チルドレンズアートの認知普及へ〜IPAに出品
同社が今回、IPAにエントリーした最大の目的は、チルドレンズアートの認知普及の拡大だという。
チルドレンズアートの活動は、久留米大学病院の医師を中心に運営されている。当然、医療従事者として日々、忙しい中での活動となるため、なかなか普及拡大を図っていくことは難しい。そこでIPAにエントリーすることで、この活動がより多くの人に知ってもらえれば、という思いから出品を決断した。
そして第三者による厳正な審査の結果、同社の作品は、IPAとAPAの両アワードにおいて入賞を果たした。この朗報を受け、渡部氏は、「普段は裏方的な存在であるが今回、デザインが認められ表彰を受けたことに喜びを感じるとともに、我々のチームとして大きな自信になった」と、また池邉氏は「今回の制作を通じて発色性を高めるためのピンクトナーの使用など、多くのことを学ぶことができ、私自身も表現の幅が広がったと思う。また、チルドレンズアートの活動は、素晴らしいものであることから、その活動自体も評価されたことが何よりもうれしい。そして最終的には、この活動が医療関係者だけでなく、幅広い分野の人たちに認知してもらい、支援の輪が広がっていくことに期待している」と、デザイン制作の視点から今回の入賞についての感想とともにチルドレンズアートへの想いを語る。

実際に審査員からは、子どもの持つカラフルな色彩表現やマルチピース展開したアイデアだけではなく、闘病中の子どもたちを支援する活動についても高く評価されたという。
Webサイト構築で周知活動を強化
同社では、難病と闘う子どもたちとその家族、そして小児医療関係者以外の新たな層との接点を強化するために、この活動の情報発信源となるプラットフォームとしてチルドレンズアートのWebサイト構築を目指している。さらに同サイトでは、Web受注システム機能の搭載も視野に入れているという。
鈴木氏は、「より多くの人にチルドレンズアートの取り組みを知ってもらうだけでなく、子どもたちが描いた作品を自由に選択し、カレンダーやポスターなどの商品を必要な部数だけ、受注生産するプリントオンデマンドを活用したビジネスモデルが構築できれば、余剰在庫の問題を一気に解決できる」と、Webサイト構築の狙いと活用方法について説明した上で、その構想を実現できる生産設備として、Revoria Pressに期待を寄せている。
これらの取り組みを通じて同社は、全国の難病に苦しむ子どもたちと、その家族に向け「同じ仲間に希望と元気を与える」コミュニケーションツールの形成と支援活動をこれからも積極的に推進していく方針だ。
新着トピックス
2025年10月1日製品・テクノロジー
産業⽤インクジェットプリンタ、カッティングプロッタ、3Dプリンタを手掛ける(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は今年4月、同社初のUV-DTF(UV硬化式...全文を読む
2025年9月30日製品・テクノロジースペシャリスト
最速900メートル/分の超高速印刷が可能なPROSPERヘッドは、日本でもDM市場を中心に数百台が稼働しているが、コダックジャパン・プリント事業部デジタルプリンティング営業本部の河原...全文を読む
最新ニュース
SCREEN、京都芸大・月桂冠と産学連携 - 学生デザインラベルの日本酒商品化
2025年10月8日
京都市立芸術大学(以下「京都芸大」)、月桂冠(株)、(株)SCREENグラフィックソリューションズ(以下「SCREEN」)の3者は、産学連携による共同プロジェクトを実施し、京都芸大・...全文を読む
ミマキ、OGBS2025で昇華転写用IJプリンタ「TS200」を国内初披露
2025年10月2日
(株)ミマキエンジニアリング(本社/長野県東御市、池田和明社長)は、9月30日と10月1日に東京・池袋のサンシャインシティにおいて開催されたオーダーグッズビジネスショー(OGBS)2...全文を読む
swissQprint Japan、VIPオープンハウスウィーク-10月28日〜31日
2025年10月1日
swissQprint Japan(株)(本社/横浜市港北区新横浜3-2-6、アドリアーノ・グット社長)は、顧客の要望に応え、最新世代のフラットベッドプリンタを紹介するオープンハウス...全文を読む
昭和堂、小児患者と家族に希望を-子どもの絵画をデジタル印刷で作品化
チルドレンズアートの活動を支援〜IPA2023で「マルチピース部門」第2位獲得
2024年4月1日企業・経営
チルドレンズアートの認知普及へ〜IPAに出品
同社が今回、IPAにエントリーした最大の目的は、チルドレンズアートの認知普及の拡大だという。
チルドレンズアートの活動は、久留米大学病院の医師を中心に運営されている。当然、医療従事者として日々、忙しい中での活動となるため、なかなか普及拡大を図っていくことは難しい。そこでIPAにエントリーすることで、この活動がより多くの人に知ってもらえれば、という思いから出品を決断した。
そして第三者による厳正な審査の結果、同社の作品は、IPAとAPAの両アワードにおいて入賞を果たした。この朗報を受け、渡部氏は、「普段は裏方的な存在であるが今回、デザインが認められ表彰を受けたことに喜びを感じるとともに、我々のチームとして大きな自信になった」と、また池邉氏は「今回の制作を通じて発色性を高めるためのピンクトナーの使用など、多くのことを学ぶことができ、私自身も表現の幅が広がったと思う。また、チルドレンズアートの活動は、素晴らしいものであることから、その活動自体も評価されたことが何よりもうれしい。そして最終的には、この活動が医療関係者だけでなく、幅広い分野の人たちに認知してもらい、支援の輪が広がっていくことに期待している」と、デザイン制作の視点から今回の入賞についての感想とともにチルドレンズアートへの想いを語る。

実際に審査員からは、子どもの持つカラフルな色彩表現やマルチピース展開したアイデアだけではなく、闘病中の子どもたちを支援する活動についても高く評価されたという。
Webサイト構築で周知活動を強化
同社では、難病と闘う子どもたちとその家族、そして小児医療関係者以外の新たな層との接点を強化するために、この活動の情報発信源となるプラットフォームとしてチルドレンズアートのWebサイト構築を目指している。さらに同サイトでは、Web受注システム機能の搭載も視野に入れているという。
鈴木氏は、「より多くの人にチルドレンズアートの取り組みを知ってもらうだけでなく、子どもたちが描いた作品を自由に選択し、カレンダーやポスターなどの商品を必要な部数だけ、受注生産するプリントオンデマンドを活用したビジネスモデルが構築できれば、余剰在庫の問題を一気に解決できる」と、Webサイト構築の狙いと活用方法について説明した上で、その構想を実現できる生産設備として、Revoria Pressに期待を寄せている。
これらの取り組みを通じて同社は、全国の難病に苦しむ子どもたちと、その家族に向け「同じ仲間に希望と元気を与える」コミュニケーションツールの形成と支援活動をこれからも積極的に推進していく方針だ。
新着トピックス
-
樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
2025年10月8日 ケーススタディ
-
ダイコウラベル、新市場への進出に貢献〜デジタルの強みで顧客メリットを創出
2025年10月7日 ケーススタディ
-
ミマキ、UV-DTF市場に参入〜プリント形状の課題を解決
2025年10月1日 製品・テクノロジー
-
コダック、パッケージ分野で新アプリケーション開拓へ
2025年9月30日 製品・テクノロジースペシャリスト
-
青森県コロニー協会、多様性のある職場環境の構築を支援 [インプレミアIS29s導入事例]
2025年9月30日 ケーススタディ
新着ニュース
SNSランキング
- 63shares講談社、フルデジタル書籍生産システムが新たな領域に
- 50sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 44shares富士フイルムBI、デジタル印刷ワークフローソフトウェアが「IDEA」ファイナリストに
- 40shares樋口印刷所(大阪)、下請け100%のJet Pressビジネスとは
- 38shares門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
- 38sharesコニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
- 37sharesSCREEN GAとSCREEN GPJ、「パッケージに彩りを」テーマに「JAPAN PACK 2025」に出展
- 35sharesSCREEN、インクジェット技術を核とした未来のオープンイノベーション拠点開設
- 30sharesコニカミノルタジャパン、機能強化モデル「AccurioPress C7100 ENHANCED」発売
- 28sharesパラシュート、Webプラットフォームをベースとした販促資材管理サービスの提供開始










