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Horizon Smart Factory 2021 レポート

「つながる Factory Automation〜ポストプレス視点で考えるDX〜」

2021年11月18日製品・テクノロジー

ミヤコシとホリゾンで構成する自動化ライン

 初出展となる(株)ミヤコシのシングルタワー両面インクジェットプリンター「MJP20EXG」とバリアブルブックブロック加工機「MVB10A」にホリゾン製の後加工システムをインライン接続した無線綴じ製本システムによる実演が行われていた。

 「MJP20EXG」は、シングルタワー構成でありながら両面フルカラー印刷を可能とする省スペース設計のインクジェットプリンター。また、「MVB10A」は、デジタル印刷用に開発されたブックブロック加工機で、用紙を所定の大きさに折り加工を行った後、カット、区分けを行い冊子(ブックブロック)状に集積・排出を自動で行う。

 実演では、「MJP20EXG」でロール紙から印刷したもの「MVB10A」でブックブロックに加工。加工された本身は、インライン接続されたベルトコンベアでホリゾンの自動投入装置へ搬送され、バーコードを読み取り、表紙と本身の整合性を確認。そして製本機にて糊付け後、三方断裁機に搬送され、仕上げ断裁が行われる。

 仕上がり品は、ボックスに収納され、規定数量に達するとAGVで出荷場に自動搬送されていく。

インライン接続された「MVB10A」(手前)と「MJP20EXG」

ベルトコンベアを介してホリゾンの後加工機と連携

POD機2台を接続した無線綴じ製本システム

 プロダクションプリンター2機種と後加工機を連動したインライン無線綴じ製本システムを紹介していた。

 同システムでは、リコー製のプロダクションプリンター「RICOH Pro C9210」で本身印刷、「RICOH Pro C7210S」で表紙印刷を行い、ホリゾンの後加工機で無線綴じ製本までを実施。実演では、A4サイズの同人誌コミック、A5サイズの写真集と書籍の3種をバリアブルで印刷製本を敢行。「RICOH Pro C9210」で印刷された本身は、インライン接続された集積装置にストックされ、1冊分になった本身は自動投入ユニットへ自動搬送される。本身は、同ユニット内でジョガーによる紙揃え、エアー抜きが行われたのち、製本機に自動投入される。

 表紙給紙部には、「RICOH Pro C7210S」がインライン接続されており、本身印刷が開始されると自動で表紙印刷を開始。これにより表紙積み作業が自動化でき、積み間違いなどのトラブルを抑制できるほか、従来、15センチだった表紙積載がプリンターの給紙トレイ容量までストックできるので機械停止を少なくして作業することができる。

 製本加工後は、三方断裁機に搬送され、バーコードを読み取ることでサイズの異なる断裁を自動で認識し、加工を行う。仕上がり品は、ボックスに収納され、規定数量になるとAGVで出荷場へ自動搬送されていく。

本身は最上位モデルのRICOH Pro C9210で印刷

表紙給紙部には特色トナーを搭載できるRICOH Pro C7210Sをインライン接続

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 仕上がり品は、ボックスに収納され、規定数量に達するとAGVで出荷場に自動搬送されていく。

インライン接続された「MVB10A」(手前)と「MJP20EXG」

ベルトコンベアを介してホリゾンの後加工機と連携

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本身は最上位モデルのRICOH Pro C9210で印刷

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