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ユニードパック、印刷不良の原因究明で印刷機の改良に貢献

Indigo20000×DAC検査装置:履歴管理でフィードバックが容易に

2023年1月5日ケーススタディ

 グラビア印刷・プラスチック包装資材のユニードパック(株)(本社/香川県仲多度郡まんのう町炭所西800、永森孝一社長)は2016年4月、デジタル印刷機「Indigo20000」にダックエンジニアリング(DAC)の全面フルカラーバリアブル印刷検査装置を搭載した。同時に、(株)トスバックシステムズの印刷業総合管理システム「ひだりうちわ」、検査装置のPDFを書き出すエスコグラフィックス(株)の「Automation Engine」とも連携させたことで、検査品質の向上だけでなく、入力作業の自動化、トレーサビリティー向上でフィードバックが容易になるなど、様々な効果を生み出している。

HP Indigo 20000 の前で高野課長

 同社は、軟包材製品の印刷・製袋をメインに事業展開する企業。少量多品種・短納期の要望に対応するため、自社一貫生産できる設備力を強みとしており、デジタル印刷機2台、グラビア印刷機5台、製袋機は30台を保有する。また、昨今は環境対応資材の活用によるSDGsにも取り組んでいるほか、デジタル印刷機を活用したSDGsにも取り組む。デジタル課 兼 オンデマンドGrの高野明人課長は「デジタル印刷はロスが少ないため、無駄を減らすことができる。また、昨今注目される『脱プラ』にも貢献できる」として、今後は紙のパッケージなどもクライアントに積極的に企画・提案し、紙の印刷によるSDGsにも貢献していく考えだ。

 そんな同社が検査装置導入を検討したのは2016年頃。HPのデジタル印刷機「Indigo20000」を2014年末に導入して、約1年が経過した頃である。この間は「目検」により人の目で検品を行っていたわけであるが、高野課長は「トラブルが発生したときに、何が原因であったのか後からでは分からない」ということが検査装置導入を検討した理由であったようだ。そして同社は展示会でいくつかの検査装置メーカーを視察。導入の条件は「オンラインでPDFとデータ照合できる」ことであった。その結果、「当時、条件を満たしていたのはDACだけであった」(高野課長)。現在は他メーカーからもPDFとデータ照合できる検査装置が開発されているようだが、「私の知っている限り、オンラインで精密な検査ができるのは現在もDACの検査装置のみである」(高野課長)ということだ。

 そして、同社はDACの検査装置を2016年4月、「Indigo20000」に設置した。

特許取得の「回転ユニット」を絶賛

 「とにかく、便利なんですよ」。高野課長がこのように絶賛するのは、DACが特許取得済みである検査装置の「回転ユニット」だ。

オンライン接続されたDAC検査装置。特許の「回転ユニット」により表裏検査の切り替えが容易

 これは、ラインカメラ「Cocoセンサー」のコンパクトな特性を活かし、カメラと透過照明、検査ロールを回転させることで、簡単に表裏を切り替えて検査できる画期的な技術。通常、表裏検査を切り替える場合、検査面を変更するため紙パス変更が複雑で時間がかかるが、「回転ユニット」を使用すれば、一度ワークを切り、カメラを180度回転させ、ほぼ同じパスを通すだけのため、短時間で簡単に切り替えることができる。高野課長に作業手順を見せてもらったところ、約60秒で切り替えを行っていた。

「回転ユニット」の切り替え時間は約60秒

 高野課長は「短時間で簡単に切り替えることができるだけでなく、追加ロールも一体のため、理想のロール間ピッチで配置でき、ワークのバタつきが少なく安定した検査ができる」とコメントしている。

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 グラビア印刷・プラスチック包装資材のユニードパック(株)(本社/香川県仲多度郡まんのう町炭所西800、永森孝一社長)は2016年4月、デジタル印刷機「Indigo20000」にダックエンジニアリング(DAC)の全面フルカラーバリアブル印刷検査装置を搭載した。同時に、(株)トスバックシステムズの印刷業総合管理システム「ひだりうちわ」、検査装置のPDFを書き出すエスコグラフィックス(株)の「Automation Engine」とも連携させたことで、検査品質の向上だけでなく、入力作業の自動化、トレーサビリティー向上でフィードバックが容易になるなど、様々な効果を生み出している。

HP Indigo 20000 の前で高野課長

 同社は、軟包材製品の印刷・製袋をメインに事業展開する企業。少量多品種・短納期の要望に対応するため、自社一貫生産できる設備力を強みとしており、デジタル印刷機2台、グラビア印刷機5台、製袋機は30台を保有する。また、昨今は環境対応資材の活用によるSDGsにも取り組んでいるほか、デジタル印刷機を活用したSDGsにも取り組む。デジタル課 兼 オンデマンドGrの高野明人課長は「デジタル印刷はロスが少ないため、無駄を減らすことができる。また、昨今注目される『脱プラ』にも貢献できる」として、今後は紙のパッケージなどもクライアントに積極的に企画・提案し、紙の印刷によるSDGsにも貢献していく考えだ。

 そんな同社が検査装置導入を検討したのは2016年頃。HPのデジタル印刷機「Indigo20000」を2014年末に導入して、約1年が経過した頃である。この間は「目検」により人の目で検品を行っていたわけであるが、高野課長は「トラブルが発生したときに、何が原因であったのか後からでは分からない」ということが検査装置導入を検討した理由であったようだ。そして同社は展示会でいくつかの検査装置メーカーを視察。導入の条件は「オンラインでPDFとデータ照合できる」ことであった。その結果、「当時、条件を満たしていたのはDACだけであった」(高野課長)。現在は他メーカーからもPDFとデータ照合できる検査装置が開発されているようだが、「私の知っている限り、オンラインで精密な検査ができるのは現在もDACの検査装置のみである」(高野課長)ということだ。

 そして、同社はDACの検査装置を2016年4月、「Indigo20000」に設置した。

特許取得の「回転ユニット」を絶賛

 「とにかく、便利なんですよ」。高野課長がこのように絶賛するのは、DACが特許取得済みである検査装置の「回転ユニット」だ。

オンライン接続されたDAC検査装置。特許の「回転ユニット」により表裏検査の切り替えが容易

 これは、ラインカメラ「Cocoセンサー」のコンパクトな特性を活かし、カメラと透過照明、検査ロールを回転させることで、簡単に表裏を切り替えて検査できる画期的な技術。通常、表裏検査を切り替える場合、検査面を変更するため紙パス変更が複雑で時間がかかるが、「回転ユニット」を使用すれば、一度ワークを切り、カメラを180度回転させ、ほぼ同じパスを通すだけのため、短時間で簡単に切り替えることができる。高野課長に作業手順を見せてもらったところ、約60秒で切り替えを行っていた。

「回転ユニット」の切り替え時間は約60秒

 高野課長は「短時間で簡単に切り替えることができるだけでなく、追加ロールも一体のため、理想のロール間ピッチで配置でき、ワークのバタつきが少なく安定した検査ができる」とコメントしている。

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