ゴプス、広島の印刷業界に恩返し〜「印刷会社の駆け込み寺」開設
極小ロットデジタル印刷サービス開始
2022年4月4日企業・経営
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サービス対象はあくまでも印刷会社
しかし、印刷資機材を販売する同社が、「印刷」をビジネスとすることは、顧客である印刷会社の市場に参入する、つまり競合となるのではないか。それでは、「印刷会社の役に立つ」という点で真逆の取り組みと捉えられる可能性がある。
その点について、福田社長は、「このサービスの対象は、あくまでも当社のお客様である印刷会社である。つまり、印刷会社が有している極小ロットの受注物件を当社の設備で印刷してもらうことが運用の大前提である。当然、当社が独自に一般の発注者に印刷営業をかけることもないので、安心して当社の設備を活用してもらいたい」と、あくまでも印刷会社だけを対象としたサービスであることを強調する。
「印刷会社の駆け込み寺」は、極小ロットの印刷案件やサンプル作りを主軸とした稼働を想定している。多くの印刷会社では、極小ロットの仕事を積極的に受注することはない。言い換えれば敬遠傾向にある。
そこで自ら市場調査を実施。その調査では、従来の印刷需要とは別の需要、つまり「潜在需要」があることが確認できた。
コロナ禍によって多くのイベントが中止になり、それに付随する印刷物もなくなっていった。しかし、イベントの中止にともない新たな印刷物ニーズがあると説明する。
「一例としては卒業式や結婚式など、多くのイベントが中止になったことで、それに代わる記念品を作り、贈りたいというニーズだ。これらの案件は限られた人に贈られるためロットや売上金額としては微々たるものだが、件数を集めることで大きな売上を創出し、その収益を顧客である印刷会社に還元できる。まさにデジタル印刷機だから実現できるビジネスモデルと言える」
「印刷の力」で広島の地域活性化に貢献
極小ロット印刷に特化したサービスで印刷業界に貢献するという「印刷会社の駆け込み寺」のゴールとして描いているのは、地元・広島の名産品などを取り扱う企業を「印刷の力」で全国にその魅力を発信し、地域活性化に貢献していくことだ。
「広島には多くの素晴らしい名産品・特産品があり、これら商品のPRに印刷会社が携わることができれば、新たな印刷需要を創出することができ、さらには顧客のビジネス発展にも貢献できる。その結果、広島の経済活性化にもつながっていくはず」
その具体的なプランとして、印刷会社が作成した購買意欲をかき立てるようなチラシやポスター、パッケージなどの印刷物を駆使した広島の名産品を広く紹介・販売する物産展を印刷会社と共に開催することを目指している。
そして2022年2月17日、ついに「印刷会社の駆け込み寺」がオープンした。
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サービス対象はあくまでも印刷会社
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その点について、福田社長は、「このサービスの対象は、あくまでも当社のお客様である印刷会社である。つまり、印刷会社が有している極小ロットの受注物件を当社の設備で印刷してもらうことが運用の大前提である。当然、当社が独自に一般の発注者に印刷営業をかけることもないので、安心して当社の設備を活用してもらいたい」と、あくまでも印刷会社だけを対象としたサービスであることを強調する。
「印刷会社の駆け込み寺」は、極小ロットの印刷案件やサンプル作りを主軸とした稼働を想定している。多くの印刷会社では、極小ロットの仕事を積極的に受注することはない。言い換えれば敬遠傾向にある。
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