コールドフォイル印刷における校正作業の効率化を実現
2015年に同社が導入した「DM-LINER」は、デジタル印刷機で出力されたトナー部にのみ反応するデジタル箔転写システム。トナーにのみ反応するシステムなので、どんなデザインに対しても金型を必要とせずに、箔転写が可能。この特性によりデジタル印刷機の強みである可変印刷にも対応でき、1枚1枚異なる絵柄に対し、箔転写を施すことができる。当然ながら、極小ロットの箔転写にも柔軟に対応できる。
加工プロセスとしては、まず、箔転写したい絵柄をデジタル印刷機で印刷する。次に、その出力物を「DM-LINER」に通すことで、トナーが熱で溶けて接着剤の役割を果たし、トナー部分にのみ箔が転写される。さらに、その箔転写された印刷物の上にもう一度、印刷することもできるので、様々なカラーバリエーションによるメタリック表現が可能となる。
具体的には、シルバー箔の上に黄色を印刷することでゴールド箔を演出でき、そのほかの色についても同様のメタリック表現ができるので、複数色の箔を用意しなくても多彩な色表現を実現する。さらにナンバリングやQRコードなどの可変情報にも問題なく箔転写できるので、偽造防止加工の機能も有している。
この「DM-LINER」の導入により、同社の校正作業は、劇的に改善していくこととなる。
「まずは、箔が転写される部分をインディゴ7800でスミ1色で印刷する。その印刷物をDM-LINERに通して、箔処理を施し、最後にインディゴ7800で4色を印刷する。当然ながら必要部数だけを印刷できるので予備紙なども一切発生せず、刷版コストも完全に削減する。さらに作業時間も20分程度で完了する」(宮本社長)
新着トピックス
ディーエムソリューションズ、最高毎時4万5,000通を達成[KODAK PROSPER S5導入事例]
2025年3月25日ケーススタディ
ディーエムソリューションズ(株)(本社/東京都武蔵野市御殿山1-1-3 クリスタルパークビル2F、花矢卓司社長)は、KODAK PROSPER S5インプリンティングシステムを導入後...全文を読む
FFGS、新Revoria Press登場で、柔軟な「最適生産」可能に
2025年3月25日スペシャリスト
外部支払い原価の増加が印刷会社の経営を圧迫する中で、富士フイルムグラフィックソリューションズ(株)(山田周一郎社長、以下「FFGS」)が展開する「最適生産ソリューション」への注目と期...全文を読む
最新ニュース
パラシュート、次世代型MIS「PNS」にメーカーワークフローソフトウェア連携機能を追加
2025年6月11日
パラシュート(株)(東京都世田谷区、兵藤伊織社長)は6月9日から、印刷業務の基幹システム「Print Navigator System」(プリントナビゲーターシステム、以下PNS)に...全文を読む
富士フイルムBI、「EDP Awards 2025」の3部門で最高評価を受賞
2025年6月9日
富士フイルムビジネスイノベーション(株)(本社/東京都港区、浜直樹社長・CEO)は、欧州の印刷専門誌で構成される団体European Digital Press(EDP)Associ...全文を読む
KOMORI、次世代デジタル印刷機「J-throne 29」を米国・1Vision社に北米初納入
2025年6月9日
(株)小森コーポレーション(東京都墨田区、持田訓社長)は、次世代デジタル印刷機「J-throne 29」を、米国の印刷会社1Vision社(テキサス州・ヒューストン)に北米で初めて納...全文を読む
太陽堂成晃社、新たな市場創出に挑戦 〜 デジタル加飾を核とした事業開始
クルツ製・デジタル箔システム「DM-LINER」導入
2017年6月15日ケーススタディ
コールドフォイル印刷における校正作業の効率化を実現
2015年に同社が導入した「DM-LINER」は、デジタル印刷機で出力されたトナー部にのみ反応するデジタル箔転写システム。トナーにのみ反応するシステムなので、どんなデザインに対しても金型を必要とせずに、箔転写が可能。この特性によりデジタル印刷機の強みである可変印刷にも対応でき、1枚1枚異なる絵柄に対し、箔転写を施すことができる。当然ながら、極小ロットの箔転写にも柔軟に対応できる。
加工プロセスとしては、まず、箔転写したい絵柄をデジタル印刷機で印刷する。次に、その出力物を「DM-LINER」に通すことで、トナーが熱で溶けて接着剤の役割を果たし、トナー部分にのみ箔が転写される。さらに、その箔転写された印刷物の上にもう一度、印刷することもできるので、様々なカラーバリエーションによるメタリック表現が可能となる。
具体的には、シルバー箔の上に黄色を印刷することでゴールド箔を演出でき、そのほかの色についても同様のメタリック表現ができるので、複数色の箔を用意しなくても多彩な色表現を実現する。さらにナンバリングやQRコードなどの可変情報にも問題なく箔転写できるので、偽造防止加工の機能も有している。
この「DM-LINER」の導入により、同社の校正作業は、劇的に改善していくこととなる。
「まずは、箔が転写される部分をインディゴ7800でスミ1色で印刷する。その印刷物をDM-LINERに通して、箔処理を施し、最後にインディゴ7800で4色を印刷する。当然ながら必要部数だけを印刷できるので予備紙なども一切発生せず、刷版コストも完全に削減する。さらに作業時間も20分程度で完了する」(宮本社長)
新着トピックス
-
コニカミノルタジャパン、AccurioDays2025で新たなフラッグシップモデルを公開
2025年6月4日 製品・テクノロジー
-
大村印刷、特殊トナーと用紙対応力で小ロット・高付加価値ニーズに対応
2025年5月8日 ケーススタディ
-
ディーエムソリューションズ、最高毎時4万5,000通を達成[KODAK PROSPER S5導入事例]
2025年3月25日 ケーススタディ
-
FFGS、新Revoria Press登場で、柔軟な「最適生産」可能に
2025年3月25日 スペシャリスト
-
ウケゼキ、小ロット厚紙・パッケージ印刷を強化[Revoria PressEC1100導入事例]
2025年3月24日 ケーススタディ
新着ニュース
SNSランキング
- 63sharesミマキ、330シリーズとエコ溶剤インクが3M MCS保証認定
- 41sharesローランドDG、UVプリンターが紙器パッケージ製作に対応
- 39sharesSCREEN、Hunkeler Innovationdaysでインクジェットと後加工機の連携披露
- 38sharesKOMORI、241名が来場した新春特別内覧会のデモ動画(Impremia IS29s」公開
- 36sharesエプソン、使いやすさと安定稼働を両立したエプソン初のDTF専用プリンター発売
- 29sharesKOMORI、インクジェット印刷機とデジタル加飾機の連携披露
- 27shares日印機工とプリデジ協、IGAS2027の日程決定-2027年8月に東京ビッグサイトで開催
- 27sharesリコー、企業内・商用印刷の幅広いニーズに対応するカラー機の新機種発売
- 26sharesミヤコシ、軟包装向け水性インクジェット「MJP ADVANCED 45X for FILM」発表
- 25shares富士フイルムBI、デジタル印刷作品のコンテスト「IPA」の作品募集開始