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ハイデルベルグ社、バーサファイアがもたらす可能性

日本の品質要求にも対応 〜 真の生産機として全世界で稼働

2017年9月25日マーケティングスペシャリスト

 ハイデルベルグ社(ドイツ)が提供するデジタル印刷ソリューションの一翼を担う「Versafire(バーサファイア)」は、多品種小ロット生産やパーソナライズ印刷といったPOD機の特性に加え、ハイデルベルグ独自のデジタルフロントエンド「プリネクトDFE」を搭載したことで、オフセットとデジタルを融合した真のハイブリットワークフローを提供するデジタル印刷システムとなっている。このほど、ハイデルベルグ社のバーサファイア製品担当であるマーク・イーレンフェルト氏とマーク・シュミッツ氏が来日し、同機の特徴や日本市場における展望などについて語った。
マーク・イーレンフェルト氏(左)とマーク・シュミッツ氏


■グローバル市場におけるバーサファイアの位置付けをどのようにとらえているのか。

イーレンフェルト ご存じの通り、印刷のロット数は、今、世界中で小ロット化が進んでおり、それにともない、極小ロットに強みが発揮できるデジタル印刷機の導入は、ますます魅力的な存在になっていると思う。そうした流れの中、オフセット印刷を核として長年、世界の印刷業界の発展に貢献してきたハイデルベルグがデジタル印刷市場に提供する柔軟性の高い「バーサファイアCV」とパフォーマンスクラスの「バーサファイアCP」は、間違いなく世界の印刷会社に貢献する印刷機であると確信している。
 そして、これまで1,500機以上のバーサファイアが世界のグラフィック市場に導入されたことは非常に画期的な事実であり、これは、デジタルとオフセット技術の絶妙な相互作用が、我々のユーザーの利益になるということを証明している。

■数あるデジタル印刷機の中でバーサファイアシリーズの特長は。

シュミッツ 広範な色域と低融点トナーを搭載したデジタル印刷は、バーサファイアシリーズの要となる特長である。これにより、例えばオフセット印刷が適していた画像や色を使った耐熱合成繊維のような幅広い素材への印刷が可能になる。5色の印刷が可能な「バーサファイアCV」は、間違いなく他社とは一線を画すデジタル印刷機である。「バーサファイアCV」はCMYK、ホワイト、クリア、ネオンイエロー、ネオンピンク(日本では今年12月より販売予定)での印刷が可能で、これは同クラスでは唯一である。また、バーサファイアCV、バーサファイアCPの両機は、印刷する材質を選ばない柔軟性が特長である。さらに、当社独自のDFE(デジタルフロントエンド)「プリネクトDFE」をワークフローソリューション「プリネクト2018」に統合することにより、デジタルとオフセットのジョブを、一つの生産ワークフローに統合することができる。この本格的なオフセット・デジタルハイブリッドワークフローがまさに、他社製品にはない強みといえる。

Versafire CV
Versafire CP

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 ハイデルベルグ社(ドイツ)が提供するデジタル印刷ソリューションの一翼を担う「Versafire(バーサファイア)」は、多品種小ロット生産やパーソナライズ印刷といったPOD機の特性に加え、ハイデルベルグ独自のデジタルフロントエンド「プリネクトDFE」を搭載したことで、オフセットとデジタルを融合した真のハイブリットワークフローを提供するデジタル印刷システムとなっている。このほど、ハイデルベルグ社のバーサファイア製品担当であるマーク・イーレンフェルト氏とマーク・シュミッツ氏が来日し、同機の特徴や日本市場における展望などについて語った。
マーク・イーレンフェルト氏(左)とマーク・シュミッツ氏


■グローバル市場におけるバーサファイアの位置付けをどのようにとらえているのか。

イーレンフェルト ご存じの通り、印刷のロット数は、今、世界中で小ロット化が進んでおり、それにともない、極小ロットに強みが発揮できるデジタル印刷機の導入は、ますます魅力的な存在になっていると思う。そうした流れの中、オフセット印刷を核として長年、世界の印刷業界の発展に貢献してきたハイデルベルグがデジタル印刷市場に提供する柔軟性の高い「バーサファイアCV」とパフォーマンスクラスの「バーサファイアCP」は、間違いなく世界の印刷会社に貢献する印刷機であると確信している。
 そして、これまで1,500機以上のバーサファイアが世界のグラフィック市場に導入されたことは非常に画期的な事実であり、これは、デジタルとオフセット技術の絶妙な相互作用が、我々のユーザーの利益になるということを証明している。

■数あるデジタル印刷機の中でバーサファイアシリーズの特長は。

シュミッツ 広範な色域と低融点トナーを搭載したデジタル印刷は、バーサファイアシリーズの要となる特長である。これにより、例えばオフセット印刷が適していた画像や色を使った耐熱合成繊維のような幅広い素材への印刷が可能になる。5色の印刷が可能な「バーサファイアCV」は、間違いなく他社とは一線を画すデジタル印刷機である。「バーサファイアCV」はCMYK、ホワイト、クリア、ネオンイエロー、ネオンピンク(日本では今年12月より販売予定)での印刷が可能で、これは同クラスでは唯一である。また、バーサファイアCV、バーサファイアCPの両機は、印刷する材質を選ばない柔軟性が特長である。さらに、当社独自のDFE(デジタルフロントエンド)「プリネクトDFE」をワークフローソリューション「プリネクト2018」に統合することにより、デジタルとオフセットのジョブを、一つの生産ワークフローに統合することができる。この本格的なオフセット・デジタルハイブリッドワークフローがまさに、他社製品にはない強みといえる。

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