K・Dサービス、段ボール×デジタル印刷技術でSDGsの実現へ
環境配慮とコスト削減提案
アイデア次第で様々なマテリアルの代替品に
2021年4月6日スペシャリスト
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「段ボールというマテリアルの優位性を社会にアピールし、様々な商品の素材を段ボールに切り替えることのメリットを周知していきたい」。K・Dサービス(株)池田大樹社長が掲げてきたこの構想が、いよいよ現実的になってきた。段ボールは環境に良く、軽いため持ち運びも楽で、さらにコストも安いため、用途によっては非常に便利なマテリアルとなる。同社は2020年初頭より、段ボールに小ロットフルカラー印刷が可能なデジタル印刷機を活用し、段ボールの優位性と同社の技術力の融合による無限の可能性を提案してきた。そして今、これまでの様々な提案案件が確定し、実際の受注につながり出している。
持ち運びが楽で、捨てやすい、価格も安い「展示会ブース」
K・Dサービスは、神崎紙器グループのデジタル印刷事業会社。段ボール用のデジタル印刷機により、従来の段ボール印刷の常識を覆す品質の印刷を可能にしている。同社はこれによる技術力とアイデア、そして段ボールというマテリアルの優位性を掛け合わせ、環境に良く、そして安くて印刷も綺麗な段ボールマテリアルによる商品を企画・提案してきた。
その1つとして、東京の展示会で実際に使用され、大きな反響を得たのが段ボールによる「展示会ブース」だ。軽くて持ち運びの楽な段ボールのため、会場には折り畳んだ状態で配送。会場で組立てるというものだ。
「これにより、ブースの装飾や設置にかかる時間、手間を省くことができ、出展者は展示会の本来の目的である『売りたい製品』に集中することができる。将来的には段ボールブースの組み立て方も動画で紹介するサービスも展開し、誰でも簡単に組み立てられるようにしたい」(池田社長)
ブースの装飾費を大幅にコストカットできることも段ボールブースの大きな魅力だ。「目安として、従来の2分の1程度の価格で製作できる」と池田社長。簡単なタイプのものであれば、10数万円程度の価格でも製作可能ということだ。
また、短期間で連続して展示会に出展する場合、段ボールを折り畳んで持ち帰り、次の展示会に流用することも可能。池田社長は「保存方法にもよるが、2回以上は使用できる」としながらも、段ボールブースは安価に製作できるため、商品や季節などに合わせ、その都度、新しいブースを作ることを推奨している。
「他のマテリアルと比べると価格は圧倒的に安く済むので、販売する商品や季節のイメージに合わせてブースを作ることをお勧めしたい。展示会のたびに新しいブースに作り変えても、段ボールはリサイクルできるため、他のマテリアルのように無駄にはならない。また昨今では展示会装飾は持ち帰らなくても会場に置いていけるという展示会場も多いと聞いているが、水性印刷の段ボールであれば、100%リサイクルが可能なため、廃棄も楽で環境にやさしい」(池田社長)
なお、同社にブース製作を依頼した場合、展示会出展後の回収、引き取りも可能。現在はコロナ禍で展示会も少ないが、アフターコロナを見据えて量産にも対応できる体制の構築を急いでいる。
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持ち運びが楽で、捨てやすい、価格も安い「展示会ブース」
K・Dサービスは、神崎紙器グループのデジタル印刷事業会社。段ボール用のデジタル印刷機により、従来の段ボール印刷の常識を覆す品質の印刷を可能にしている。同社はこれによる技術力とアイデア、そして段ボールというマテリアルの優位性を掛け合わせ、環境に良く、そして安くて印刷も綺麗な段ボールマテリアルによる商品を企画・提案してきた。
その1つとして、東京の展示会で実際に使用され、大きな反響を得たのが段ボールによる「展示会ブース」だ。軽くて持ち運びの楽な段ボールのため、会場には折り畳んだ状態で配送。会場で組立てるというものだ。
「これにより、ブースの装飾や設置にかかる時間、手間を省くことができ、出展者は展示会の本来の目的である『売りたい製品』に集中することができる。将来的には段ボールブースの組み立て方も動画で紹介するサービスも展開し、誰でも簡単に組み立てられるようにしたい」(池田社長)
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