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ハイデルベルグ社、バーサファイアがもたらす可能性

日本の品質要求にも対応 〜 真の生産機として全世界で稼働

2017年9月25日マーケティングスペシャリスト

■日本市場におけるバーサファイアに、今後どのような成長を期待しているのか。

イーレンフェルト 日本のユーザーは、世界の中でも特に品質に厳しいと聞いている。だからこそ、これまで多くのユーザーに、高品質な印刷が実現できるハイデルベルグのオフセット印刷機を利用してもらっていたのだと思う。ハイデルベルグのデジタル印刷機バーサファイアも、オフセット印刷機同様、そうした日本のユーザーの厳しい要求にこたえることのできるデジタル印刷機である。5色目で可能となるスポットカラーや、メディアの柔軟性という特長を生かすことで、他社との差別化ができ、ユーザーのビジネスの成功に貢献できると信じている。そして、ハイデルベルグのデジタル印刷機でユーザーの成功が、我々の成長につながっていくと思う。

■リコー社が同様のデジタル印刷機を販売しているが、ハイデルベルグのデジタル印刷機を購入することは、顧客にどのようなメリットがあるのか。

シュミッツ 最大の違いは、当社のプリネクトソフトウェアである。日常の生産をより効率的かつ柔軟にするツールとして、プリネクトDFEとプリネクトPDFツールボックスを提供している。プリネクトDFEをオフセットワークフローに統合するハイブリッド生産でも、このツールを使用すれば、わずか1回のクリックで操作は完了する。また、最新のバーサファイアシリーズは、業界でも突出したワークフローソリューションである「プリネクト2018」に統合することもできる。最新バージョンのプリネクトは、モンタージュエディターやプレビュー機能、またユーザーインターフェースが改良されたが、これらの改良には、ユーザーのフィードバックが随所に反映されている。

■オフセット印刷会社がデジタル印刷機を導入することで生まれる価値とは。

イーレンフェルト 小ロットでの費用対効果に優れているということだけでなく、デジタル印刷は、ポストプレスの工程や在庫にかかる費用の削減ができるという利点がある。丁合出力など出力順をコントロールできることで、デジタル印刷機は、オフセット印刷機以上のことができる場合があり、また、パーソナライズされた印刷やナンバリング印刷をすることも可能である。バーサファイアのようなデジタル印刷機が提供できる、こうした新しい生産プロセスや、そうした特長が生み出すビジネスチャンスに、ぜひ注目をしてもらいたい。

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■日本市場におけるバーサファイアに、今後どのような成長を期待しているのか。

イーレンフェルト 日本のユーザーは、世界の中でも特に品質に厳しいと聞いている。だからこそ、これまで多くのユーザーに、高品質な印刷が実現できるハイデルベルグのオフセット印刷機を利用してもらっていたのだと思う。ハイデルベルグのデジタル印刷機バーサファイアも、オフセット印刷機同様、そうした日本のユーザーの厳しい要求にこたえることのできるデジタル印刷機である。5色目で可能となるスポットカラーや、メディアの柔軟性という特長を生かすことで、他社との差別化ができ、ユーザーのビジネスの成功に貢献できると信じている。そして、ハイデルベルグのデジタル印刷機でユーザーの成功が、我々の成長につながっていくと思う。

■リコー社が同様のデジタル印刷機を販売しているが、ハイデルベルグのデジタル印刷機を購入することは、顧客にどのようなメリットがあるのか。

シュミッツ 最大の違いは、当社のプリネクトソフトウェアである。日常の生産をより効率的かつ柔軟にするツールとして、プリネクトDFEとプリネクトPDFツールボックスを提供している。プリネクトDFEをオフセットワークフローに統合するハイブリッド生産でも、このツールを使用すれば、わずか1回のクリックで操作は完了する。また、最新のバーサファイアシリーズは、業界でも突出したワークフローソリューションである「プリネクト2018」に統合することもできる。最新バージョンのプリネクトは、モンタージュエディターやプレビュー機能、またユーザーインターフェースが改良されたが、これらの改良には、ユーザーのフィードバックが随所に反映されている。

■オフセット印刷会社がデジタル印刷機を導入することで生まれる価値とは。

イーレンフェルト 小ロットでの費用対効果に優れているということだけでなく、デジタル印刷は、ポストプレスの工程や在庫にかかる費用の削減ができるという利点がある。丁合出力など出力順をコントロールできることで、デジタル印刷機は、オフセット印刷機以上のことができる場合があり、また、パーソナライズされた印刷やナンバリング印刷をすることも可能である。バーサファイアのようなデジタル印刷機が提供できる、こうした新しい生産プロセスや、そうした特長が生み出すビジネスチャンスに、ぜひ注目をしてもらいたい。

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