_20250729_tn.jpg

コニカミノルタ、反応染料用インライン前処理インク「O'ROBE」の提供開始

2025年7月29日

 コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長、以下、コニカミノルタ)は、インクジェットテキスタイルプリンター「Nassenger(ナッセンジャー)」シリーズ用インクとして...全文を読む

swissQprint Japan、フラットベッド第4世代が日本上陸

改良を重ねた「集大成」〜品質、生産性が向上するなど進化 3月下旬〜4月下旬までオープンハウス

2022年3月25日製品・テクノロジー

  • twitter
  • facebook
  • line

新プリントヘッド、ワンタッチバキュームを開発

 第4世代は、従来の基板をベースにしながらも、第3世代の開発以降、細かな改良を加えていった、ここ数年間の「集大成」となっている。

 まず、新しくなったプリントヘッドは、インク滴を極めて精密に着弾させる技術に加えて、最大解像度は1,350dpiになっている。ImpalaとNyalaでは出力品質が大幅に向上。さらに、Oryxは旧モデルに比べて約40%高速化し、「かつてのImpalaと同等の生産能力になった」(大野社長)。Oryxは、swissQprintのフラットベッドでは入門機と位置付けられているが、十分すぎる生産性を備えたことになる。

 そして、新ヘッド搭載による高解像度、高精細印字が可能になったことが、大きな改良点である。swissQprintの画質にはすでに定評があるが、飽くなき品質改良を進めていくメーカーとしての真摯な姿勢が感じられる。

 また、「使い勝手が良い、としてユーザーからは評価が高い」(大野社長)というのが、特許申請中の「ワンタッチバキューム」である。テーブルは最大256のセグメントに分割されており、各セグメントは指1本で簡単にON/OFFの切り替えができるため、面倒なマスキングは不要である。ボード間やデュアルロールの間でも問題なく、空気の漏れがなくなることでバキュームは最大の威力を発揮し、扱いにくいメディアもしっかりと固定する。音が静かになることも、評価のポイントであるようだ。

「使い勝手が良い」とユーザーから好評のワンタッチバキューム

新着トピックス

新着ニュース

PAGE TOP