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セントラルプロフィックス、本機校正の負担を軽減〜オフセット同等の色再現力を評価

本紙校正用インクジェットプリンター「Proof Jet F1100AQ」第1号機を導入

2019年10月9日ケーススタディ

オフセットとの色の整合性が導入の決め手に

 Proof Jet F1100AQの評価として田畠社長は、オフセット印刷機との色の整合性を強調する。

 「Proof Jet F1100AQで出力した校正をオフセット印刷機で苦労することなく、色再現ができるか、という点を心配していた。つまり、Proof Jet F1100AQで印刷本紙に高品質な校正が出力できてもオフセット印刷機で、その色再現ができなければ、まったく意味がない。しかし、テスト検証の結果、オフセット印刷機でも問題なく色再現ができたことから導入を決断した」

 現在、同社では、Proof Jet F1100AQのポテンシャルを高めるためにテスト検証を重ねながら稼働を開始している。また、顧客への提案活動も積極的に展開していく方針だ。

 田畠社長は、Proof Jet F1100AQの色再現性を評価していることから、初校は本機校正を行い、以後は、Proof Jet F1100AQで校正出力する運用も視野に入れている。また、繁忙期における色校正出しのキャパオーバーについては、Proof Jet F1100AQを有効活用することで、相当な改善が図れると期待しているという。

生産機としての活用も検討

 同社では、オフセット印刷機以外に、大判UVインクジェットプリンターやデジタル加飾システムなどの設備を積極的に導入し、「印刷」に独自技術とアイデアを融合させた様々な製品を開発し、提供している。

 田畠社長は、Proof Jet F1100AQについて、校正機としてだけでなく、生産機としての活用も視野に入れている。

 「オフセット印刷のクオリティを有していることから、単なる校正機としてではなく、生産機としても活用していきたい。例えば、Proof Jet F1100AQで出力した印刷物に当社既設のデジタル加飾システム『Scodix』でスポットニスやデジタル箔加工を施して提供することもできる。また、これ以外にも様々な設備と融合させることで、今までにない新たなサービス提供ができると期待している」
今後は生産機としての活用も視野に入れている
 同社は来年、創業70周年の節目の年を迎える。今回のProof Jet F1100AQ導入を契機に、本機校正に加えてデジタルプルーフの機動力を活かし、顧客が求める「高品質・短納期」というニーズへの対応に磨きをかけていく方針だ。

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セントラルプロフィックス、本機校正の負担を軽減〜オフセット同等の色再現力を評価

本紙校正用インクジェットプリンター「Proof Jet F1100AQ」第1号機を導入

2019年10月9日ケーススタディ

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オフセットとの色の整合性が導入の決め手に

 Proof Jet F1100AQの評価として田畠社長は、オフセット印刷機との色の整合性を強調する。

 「Proof Jet F1100AQで出力した校正をオフセット印刷機で苦労することなく、色再現ができるか、という点を心配していた。つまり、Proof Jet F1100AQで印刷本紙に高品質な校正が出力できてもオフセット印刷機で、その色再現ができなければ、まったく意味がない。しかし、テスト検証の結果、オフセット印刷機でも問題なく色再現ができたことから導入を決断した」

 現在、同社では、Proof Jet F1100AQのポテンシャルを高めるためにテスト検証を重ねながら稼働を開始している。また、顧客への提案活動も積極的に展開していく方針だ。

 田畠社長は、Proof Jet F1100AQの色再現性を評価していることから、初校は本機校正を行い、以後は、Proof Jet F1100AQで校正出力する運用も視野に入れている。また、繁忙期における色校正出しのキャパオーバーについては、Proof Jet F1100AQを有効活用することで、相当な改善が図れると期待しているという。

生産機としての活用も検討

 同社では、オフセット印刷機以外に、大判UVインクジェットプリンターやデジタル加飾システムなどの設備を積極的に導入し、「印刷」に独自技術とアイデアを融合させた様々な製品を開発し、提供している。

 田畠社長は、Proof Jet F1100AQについて、校正機としてだけでなく、生産機としての活用も視野に入れている。

 「オフセット印刷のクオリティを有していることから、単なる校正機としてではなく、生産機としても活用していきたい。例えば、Proof Jet F1100AQで出力した印刷物に当社既設のデジタル加飾システム『Scodix』でスポットニスやデジタル箔加工を施して提供することもできる。また、これ以外にも様々な設備と融合させることで、今までにない新たなサービス提供ができると期待している」
今後は生産機としての活用も視野に入れている
 同社は来年、創業70周年の節目の年を迎える。今回のProof Jet F1100AQ導入を契機に、本機校正に加えてデジタルプルーフの機動力を活かし、顧客が求める「高品質・短納期」というニーズへの対応に磨きをかけていく方針だ。

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