リアルとオンラインデモに対応
プロダクションプリント専用の体験型ショールームとして誕生したDISは、プロダクションプリント市場の普及・拡大とともに進化を続けてきた。コニカミノルタ製のフルカラーおよびモノクロの最新プロダクションプリンタをはじめ、プリプレス、ポストプレスなど、協力メーカーの製品・サービスと連携することで、印刷工程全体を検証できる施設となっている。
その中で最大の展示スペースを要しているのが、「プロダクションプリント&後加工コーナー」だ。コロナ禍の現在は、感染防止対策を徹底した上で少人数制のリアルデモ見学会のほか、オンラインによるLiveデモを配信している。
同社の松﨑光代氏は、「オンラインで接続し、リアルタイムで会話をしながらデモを行うことができるので、遠方や来社が難しい場合でも、商品を見て頂くことが可能」と、そのメリットについて説明する。
さらにDISでは、用紙やデータを持ち込んでのデモにも対応しており、顧客は、自社ビジネスを想定した具体的な検証を行うことが可能となる。
IQ-501の多彩な機能をデモで公開
プロダクションプリンタでは、今年発売の最新機種「AccurioPress C14000」と「AccurioPress C4080/4070」が展示されている。
AccurioPress C14000は、同社初のヘビープロダクションプリント機として開発された新たなフラッグシップモデル。ここ最近は、オプションの「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ-501)」と自動検査機を連動した実演に注目が集まっているという。
IQ-501は、プロダクションプリンタの課題である表裏見当精度や色のバラツキをリアルタイムに自動補正するなど、オペレーションの自動化・省人化を実現することから導入が加速している自動品質最適化ユニット。2020年2月のバージョンアップでは、リアルタイム自動汚れ検品やナンバリング&バーコード検査に対応。さらにOCRしたデータの自動照合機能を今後のバージョンアップで搭載予定。現在、リリース前の市場調査を兼ねて来場者に、この新機能を実際に体験してもらい、その意見を反映させ、正式リリース予定としている。
さらに多彩な後加工・断裁をワンパスで実現できる新ユニット「TU-510」が登場。TU-510は、四方断裁によりA3ノビサイズの用紙からA3、A4×2枚のフルブリード印刷物をインラインで加工できる。名刺・はがきサイズの断裁や筋入れの機能拡張も可能。DISでは、多面付けした名刺をインラインで断裁して仕上げるデモや、長尺印刷に、筋入れ加工を施したカタログ印刷のデモも体験できる。
同社の森慎也氏は、「『TU-510』については、新オプションとしてミシン目ユニット『PE-101』と、900mmまでの長尺用紙に対応した大容量3段エアー給紙ユニット『PF-812』など新オプションを展示し、今後は、さらに進化した新機能をDISで紹介していく」と語る。
印刷から各種後加工をワンパスで処理、といっても実際は、各種ユニット内部を経由しているので、デモを見学しただけでは、その詳細を理解することは難しい。そのためDISでは、各コーナーに専門スタッフを配して、来場者の素朴な疑問や要望などに対し、その場で回答できる体制を構築している。同社の木下彩氏は「DISは、『見学型』ではなく『体験型』のショールームであり、お客様の要望があれば、ユニット内部を公開し、各機能について説明している」と、ユーザー視点に立った取り組みを実践していることを強調する。
プリプレスソリューションとしては、AccurioProFluxやAccurioProCloudEyeを展示している。AccurioProFluxは、印刷前工程と印刷・ワークフローの自動化を実現するための最適なソリューションソフト。複数台のプロダクションプリンタへの分散印刷や自動面付け機能を実演。AccurioProCloudEyeは、複数拠点間の様々な印刷機をクラウド上で管理できるカラーマネジメントシステム。DISでは、東名阪の各拠点ショールームの色管理状況を把握することができる。これらのソリューションソフトは「見える化」の構築に貢献するものとなっている。
新着トピックス
-
ケーススタディ 門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
-
ケーススタディ 尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
2025年6月27日ケーススタディ
「アイデア什器」の(株)リンクス(本社/岐阜県関市倉知2639-1、吉田哲也社長)は昨年11月、富士フイルムの枚葉インクジェットデジタルプレス「JetPress750S」(厚紙仕様)...全文を読む
コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
2025年6月4日製品・テクノロジー
コニカミノルタジャパン(株)は、デジタルカラー印刷システムの最上位機種「AccurioPress(アキュリオプレス) C14010シリーズ」の発売を記念して4月23・24日の2日間、...全文を読む
最新ニュース
エプソン、世界最少の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が「機械遺産」に選定
2025年8月7日
セイコーエプソン(株)がエプソンミュージアム諏訪(長野県諏訪市)に所蔵している、1968年より発売した世界最小(同社調べ(当時))の小型軽量デジタルプリンター「EP-101」が、(一...全文を読む
リコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始
2025年8月7日
(株)リコー(大山晃社長)は、産業用テキスタイル印刷市場向けに、高生産性を実現する広幅対応Direct To Film(DTF)プリンター「RICOH Pro D1600」について、...全文を読む
コニカミノルタ、反応染料用インライン前処理インク「O'ROBE」の提供開始
2025年7月29日
コニカミノルタ(株)(本社/東京都千代田区、大幸利充社長、以下、コニカミノルタ)は、インクジェットテキスタイルプリンター「Nassenger(ナッセンジャー)」シリーズ用インクとして...全文を読む
コニカミノルタジャパン、情報発信コミュニケーションスペース「DIS」
実践事例で課題解決へ〜顧客と共に新ビジネスを創出
2020年12月17日企業・経営
リアルとオンラインデモに対応
プロダクションプリント専用の体験型ショールームとして誕生したDISは、プロダクションプリント市場の普及・拡大とともに進化を続けてきた。コニカミノルタ製のフルカラーおよびモノクロの最新プロダクションプリンタをはじめ、プリプレス、ポストプレスなど、協力メーカーの製品・サービスと連携することで、印刷工程全体を検証できる施設となっている。
その中で最大の展示スペースを要しているのが、「プロダクションプリント&後加工コーナー」だ。コロナ禍の現在は、感染防止対策を徹底した上で少人数制のリアルデモ見学会のほか、オンラインによるLiveデモを配信している。
同社の松﨑光代氏は、「オンラインで接続し、リアルタイムで会話をしながらデモを行うことができるので、遠方や来社が難しい場合でも、商品を見て頂くことが可能」と、そのメリットについて説明する。
さらにDISでは、用紙やデータを持ち込んでのデモにも対応しており、顧客は、自社ビジネスを想定した具体的な検証を行うことが可能となる。
IQ-501の多彩な機能をデモで公開
プロダクションプリンタでは、今年発売の最新機種「AccurioPress C14000」と「AccurioPress C4080/4070」が展示されている。
AccurioPress C14000は、同社初のヘビープロダクションプリント機として開発された新たなフラッグシップモデル。ここ最近は、オプションの「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ-501)」と自動検査機を連動した実演に注目が集まっているという。
IQ-501は、プロダクションプリンタの課題である表裏見当精度や色のバラツキをリアルタイムに自動補正するなど、オペレーションの自動化・省人化を実現することから導入が加速している自動品質最適化ユニット。2020年2月のバージョンアップでは、リアルタイム自動汚れ検品やナンバリング&バーコード検査に対応。さらにOCRしたデータの自動照合機能を今後のバージョンアップで搭載予定。現在、リリース前の市場調査を兼ねて来場者に、この新機能を実際に体験してもらい、その意見を反映させ、正式リリース予定としている。
さらに多彩な後加工・断裁をワンパスで実現できる新ユニット「TU-510」が登場。TU-510は、四方断裁によりA3ノビサイズの用紙からA3、A4×2枚のフルブリード印刷物をインラインで加工できる。名刺・はがきサイズの断裁や筋入れの機能拡張も可能。DISでは、多面付けした名刺をインラインで断裁して仕上げるデモや、長尺印刷に、筋入れ加工を施したカタログ印刷のデモも体験できる。
同社の森慎也氏は、「『TU-510』については、新オプションとしてミシン目ユニット『PE-101』と、900mmまでの長尺用紙に対応した大容量3段エアー給紙ユニット『PF-812』など新オプションを展示し、今後は、さらに進化した新機能をDISで紹介していく」と語る。
印刷から各種後加工をワンパスで処理、といっても実際は、各種ユニット内部を経由しているので、デモを見学しただけでは、その詳細を理解することは難しい。そのためDISでは、各コーナーに専門スタッフを配して、来場者の素朴な疑問や要望などに対し、その場で回答できる体制を構築している。同社の木下彩氏は「DISは、『見学型』ではなく『体験型』のショールームであり、お客様の要望があれば、ユニット内部を公開し、各機能について説明している」と、ユーザー視点に立った取り組みを実践していることを強調する。
プリプレスソリューションとしては、AccurioProFluxやAccurioProCloudEyeを展示している。AccurioProFluxは、印刷前工程と印刷・ワークフローの自動化を実現するための最適なソリューションソフト。複数台のプロダクションプリンタへの分散印刷や自動面付け機能を実演。AccurioProCloudEyeは、複数拠点間の様々な印刷機をクラウド上で管理できるカラーマネジメントシステム。DISでは、東名阪の各拠点ショールームの色管理状況を把握することができる。これらのソリューションソフトは「見える化」の構築に貢献するものとなっている。
新着トピックス
-
門那シーリング印刷(大阪)、除電機能で作業効率向上[Revoria Press PC1120導入事例]
2025年8月8日 ケーススタディ
-
尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
2025年8月4日 ケーススタディ
-
リンクス、スキルレスで人材確保、育成期間短縮[JetPress750S導入事例]
2025年6月27日 ケーススタディ
-
コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
2025年6月4日 製品・テクノロジー
-
大村印刷、特殊トナーと用紙対応力で小ロット・高付加価値ニーズに対応
2025年5月8日 ケーススタディ
新着ニュース
SNSランキング
- 63sharesミマキ、330シリーズとエコ溶剤インクが3M MCS保証認定
- 43sharesパラシュート、スマホで偽造品識別が可能なデジタル暗号化技術サービスの提供開始
- 39sharesエプソン、立体物への直接印刷を可能にする「Direct to Shape Printing System」発表
- 38sharesKOMORI、241名が来場した新春特別内覧会のデモ動画(Impremia IS29s」公開
- 29sharesKOMORI、インクジェット印刷機とデジタル加飾機の連携披露
- 27shares日印機工とプリデジ協、IGAS2027の日程決定-2027年8月に東京ビッグサイトで開催
- 27sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 26sharesミヤコシ、軟包装向け水性インクジェット「MJP ADVANCED 45X for FILM」発表
- 25shares富士フイルムBI、デジタル印刷作品のコンテスト「IPA」の作品募集開始
- 23sharesリコー、広幅対応DTFプリンター「RICOH Pro D1600」を松井色素化学工業所に供給開始
おすすめコンテンツ
尾崎スクリーン、熱転写の新たな領域へ[HP Indigo 7K デジタル印刷機導入事例]
竹田印刷、多様な個性をかたちに〜アール・ブリュット作品を世界に発信
奥村印刷、新たな価値を紙に付加〜「折り紙食器 beak」でIPA2024に入賞